2025年5月29日放送の【かまいまち】東京駅『大入』行列グルメグランプリで、紹介した『東京駅 ヤエチカ＆東京駅一番街』の、ロケ地・お店をまとめて紹介します。

『香川 さぬき麺業 東京駅一番街店』は、1926年創業の老舗うどん店「香川屋」から続く、3代90年の歴史を誇る名店です。2018年10月、東京駅八重洲地下の「にっぽん、グルメ街道」に初出店し、香川県の本場の味を東京で楽しめる貴重な店舗として注目を集めています。

このお店の最大の特徴は、伝統的な手打ち製法にあります。その日の気温や湿度に応じて生地の配合や練り具合を調整し、人の力で踏み延ばすことで、機械では出せない「こし」や「粘り」を生み出しています。また、地産食材を積極的に使用しており、香川県小豆島産のオリーブを飼料に育てた「オリーブ地鶏」を使った天ぷらや、瀬戸内海で育った「地えび」を贅沢に使ったかき揚げなど、地域の味を大切にしています。

看板メニューの一つであるまんでがんぶっかけは、讃岐弁で「全部のせ」を意味し、海老天・肉・鶏天・温玉・とろろが一皿に盛られた贅沢な一品です。すだちを絞っていただくと、爽やかな香りが広がり、もちもちとした麺との相性も抜群です。

その他にも、とろろぶっかけは、粘り気のあるとろろが麺に絡み、さっぱりとした味わいが特徴です。カレーうどんは、スパイシーなカレーともちもちの麺が絶妙にマッチし、寒い季節にぴったりの一品です。天丼セットは、サクサクの天ぷらとふっくらとしたご飯が楽しめるボリューム満点のセットメニューです。

『やえす初藤』は、1948年に新橋で「呑み安」として創業し、1969年に八重洲地下街（ヤエチカ）の開業とともに現在の場所へ移転しました。以来、東京駅直結の利便性と、朝から夜まで幅広い時間帯で利用できることから、出張中のビジネスマンや旅行者にとって頼れる存在となっています。

このお店の最大の特徴は、朝7時から営業している点です。朝食メニューは7種類あり、玉子焼き定食や目玉焼き定食、肉豆腐定食など、どれも家庭的でほっとする味わいが魅力です。特に玉子焼き定食は、ふっくらと焼き上げられた玉子焼きに、ご飯、味噌汁、海苔、漬物、小鉢が付いており、シンプルながらも満足感のある内容となっています。

ランチやディナータイムには、豊洲市場から仕入れた新鮮な魚介類を使った刺身五点盛りや、芝浦直送の牛小腸と豚モツを独自のブレンドで仕上げたもつ煮込みが人気です。もつ煮込みは、味噌味でじっくり煮込まれており、車麩が入っているのが特徴です。また、パリパリ食感がクセになるごぼうチップスも、酒の肴として多くの人に親しまれています。

その他にも、地鶏のタタキや鰻とニラの玉子とじ、厚切りベーコン焼きなど、多彩なメニューが揃っています。地鶏のタタキは、大山地鶏の旨味を閉じ込めた一品で、鰻とニラの玉子とじは、鰻とニラの相乗効果が楽しめる料理です。また、約20品目の野菜が入った初藤サラダは、ヘルシー志向の方にもおすすめです。

『東京コトブキ 東京駅店』は、東京駅八重洲北口から徒歩1分の「東京駅一番街グルメゾン」2階にある和食居酒屋です。

ランチタイムに提供される人気の鯛めしどろぼう膳は、鯛めしが食べ放題で、鯛の旨味がしっかりと染み込んだ鯛めしは、出汁とろろをかけたり、出汁茶漬けにしたりと、さまざまな食べ方で楽しめます。また、店名の「コトブキ」は「めでたい」に由来し、鯛めし食べ放題には「お客様に幸福を届けたい」という思いが込められています。

ディナータイムの人気メニューは、本まぐろ入り海鮮盛りです。新鮮な本まぐろを中心に、旬の魚介が盛り付けられたこの一品は、見た目にも華やかで、味わい深い逸品です。また、江戸味噌牛すじ煮込みも人気で、濃厚な江戸味噌の風味が牛すじに染み込み、深い味わいが楽しめます。

その他の名物料理としては、アテ巻きがあります。これは、お酒に合うように味付けされた巻き寿司で、醤油をつけずにそのままいただくスタイルです。種類も豊富で、塩スジコや真鯛酒盗和え、うな玉山椒など、どれもお酒との相性が抜群です。また、東京焼きそばは、東京老舗のトキハソースを使用し、懐かしさと新しさが融合した味わいが楽しめます。さらに、深川出汁餃子や鉄板焼餃子など、東京の食文化を感じられるメニューも揃っています。

運営は株式会社ダイナックで、全国各地から厳選した地酒と、漁港直送の鮮魚を提供しています。店内はカウンター席から個室まで多彩な席が用意されており、ビジネスランチから宴会まで幅広いシーンで利用できます。営業時間は11:00から23:00まで（日祝は22:00まで）で、年中無休です。

『六厘舎 東京駅店』は、東京都千代田区丸の内の東京駅一番街B1F、東京ラーメンストリート内にある、つけ麺の名店です。2005年に創業し、つけ麺ブームの火付け役として知られています。東京駅店は、2009年に本店以外で初めて出店し、以来、多くの人々に愛されています。

六厘舎の最大の特徴は、超濃厚なスープと極太麺の組み合わせです。大量の食材を長時間煮込んで作られるスープは、魚介と豚骨の旨味が凝縮されており、濃厚ながらも最後の一滴まで飲み干せる味わいです。麺は、浅草開化楼製の極太麺で、コシが強く、スープとの相性も抜群です。

一番人気のメニューは、特製つけめんです。通常のつけめんに、特製豚ほぐしと味玉がトッピングされており、ボリューム満点の一杯です。また、朝限定で提供されるやわらかめんは、和風だしの効いたスープに、うどんのような柔らかい極太麺を合わせた新感覚のラーメンで、朝食にもぴったりです。

その他の人気メニューには、生七味つけめんや味玉中華そばなどがあります。生七味つけめんは、十数種類の素材を使用した生七味を麺に絡めて食べるスタイルで、辛さよりも香りや風味を重視した一品です。味玉中華そばは、豚骨醤油ベースのスープに中太麺を合わせた、つけ麺とはまた違った味わいが楽しめます。

『pasta&cafe CHAYA』は、東京駅八重洲地下街にある生パスタ専門店で、約四半世紀にわたり多くのビジネスパーソンや観光客に親しまれています。店内はカウンター席のみの20席とコンパクトながら、毎日工場から直送される新鮮な生パスタと手作りソースを使用し、注文から約3分で提供されるスピーディーなサービスが特徴です。

CHAYAの最大の魅力は、もちもちとした食感の生パスタです。この生パスタは、製麺所から毎日直送され、店内で茹で上げられます。また、ソースはすべて店内で手作りされており、旬の食材と組み合わせることで、豊かな風味を生み出しています。例えば、オリーブオイルのあさりとイカは、あさりとイカの旨味がオリーブオイルと絶妙にマッチし、コクがありながらもくどくない味わいが特徴です。

人気メニューの一つである明太子とイカの和風ソースパスタは、明太子のピリッとした辛さとイカの食感が絶妙に絡み合い、和風出汁の風味が全体をまとめています。また、ミートソースは、挽肉の旨味がしっかりと感じられ、サラリとしていながらも奥深い味わいが楽しめます。

その他にも、ナスとベーコンのトマトソースやイカとトマトとほうれん草のペペロンチーノなど、バリエーション豊かなメニューが揃っています。これらのメニューは、トマトの酸味やベーコンの旨味、ほうれん草の風味が生パスタと絡み合い、食べ応えのある一皿に仕上がっています。

『みはし 東京駅一番街店』は、1948年（昭和23年）に上野公園前で創業した老舗甘味処「みはし」の支店で、東京駅八重洲地下中央口改札から徒歩1分の東京駅一番街地下1階にあります。戦後の混乱期に、砂糖や小豆の入手が困難な中でも、あんみつやお汁粉を提供し、多くの人々に喜ばれた歴史があります。

この店舗の特徴は、素材へのこだわりと手作りの美味しさです。寒天は伊豆諸島や静岡県の海岸で採れた天草から作られ、歯ごたえが良く、海藻の臭みがありません。餡は北海道十勝地方の小豆を使用し、なめらかな舌触りが特徴です。蜜は黒蜜と白蜜の中間で、甘さがありながらもさっぱりとしています。

人気メニューの一つは白玉クリームあんみつで、基本のあんみつに白玉とソフトクリームを追加したものです。寒天の歯ごたえ、餡のなめらかさ、蜜の甘さ、白玉のもちもち感、ソフトクリームの冷たさが絶妙に調和しています。

その他にも、フルーツクリームあんみつは季節のフルーツがたっぷりと乗っており、見た目にも華やかで、爽やかな味わいが楽しめます。抹茶あんみつは抹茶の風味が香る寒天と餡が特徴で、和の味わいを堪能できます。くずもちやところてんなどの和スイーツもあり、どれも素材の味を生かした優しい甘さが魅力です。

店内は和の雰囲気で、44席が用意されています。お茶のサービスもあり、スタッフがこまめにお茶を注ぎに来てくれるなど、丁寧な接客が評判です。また、テイクアウトも可能で、お土産としても喜ばれています。

『エリックサウス 八重洲店』は、2011年に東京駅八重洲地下街で創業した南インド料理専門店で、南インド料理ブームの火付け役とも言われています。創業者のイナダシュンスケ氏は、京大卒業後に脱サラし、南インド料理の魅力を日本に広めることを目指しました。現在では全国に11店舗を展開し、東京駅の八重洲店はその原点として、多くのファンに親しまれています。

このお店の特徴は、南インドの伝統的な定食「ミールス」を中心に、現地の味を忠実に再現したメニューを提供している点です。ミールスは、複数のカレーや副菜、ライスを一皿に盛り合わせたもので、スパイスの香りと味わいを一度に楽しめます。また、南インド料理の特徴である、油脂を控えめにしたヘルシーな調理法も魅力の一つです。

一番人気の料理は、エリックミールスです。これは、選べるカレー2種に加え、本日の豆カレー、サンバル、ラッサム、ターメリックライス、バスマティライス、パパド、ヨーグルト、ワダ、ウプマがセットになった豪華なプレートで、サンバルやラッサム、ライスのおかわりが無料という太っ腹なサービスも嬉しいポイントです。

その他の名物料理としては、チキンビリヤニプレートが挙げられます。インドのスパイシーな炊き込みご飯であるビリヤニに、生野菜やライタ（ヨーグルトソース）、専用のカレーソースが添えられ、香り高いバスマティライスとスパイスの絶妙なハーモニーを楽しめます。また、菜食ミールスは、野菜カレーや本日の豆カレー、本日の菜食料理などがセットになっており、ベジタリアンの方にもおすすめです。

店内はカウンター席が中心で、テーブル席も2卓用意されています。ランチタイムはクイックに、ディナータイムはおつまみとお酒でスパイスバル的に、様々なスタイルで利用できるのも魅力です。

『おでん屋たけし 八重洲地下街店』は、2022年4月に東京駅直結の八重洲地下街（ヤエチカ）にオープンした、創作おでんと新鮮な海鮮料理が楽しめるお店です。運営は、たこ焼きで有名な「築地銀だこ」を展開する株式会社ホットランドのグループ会社である株式会社オールウェイズが手がけています。店舗はカウンター8席とテーブル14席の全22席で、気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。東京駅八重洲地下街の外堀地下2番通り、サウススポット（北）方面に位置し、アクセスも抜群です。

『おでん屋たけし』の最大の特徴は、2種類の出汁を使い分けた約30種類のおでんです。一つは、トビウオから取った上品な甘みのある「あごだし」で、もう一つは、濃厚でコクのある「鶏だし」です。この2種類の出汁を使い分けることで、食材の旨味を最大限に引き出しています。また、たこ焼きで使用されるタコの部位を活用した「青竹蛸つみれ」は、SDGsの観点からも注目される一品です。

人気メニューの一つである江戸巾着は、あごだしで煮込んだ油揚げの中に、さいの目に切ったマグロとネギがたっぷり詰められた一品です。じゅわっと甘い出汁が染み込み、滋味深い味わいが楽しめます。また、骨付き鶏は、鶏だしでじっくり煮込まれ、ホロリと骨から外れる柔らかさが特徴です。

その他にも、大根、たけのこ、牛すじなどの定番おでん種が揃っています。特に大根は、3日かけて仕込まれ、出汁がしっかりと染み込んだ一品です。また、ロールキャベツやじゃがバターなど、創作おでんも楽しめます。さらに、おばあちゃんのむかしの麩と名付けられた車麩のおでんは、懐かしい食感と出汁の旨味が味わえる一品です。

かまいたち・山内健司・濱家隆一・上垣皓太朗・井上咲楽・井森美幸・平子祐希