2025年9月24日放送の【news every 】県民熱愛グルメ！ご当地㊙焼きそばで紹介した、長野のご当地焼きそば・五目あんかけ焼きそばのお店は、北松本駅『驪山（レイザン）』です。

『驪山』は、作家・池波正太郎も愛した松本の名店「竹乃家」の創始者を祖父に持つオーナー夫妻が営む広東料理店で、長野県松本市桐にあります。2代目店主の石田真佐紀さんが切り盛りしています。

竹乃家は大正末期に中国から帰化した石田華さんが開店した歴史ある中華料理店でしたが、1998年に惜しまれつつも閉店となりました。
その後、竹乃家の創業者の血統を受け継ぐ石田佳代子さんと石田治さんご夫妻によって、2004年頃にこの驪山が開業されました。

松本駅から車で20分ほどの松本深志高校と信州大学医学部との中間にお店があり、信州大学付属病院の近くのコマツプラザ内で営業を続けています。

驪山の最大の特徴は、池波正太郎が絶賛した竹乃家の味を現代に受け継いでいることです。池波正太郎は著書『むかしの味』の中で、上高地の帰りに松本の竹乃家で食べたチャーシューの美味しさについて「自家の竈で焼いた叉焼だった」と記しており、その印象的な味わいを絶賛していました。

驪山では、そんな伝統のチャーシューをはじめ、竹乃家から受け継いだレシピを大切に守りながら、独創的で深みのある広東料理を提供しています。

人気は、100年前から続く伝統の五目焼きそばです。
製麺所に注文するオリジナルの細打ち麺を、低温で約20分間、多めの油をまわしかけるように焼くことで、独特のクリスピーな食感を生み出しています。
特製の細切り麺をパリッと香ばしく焼きあげて多彩な具のあんかけをのせた一品で、あんはさっぱりとした塩味で仕上げられ、店自慢のチャーシューがアクセントとなっています。

また、酢豚は広東風の上品な仕上がりで、素材の味を生かした酸っぱくて美味しい一品として地元で愛され続けています。

甘酢餡で食べる肉団子も人気メニューのひとつで、パリパリの五目焼きそばと並んで必ず注文したくなる名物料理です。

その他にも、皮が極限まで薄く中身は肉の餡がぎっしり詰まった焼売、香ばしいチャーハン、風味豊かな餃子、極細麺の拉麺などのメニューが評判です。

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