2025年5月9日放送の【マツコ&有吉 かりそめ天国】Ｕ字工事がロケで紹介した、幻の脱皮伊勢海老のお店は三重県伊勢『倭庵 黒石』です。

倭庵 黒石（やまとあん くろいし）は、1966年に初代・小野匡平氏が創業した伊勢市倭町の和食処で、現在は二代目・雅文氏がその味と伝統を受け継いでいます。店名の「黒石」は、当時の電話番号「9614（くろいし）」に由来し、後に「倭庵」と冠されたのは、伊勢神宮を伊勢に建てようと決めた倭姫命の御陵が町内にあることから、伊勢の聖地としての意味を込めたものです。店舗は伊勢西インターや宇治山田駅、伊勢神宮からも近く、観光の合間に立ち寄りやすい立地にあります。

倭庵黒石の最大の特徴は、希少な「幻の脱皮伊勢海老」を提供していることです。伊勢海老は年に数回脱皮を繰り返して成長しますが、脱皮直後の個体は殻が柔らかく、頭から足先まで丸ごと食べることができます。この脱皮直後の伊勢海老は「幻の脱皮伊勢海老」と呼ばれ、通常の伊勢海老よりも数倍美味しいとされています。店内の水槽で脱皮の瞬間を目にすることができることもあり、その希少性と美味しさから、多くの来店者に感動を与えています。

一番人気のメニューは、伊勢海老定食です。この定食には、伊勢海老のお造り、バター焼き、サザエのつぼ焼き、もずく酢、天巻き、赤だし、デザートなど、全9品が含まれており、伊勢海老を様々な調理法で楽しむことができます。また、幻の脱皮伊勢海老御膳では、脱皮伊勢海老のバター焼きが提供され、その柔らかさと旨味を堪能できます。

その他の名物料理としては、海鮮石焼ビビンバがあります。このビビンバは、海老、牡蠣、ほっき貝、たこ、魚などの海の幸がたっぷりと盛り込まれ、熱々の石焼きで提供されます。また、伊勢海老の味噌鍋やあわびステーキ、ふぐの唐揚げなども人気で、季節を問わず一年中楽しむことができます 。

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