2025年3月3日放送の【プロフェッショナルランキング キングオブ町中華】で紹介した、手塚治虫先生が考案した上海焼きそばのお店は『一番飯店』です。

一番飯店は、1952年に創業した老舗の中華料理店で、現在は東京都新宿区高田馬場にあります。創業当初は白金台に店を構え、その後浅草を経て、1954年に高田馬場で「一番」としてオープンしました。1961年に現在の場所に移転し、1967年にはビルが完成し、店名を「一番飯店」に改めました。

このお店の特筆すべき特徴は、漫画家の手塚治虫先生との深い関わりです。手塚先生は多忙な執筆活動の合間に、一番飯店から出前をよく頼んでいました。特に、海鮮やキノコがたっぷり入ったボリューム満点の特製上海焼きそばは、手塚先生のリクエストに応じて考案されたメニューで、現在でも看板料理として提供されています。

一番人気の料理は、やはり特製上海焼きそばです。エビ、アサリ、イカ、鶏肉、チンゲン菜、椎茸、キクラゲ、袋たけ（ストローマッシュルーム）など、多彩な具材が入った熱々のあんかけ焼きそばで、その贅沢な味わいが評判です。

その他の名物料理としては、ヘルシータンメンがあります。367キロカロリーと低カロリーながら、鰹出汁の深い味わいと野菜たっぷりの具材で満足感のある一品です。また、トマトタンメンは、トマトと野菜がたっぷり入ったまろやかで濃厚なスープが特徴で、リピーターが多い人気メニューです。さらに、ニラ肉丼は、たっぷりのニラともやしと豚肉を炒めたスタミナ満点の丼で、常連客に愛されています。

坂上忍・中島健人・ハライチ・岩井勇気・澤部佑