2025年10月19日放送の【なりゆき街道旅】ハナコと、中山忍さん・松本明子さんがゲストで紹介した情報。

箱根の自然に囲まれた仙石原にたたずむ勝馬亭は、鴨やうずらといった野鳥料理を味わえる食事処です。
標高700メートルほどの高原地帯に広がる仙石原は、ススキの草原や湿原が美しく残る箱根でも特に自然が豊かなエリアで、大正から昭和にかけて避暑地として開発された歴史を持ちます。
お店では、広々とした店内から山や庭の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

このお店の魅力は、名物料理のお狩場焼き。かつて狩りで野鳥を捕まえてその場で焼いて食べた習慣に由来する料理で、旬の素材を網の上でダイナミックに焼き上げます。
自家栽培の野菜とともに、鴨のロースやつくね、地鶏、うずらなどを炭火で焼きながら楽しめます。
焼き加減は仲居さんが丁寧に教えてくれるので、初めての方でも安心です。

特に人気が高いのが野鳥コースです。鴨のロースやつくね、
地鶏、うずらといった野鳥の肉をたっぷりと味わえるこのコースは、肉の味付けを塩かタレから選ぶことができます。
ご飯やお吸い物、刺身、小鉢も付いてくるので、ボリューム満点です。
ジューシーで柔らかい肉の旨みが口いっぱいに広がり、箱根の自然の中で育まれた食材の豊かさを実感できます。ほかにも牛コースやミックスコースなど、好みに合わせて選べるバリエーションも用意されています。

お狩場焼き以外にも、和食膳の金時膳や穴子天丼といった一品料理も充実しており、網焼き以外の楽しみ方もできます。
海と山の幸が一度に味わえる贅沢さは、箱根ならではと言えます。

鴨重も人気。厚切りにスライスされた鴨のロース肉は、やわらかくジューシーで、臭みが全くありません。
自家製の特製タレがたっぷりとかけられており、鴨肉の濃厚な旨みとタレの甘辛さが絶妙に調和しています。
一口ごとに肉の脂が口の中でとろけ、ご飯との相性も抜群です。ちょうど良い厚みにカットされた鴨肉は、食べ応えがありながらも上品で、野鳥料理が初めての方にもおすすめの一品となっています。

ハナコ・岡田圭右・中山忍・松本明子