山本浩司・高城れにがゲスト。
この記事の目次
須賀川駅「井桁屋 大黒亭」
初代の高久田甚吉が店を立ち上げた明治初期、須賀川は商工業の町として発展を始めていました。清らかな水に恵まれ、坂道を抜ける風が吹く土地は、自然の風を生かす素麺作りに向いていたといいます。その風土を味方につけて磨かれた製麺技術が、世代を超えて受け継がれてきました。
食堂では、製造所で作られた麺をゆでたてで味わえるのが魅力です。食事に使われている乾麺は売店でも扱われており、店で気に入った麺をお土産に選び、自宅でも楽しめます。老舗の味を食堂、売店、家庭へとつなぐ、製麺所ならではの店づくりです。

井桁屋本舗の乾麺は、良質な小麦粉や副原料を選び、昔ながらの製法を大切にしながら作られています。乾麺ながら伸びにくく、しっかりとしたコシが残るため、冷たい麺にも温かい汁物にも合わせやすいのが特徴。そば、うどん、平打ち麺など種類も豊富で、原料や太さの違いから好みの一品を探せます。
なかでも、この店だけで製造販売されているのが須賀川名物のかっぱ麺です。きゅうりの産地として知られる須賀川らしさを麺に映し、地域の味として育ててきました。薄緑色の涼やかな見た目にも、夏の城下町を思わせる爽やかさがあります。

人気の商品はかっぱ麺。
きゅうりを使った麺に夏野菜を添え、香ばしいごまだれで味わう季節限定の名物です。麺からはきゅうりの青々とした香りがほのかに広がり、つるりと軽やかな喉越し。途中で大葉入りの辛味噌を加えると、ごまのまろやかさに辛みと香味が重なり、引き締まった後味へ変化します。
鮮やかな麺と野菜を一緒に頬張れば、サラダのような軽快さがありながら、麺料理らしいコシも楽しめます。例年、春から秋頃に登場するため、須賀川の暖かな季節を彩る一杯として親しまれてきました。
もうひとつの人気は手打ち長沼十割わりこそば膳。
長沼の名を冠した十割そばを、小ぶりの器に分けたわりこ仕立てで楽しむ、土日限定・数量限定のメニューです。つなぎを使わない十割そばならではの素朴な香りと、手打ちならではの歯触りをじっくり味わえる、そば好きにうれしい一膳です。
名物の乾麺は奥想麺。
小麦粉と塩を基本に作られる中太麺で、全国規模の博覧会で受賞した実績を持つ、井桁屋本舗を代表する銘柄です。ほどよい太さがつゆを受け止め、噛むほどに小麦の風味が感じられるため、冷やしても温めても存在感のある味わいに仕上がります。
親子で楽しみたい一品はひもかわ。
幅のある平打ち麺は口当たりがやわらかく、つるりとなめらかな食感です。食べやすさがありながら、平たい麺ならではの満足感もあり、子ども連れの食卓や家庭用の麺としても親しまれています。
- ご当地名物のかっぱ麺
- お蕎麦屋さんで“きゅうりラーメン”や“かっぱ麺”
- 創業明治10年
- 名産のキュウリの搾り汁
| 住所 | 福島県須賀川市八幡町24-17 |
|---|---|
| 電話 | 0248-75-3622 |
[記事公開日]
[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







