2025年5月27日放送の【ヒルナンデス】で紹介した、三重県伊勢・多気『魅力発見旅』のロケ地・お店をまとめて紹介します。

『伊勢菊一』は、明治時代に創業した老舗刃物店『伊勢菊一文字金近』を改装し、新たに生まれ変わった観光交流拠点です。三重県伊勢市の伊勢神宮外宮参道沿いに位置し、長年にわたり地元の人々や参拝客に親しまれてきました。現在は、刃物の販売だけでなく、伊勢の伝統工芸品やお土産、ギャラリーなども併設し、地域の文化を発信する場としても注目されています。

このお店の特徴は、職人の技術が光る刃物製品の数々です。包丁や鋏、爪切りなど、日常生活で使える高品質な刃物が揃っています。また、色合いが美しい「伊勢勾玉」のストラップやペンダント、外宮参拝時の空気感をイメージしたアロマ「清め香ゆにわのかほり」など、日本文化を伝承する品々も取り扱っています。

『伊勢醤油本舗』は、三重県伊勢市のおかげ横丁に本店を構える醤油専門店です。毎年伊勢神宮に醤油を奉納していることでも知られています。また、三重県多気町の商業施設「VISON」にも店舗を展開し、伊勢醤油の魅力を広く発信しています。

伊勢醤油本舗の特徴は、三重県産の大豆と小麦を使用し、地元の素材と風土を活かした「地醤油」を製造している点です。特に大豆を多く使うことで、独特のコクと旨みを引き出しています。この醤油は、たまり醤油のようなまろやかさと濃口醤油の華やかな香りを併せ持ち、素材の味を引き立てる調味料として評価されています。

店舗で人気のメニューには、伊勢焼きうどんで、伊勢醤油のたれで焼き上げられ、香ばしい香りと深い味わいが特徴です。

また、伊勢醤油ソフトクリームも提供されており、醤油の風味と甘さが絶妙に調和した一品として好評です。

その他の名物商品としては、伊勢醤油吟香仕込みがあり、これは伊勢神宮にも奉納される特別な醤油です。また、あおさ醤油やだし香る豆腐のつゆ、和風つゆなど、地元の素材を活かした多彩な調味料が揃っています。

『伊勢 ゑびす ひらき屋』は、三重県伊勢市の「おかげ横丁」にある干物専門店で、2024年3月28日にリニューアルオープンしました。店内では、地元漁師が水揚げした新鮮な魚介類を使用した干物や、季節の食材を使った浜焼きなどが楽しめます。また、伊勢神宮の神饌としても知られる「さめのたれ」など、伊勢志摩ならではの特産品も取り扱っています。

『伊勢ゑびすひらき屋』の特徴は、冷凍せずに新鮮な生魚を開いて作る干物ですこれにより、魚の旨みが凝縮され、ふっくらとした食感とジューシーな味わいが楽しめます。また、店頭では伊勢海老や車海老、牡蠣、フグなどの季節の食材を串焼きや唐揚げ、フライなどで提供しています。さらに、珍しい「ウツボの干物」や「ウツボカレー」など、地元ならではのユニークな商品も取り揃えています。

人気の料理としては、伊勢神宮の神饌としても知られる「さめのたれ」が挙げられますこれは、熊野灘近辺で獲れた新鮮なサメを手作業で処理し、天日干しした無着色の製品で、塩味とみりん味の2種類があります。また、牡蠣漁師が水揚げしたての牡蠣を提供する「生牡蠣」や「岩牡蠣」も人気で、一年中楽しむことができます。

『若松屋』は明治38年（1905年）に創業した伊勢かまぼこの老舗で、三重県伊勢市河崎町に本店を構えています。河崎町はかつて「伊勢の台所」と呼ばれ、伊勢志摩で獲れた新鮮な魚が船で運ばれ賑わっていた地域です。初代・美濃松蔵がこの地の利を生かしてかまぼこ屋を創業し、以来100年以上にわたり、合成保存料を使用せず、上質な魚を新鮮なうちにすり身にして、魚本来の旨味を大切にする伝統の製法を受け継いでいます。

若松屋の名物は、九種類の健康食材を使用した具沢山の伊勢ひりょうずです。「ひりょうず」とは関東でいう「がんもどき」のことで、チーズ棒に続くリピート商品として人気を博しています。素材は何十種類もの野菜や魚などから選び抜かれ、製造日の早朝から仕込むため、鮮度も抜群です。

この伊勢ひりょうず以外にも、若松屋ではさまざまな練り物が人気を集めています。例えば、チーズ棒は、魚のすり身にチーズを加えた一品で、子供から大人まで幅広い層に支持されています。また、さつま天や紅生姜天、ととかまなども取り揃えており、それぞれに異なる風味と食感が楽しめます。

さらに、若松屋では月替りのかまぼこも提供しており、季節ごとの味わいを楽しむことができます。例えば、二月には甘い黒豆と蒲鉾の程よい塩味が絶妙な黒豆蒲鉾が登場します。また、店頭では揚げたてのさつまあげなども楽しむことができ、香ばしい香りが食欲をそそります。

『いもんね 伊勢内宮前本店』は、2023年7月に三重県伊勢市の伊勢神宮内宮近くのおはらい町にオープンした、ジェラートと芋菓子の専門店です。

このお店は、志摩市阿児町で40年以上にわたり「きんこ芋」や「ぎんこ芋」といった干し芋を製造・販売している「きんこ芋工房上田商店」の姉妹店として誕生しました。店名の「いもんね」は、「芋」と出身地・安乗（あのり）の方言で女性やお姉さんにつける愛称「んね」を組み合わせた造語で、「おいしい芋スイーツを作る女性」という意味が込められています。

『いもんね』の最大の特徴は、日本初の「ジェラ餅®」というスイーツです。この「ジェラ餅®」は、約12種類の自家製ジェラートから好みのフレーバーを選び、注文後にその場で求肥（ぎゅうひ）で包んで提供される新感覚のスイーツです。

本場イタリア・カルピジャーニ社のジェラート製造マシンを使用し、1階の製造工場兼販売スペースで実演される様子を間近で見ることができます。

他にも、人気のメニューのほし芋プレミアムは、干し芋がゴロゴロと入った濃厚なジェラートで、芋の自然な甘みとねっとりとした食感が特徴です。また、伊勢抹茶のジェラートは、濃厚な味わいと香りが楽しめ、甘みとほろ苦さのバランスが絶妙です。

その他にも、マイヤー檸檬や苺などのフルーツ系ジェラートがあり、爽やかな酸味と甘みが楽しめます。また、トッピングとして干し芋や干し芋サブレを追加することもでき、見た目も可愛らしく、インスタ映えするスイーツとしても人気です。

店内は、1階が製造工場兼販売スペース、2階がイートインスペース（25席）となっており、季節に合わせて温度調整がされているため、快適に過ごすことができます。

『まごの店』は、2002年10月に三重県多気郡多気町の五桂池ふるさと村内にオープンした、高校生が運営するレストランです。三重県立相可高等学校の食物調理科の生徒たちが、調理や接客、経理までを担当し、実践的な学習の場として注目を集めています。この取り組みは、地元の農産物直売施設「おばあちゃんの店」の食材を活用し、地域と学校が連携して実現しました。

南原清隆・いとうあさこ・佐藤栞里・八乙女光・有岡大貴・長田庄平・松尾駿・チョコレートプラネット・大久保佳代子・薮宏太