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お一人様すき焼き 片瀬江ノ島駅「すき焼き ちかよ」
創業者の藤原佑太さんが、三重県松坂市の老舗すき焼き店で衝撃を受けた体験をきっかけに、母親の「ちかよ」さんが作ってくれた実家の味を再現するために開業したお店です。お店の名前は母親の名前が由来となっており、小さい頃偏食で野菜をあまり食べず、実家ですき焼きを囲むときも肉だけを食べていた経験から着想を得て、まさに「野菜ナシの肉だけすき焼き」という革新的なコンセプトを生み出しました。藤原さんは元々、大阪大学を中退しアメリカの大学に入学した後、企業でバンコク支社に勤務した経歴があり、その際にすき焼き屋という市場の可能性を感じたそうです。
お店では、具材は肉のみで、野菜や豆腐は使用していないという点です。一般的なすき焼きの概念を覆す「肉だけのすき焼き」を提供しており、割り下を使わず砂糖と醤油だけで仕上げる「焼きすき」という関西風の調理法を採用しています。
囲炉裏の鉄鍋で目の前で店員さんが焼き上げて熱々を提供してくれるスタイルで、肉の上にダイレクトに砂糖をふり、醤油を適量回し入れて、ほどよい加減に火が通るよう仕上げて調理されます。店内はU字形になっているカウンターで構成されており、一人でも気軽に楽しめる空間となっています。
人気の料理はすき焼きセットです。東京食肉市場で買い付けた特選黒毛和牛リブロースを使用し、黒毛和牛約100gのリブロース(日によってはロース肉)が提供されます。セリで落とした旬の和牛を仕入れるので毎日銘柄が異なるのも魅力の一つで、本日はいわて牛を使用しているや山口県産の阿知須牛など、その日によって様々な和牛を味わうことができます。砂糖と醤油、最高級の牛肉だけでこんなに美味しいのと驚くほどシンプルながら深い味わいが楽しめ、焼き終わったら溶いた卵へ入れてくれることで、より一層まろやかな味わいになります。
また、追い肉のオーダーもできるため、より多くの和牛を堪能することが可能です。
タカアンドトシ・温水洋一
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この記事の作者・監修

Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!