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ハニートースト 宝町駅「銀座に志かわ 銀座本店」
開店直後から店の前には行列ができ、道路の反対側まで列が伸びる日もありました。売り場の奥の工房で毎日焼き上げる焼きたてを求めて人が集まり、1日に約600本を焼いても早い日には15時ごろに売り切れたと評判になりました。
その後の広がりも急で、2019年1月には関西へ初進出し、開店から1年5か月ほどで全国50店舗に。どこの工房でも、誰が焼いても同じようにおいしい食パンを目指す姿勢が支えています。同じ2019年には、伊勢神宮内宮の神楽殿にも奉納されました。2025年3月には築地に新業態のカフェ「GINZA NISHIKAWA COFFEE ROASTERY」も誕生し、食パンを使ったハニースティックと自家焙煎のコーヒーが楽しめます。
名物は、なんといっても水へのこだわりです。そばや日本酒、豆腐づくりに水が欠かせないように、水もひとつの食材と考え、独自にpH値を高めたアルカリイオン水を仕込み水に使っています。
パン業界では、コシを出すために弱酸性のやや硬水を使うのが一般的です。そこへ正反対のアルカリイオン水を合わせると生地がだれてしまうため、こね方から徹底的に見直す必要がありました。パン職人歴50年という製造責任者も、開発当初は「ありえない」と感じたそうです。
試作を重ねて完成させたいまも、その日の気温や湿度に合わせて水の硬度やpH値を調整しています。紙袋に水のしずくがデザインされているのも、水への思いの表れです。
番組で紹介したハニートースト。
築地のカフェでは、この人気メニューを食べやすいスティック状にしたハニースティックとして、オープン時から味わえます。パン生地にバターとはちみつをたっぷりまとわせた一品で、塩気のきいたバターのコクと濃厚なはちみつの甘みが口いっぱいに広がります。
甘さは控えめなので、4本入りでもぺろりと食べきれてしまうほど。しっとりやわらかな中身と、香ばしい耳との食感の違いも楽しいところです。合わせたいのは、ハロゲンランプの赤い光で抽出する光サイフォンのコーヒー。ネルフィルターで淹れるため口当たりがまろやかで、抽出の様子を眺める時間も心なごみます。
水にこだわる高級食パンは、カナダ産の小麦粉にバター、生クリーム、練乳、はちみつを合わせた生地は、ほんのり甘く、耳までやわらかなのが特徴です。手で割くと気泡を含んだきめ細かな断面が現れ、口に入れると淡雪のようにすっと溶けます。焼き上がりは1時間ほど休ませないと腰折れしてしまうほどやわらかく、持つとふるふると揺れるのも愛らしい姿です。
おすすめは、買った当日に何もつけずにそのまま味わうこと。2日目以降は水分がほどよく抜けて旨みが凝縮され、また違った表情を見せてくれます。きんぴらごぼうや奈良漬けなどの和惣菜とも相性がよく、ワインや日本酒のお供にもなる「夜の食パン」として楽しむ人も多いようです。
もうひとつの人気は水にこだわる高級あん食パン。
生地には希少な朱鞠小豆の粒あんがたっぷり練り込まれ、工房で一本ずつ焼き上げられます。あんこ好きにはたまらない一品で、ご年配の方への手土産にも喜ばれています。
塩バター食パンは、手のひらサイズのミニ食パンです。口溶けのよい生地に、角のないまろやかな瀬戸内の藻塩とバターの風味が加わり、塩パンが好きな方にはうれしい味わいです。食べ切りやすい大きさで、ちょっとした贈り物にも向いています。
季節ごとの楽しみなら月初め食パン。毎月1日から10日ごろまでの限定販売で、2022年5月にスタートしました。定番の生地に旬の素材を巻き込んでいて、初夏には愛媛県産の甘夏を使った「完熟甘夏あん」、5月には「伊勢かぶせ茶あん」が登場するなど、渦巻き模様の断面も目を引きます。
| 住所 | 東京都中央区銀座1-27-12 キャビネットビル 1F |
|---|---|
| 電話 | 03-6263-2400 |
[記事公開日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
