串揚げ 根津駅「はん亭 根津本店(はんてい)」
もともとこの建物は、下駄の爪皮屋として建てられた家屋でした。関東大震災、そして戦火をもくぐり抜け、時代の荒波を乗り越えてきた歴史ある木造建築です。
その価値の高さから、国の登録有形文化財にも指定されています。二十一世紀に入ってからは不忍通りの拡張工事で建物の前面が削られるという出来事もありましたが、傷跡を大きな鉄の矢来で覆い、隙間から在りし日の姿がのぞく、過去と現在が同居する独特の外観へと生まれ変わりました。
店内に一歩入ると、日本家屋ならではの静けさが広がります。カウンター席やテーブル席のほか、蔵をそのまま活かした座敷もあり、少人数から気の置けない仲間との会食まで、さまざまな場面で使われてきました。
1970年頃に串揚げの店として歩みはじめ、その後、この歴史的建造物へと店を移して今の姿になりました。
はん亭にしかない特徴は、なんといっても揚げ油へのこだわりです。
職人が4種類の油を絶妙な配合でブレンドしており、あっさりとしながらもコクを感じる、独特の味わいを作り出しています。
衣に使うパン粉も特注の細かなものを用意し、やや低めの温度でじっくりと揚げるのが流儀。こうすることで、油っぽさを感じさせない軽やかな仕上がりになるのが特徴です。
一串ずつ丁寧に仕込まれた素材は、肉や魚介、野菜、珍味まで多岐にわたり、常時三十種類を超える串が用意されています。定番のネタに加えて、季節ごとに旬の食材を取り入れるため、訪れるたびに違った味の発見があるのも魅力です。
味噌、塩、ソースと三種の味わい方が選べるところも、はん亭ならではの楽しみ方。素材そのものの持ち味を生かす調理と、多彩な味変えができる工夫が同居しているお店です。
昼には串揚げ八種に前菜、副菜、デザートまでを添えたひる膳が用意されており、旅の合間の腹ごしらえにちょうどよいボリュームです。
夜は前菜と箸休め二品に、串揚げ十二本が付く「よる膳」が基本のスタイルで、まずは定番と季節のネタを合わせた串が運ばれ、その後も数本ずつ追加されていく流れになっています。
海老のしそ巻きは、ぷりっとした海老の食感としその香りが心地よく重なる一品。豚のヒレ肉は柔らかな肉質を活かしつつ、軽い衣でさっぱりと仕上げているのが持ち味です。
他にも人気はホタテとレンコンの肉詰め。
貝柱の甘みとレンコンの歯ごたえが楽しめる組み合わせで、季節によっては谷中生姜や稚鮎、沢蟹といった、この時期だけの串に出会えることもあります。
三十種を超えるネタの中からお任せで供されるスタイルは、選ぶ楽しみと出会う楽しみの両方を味わえる仕立てになっています。歴史ある建物の中で味わう揚げたての串は、根津散策の締めくくりにふさわしい、忘れがたいひとときを演出してくれます。
海苔たっぷりのお茶漬けは、夜のコースの締めくくりとして供されることの多い一品で、香ばしい海苔をこれでもかとまとわせたお茶漬けは、串揚げをひとしきり楽しんだ後の胃にすっとなじむやさしい味わいが魅力です。
さらりとしながらも出汁の旨みがしっかりと感じられ、食事の最後を心地よく締めてくれると評判です。ランチタイムには、これに代えて直火で炊いたご飯と、熟成味噌を使った赤出汁の組み合わせを選ぶこともできます。
- 旬の食材を使った驚きの創作串揚げ
クーポン・予約
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ホームページ
| 住所 | 東京都文京区根津2-12-15 |
|---|---|
| 電話 | 050-5868-6411 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
