この記事の目次
サンフランシスコ
Greens Restaurant(グリーンズレストラン)
場所はサンフランシスコのフォート・メイソン・センターにある、かつて機械工場として使われていた建物を改装した空間で、海を望む開放的なロケーションが訪れる人々を魅了し続けています。
創業以来、このお店は「ベジタリアンフードを、健康志向の店から本格的な料理の領域へと引き上げた」とニューヨーク・タイムズ紙でも評されるほど、食文化に大きな影響を与えてきました。
このお店にしかない最大の特徴は、設立母体である禅センターがマリブ郡に持つ有機農場「Green Gulch Farm」と緊密に連携しているところです。
禅の教えに基づく「持続可能性」への深い思いから、レストランで使われる新鮮な野菜やハーブの多くは、この農場から年間を通して届けられています。
そのため、メニューは農場で採れる旬の食材によって頻繁に表情を変え、いつ訪れても季節の恵みをたっぷりと感じられるお料理に出合えます。
また、創業シェフのデボラ・マディソンをはじめ、代々女性の料理人がリードシェフを務めてきた歴史も、この店が大切にしてきた温かみのある繊細な感性を物語っています。店内には、ゴールデンゲートブリッジを眺めることができる大きな窓があり、カジュアルでありながらもエレガントな空間で、ゆったりとした食事の時間を楽しむことができるのも魅力です。
Greens Restaurantは、肉を使わない食事が物足りないと感じる人の疑問を吹き飛ばす、数少ない高級ダイニングレストランとして知られています。
その料理は、ヨーロッパからアジア、アフリカといった世界中の食文化からインスピレーションを受けており、単なるベジタリアン料理にとどまらない、新鮮でクリエイティブなものばかりです。
訪れた方々から特に人気を集めているのは、創業当初から提供されているシグネチャーメニューのGreens “Famous” Black Bean Chiliです。これは、豆やトマト、スパイスをふんだんに使い、心も体も温まるようにと作られた、長年のファンを持つ一品です。
さらに、お店自慢の自家製パンも、ぜひ味わっていただきたい名物のひとつです。Seeded Sourdoughをはじめとするパンは、素朴ながらも複雑な味わいで、培養バターと一緒に提供されるとつい食べ過ぎてしまうほどの美味しさです。
また、季節ごとに内容が変わるSeasonal Pizzaも大きな魅力です。自家製のコーンミールクラストに、農場から届く旬の野菜やチーズ、ハーブを惜しみなく使い、素材本来の風味を最大限に活かしたピザは、この店を代表するメニューの一つと言えるでしょう。
そのほか、レンズ豆とココナッツの風味が豊かなCoral Lentil Dalや、季節のフレッシュな食材を用いた色鮮やかなYuba Noodle Saladなど、身体の内側から元気になれるような、工夫を凝らした料理が豊富にそろっています。
| 住所 | アメリカBuilding A, 2 Marina Blvd, San Francisco |
|---|---|
| 電話 | (+1) 4157716222 |
バーニー滝
この滝が世界的に注目される理由は、その神秘的な水源にあります。一般的な滝が川の表面水によって形成されているのに対し、バーニー滝の水は、およそ100万年以上前にこの地を覆った多孔質の火山岩層に蓄えられた雨水や雪解け水が、地下から岩の隙間を伝って湧き出しているのです。そのため、乾いた夏の間でも水量が途切れることがなく、毎日1億ガロン(約3億7900万リットル)もの水が勢いよく流れ落ちる様子を見られます。高さ39メートル(129フィート)の崖の上からの本流と、苔むした岩肌全体から無数の白いカスケード(滝)が湧き出ている光景は、まるで壁一面が水のベールに包まれたような幻想的な美しさで、訪れる人々を魅了し続けています。
公園を訪れるほとんどの人が楽しむのが、滝の全景を満喫できる散策コースです。中でも、滝の上にある展望台から滝壺の底へと下りて、再び上に戻ってくる全長約1.2マイル(約2km)のフォールズ・ループ・トレイルは特におすすめです。舗装された道や階段が整備されているため、小さなお子さんやご年配の方も、無理なく滝の音とミストを全身で感じられます。また、滝の上と下を流れるバーニー川は、キャッチ・アンド・リリース方式のフライフィッシングの穴場としても有名です。滝の水温は年間を通して6℃より高くなることはめったになく、触れると手の感覚がなくなるほどの冷たさですが、熱心な釣り人たちは、この清らかな水が育む自然の恵みに感謝しながら釣り糸を垂らしています。
そして、この大自然の中で活動をたっぷり楽しんだ後には、公園内のキャンプ場やビジターセンターのそばにあるジェネラルストア(売店)に立ち寄ってみてください。トレイルや水遊びで火照った体を冷やしてくれるアイスクリームは、訪れる人たちに人気の軽食です。冷たい山々の水が流れ込むブリトン湖でのカヌーや水泳も、夏の暑さを忘れるのにぴったりです。また、この公園は長距離自然歩道であるパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)の一部にもなっており、ハイキングやキャンプを通して、カリフォルニアの豊かな森や湖といった周辺の自然環境と深く触れ合える点も大きな魅力となっています。この特別な場所で、心と体をリフレッシュする旅を体験してみませんか。
- 約39mの高さから毎日約3億8000万リットルの水が流れる
| 住所 | アメリカ合衆国 〒96013 カリフォルニア州 バーニー滝 |
|---|
シャスタシティ
シャスタ山
シャスタ山の側火山として知られるシャスティーナは、主峰の西側に大きく盛り上がる円錐で、標高12,330フィートに達します。火山地形の多様性は周辺にも及び、西方にはデイサイトの溶岩ドーム群「ブラックビュート」が重なります。長い噴火史は更新世から完新世にまたがり、地質学的には複合成層火山の典型例に数えられます。火山監視上の評価は「脅威度が非常に高い」区分に入り、観測体制が整えられています。こうした火山地質の事実は、山体の輪郭や雪線の配置、尾根と谷の切れ込みにも反映します。溶岩や火砕物の積み重なりが、南北で異なる斜面の角度と表土の性質を生みます。
登山の文脈では、南面のアバランチガルチが非技術ルートの代表として知られます。雪が締まり、天候が安定しやすいのは例年5月中旬から7月中旬の時期で、この期間は積雪の連続性が確保され、歩行と滑落停止の判断がとりやすくなります。積雪が薄くなる季節は、下部で砂礫や崩れやすい斜面が現れ、落石リスクも高まります。いずれの時期も高標高の寒気と風の影響は大きく、気象の急変に備える必要があります。アバランチガルチ以外にも斜面ごとに季節適性が分かれ、雪の付き方や表面の硬さがルート選択を左右します。山頂域は氷雪の造形が強く、早朝の冷え込みが行動計画を決定づけます。
国有林の広がりは約220万エーカーにおよび、標高は千数百フィートからシャスタ山頂の14,163フィートまで大きなレンジを持ちます。多様な標高帯が河川と湖沼を育み、火山の稜線から裾野にかけて生態環境のグラデーションが続きます。最新の測地手法でも山頂高の指標は14,163フィートと整理され、地形情報の精度が高まりました。観光拠点の整備や地域の受け皿は山麓の町々に位置し、広域のトレイルや野外活動の基盤が国有林の案内体系に束ねられています。火山学の知見とフィールドの管理情報が重なり、登山や観察の実務に生かされます。四季を通じて、山の表情は積雪量と風向に規定され、視界と路面の変化が行動の質を決めます。
- シャスタ山の雪解け水はクリスタルガイザーの源泉として知られる
| 住所 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 シャスタ山 |
|---|
今田耕司・堀田真由
[記事公開日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







