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ジョン・レノンが愛したフランスパン「フランスベ-カリー」
創業者の田村寅次郎氏は、戦前に横浜の洋菓子店で修業を積んだ後、万平ホテルのベーカーチーフを務めていました。戦後、アメリカ統治下の軽井沢万平ホテルがGHQの将校・高官のためのリゾート施設として接収された際に、パン・洋菓子部門の責任者として招かれ、外国のお客様に大変喜ばれていました。その後、昭和26年に接収が解除されたのを機に、外国人の多い旧軽井沢で独立を決意し、フランスベーカリーを開業しました。現在は初代から二代目の田村弘、三代目の田村高広へと受け継がれ、創業70周年を迎えた歴史ある名店です。
この店にしかない最大の特徴は、元ビートルズのジョン・レノンが愛したフランスパンの名店として世界的に知られていることです。
ジョン・レノンは、奥様であるオノ・ヨーコの別荘に来ていた時に自転車で通っていたお店で、店内には自転車と一緒に写るジョン・レノンの写真も飾られています。
初代の精神と味を忠実に受け継ぎ、現在でも当時と同じレシピ・製法に従ってパン作りを行っているのが大きな魅力で、足し算しすぎないパン作りを追求し、粉に対し半量以上の水を用いるレシピと、湿度の多い自然風土を生かすパン作りが今も受け継がれています。
お店の一番人気は、ジョン・レノンが愛したフランスパンです。最高級の小麦粉と塩、そして地元の水にこだわってつくられており、噛めば噛むほどに旨みが広がっていくのが特徴で、キメがギュッとつまっていて、シンプルな味わいながら深い味わいを楽しめます。そのまま食べるのはもちろん、オリーブオイルをたらしたり、ジャムやディップに付けたりして食べるのもおすすめです。
フランスパン以外の名物では、塩クロワッサンが一人で100個以上買っていく人もいるほどの大人気となっています。しっとりした生地にバターと塩味が効いているこの商品は、通常のパン生地をクロワッサンとして焼き上げ、オーブンに入れる前にワンポイントとして塩をのせてサクサクに仕上げたオリジナルの逸品です。さらに、イギリスパンも好評で、創業当初と変わらないレシピで作られ、さっくりとした食感の生地は噛むほどに甘みを感じます。そして1本にりんごが2個半も使われ、カスタードクリームとのハーモニーが絶妙なアップルパイも評判の一品で、アップルパイの中身もボリュームたっぷりで多くのファンを魅了しています。また、メレンゲクッキーも人気があり、毎朝作られる80種類のパンを楽しむことができます。100円台で買える菓子パン、惣菜パンも多く、昔ながらのリーズナブルな価格も魅力の一つとなっています。
- 朝8時から約80種類のパンが並ぶ
- ジョンレノンも愛して買いにきたパン屋さん
- 創業74年
ホームページ
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢旧軽井沢618 |
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電話 | 0267-42-2155 |
児嶋一哉・アンジャッシュ・ウエンツ瑛士・松下由樹・キャイ〜ン・大友花恋・室井滋・楠木ともり
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この記事の作者・監修

Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!