大間々駅「cafe 蔵八」
この建物は1916年に建てられたもので、元々は江戸時代から続く商家「新宇商店」の蔵でした。現在は「蔵人新宇(くらーとあらう)」の敷地内にあり、当時の土間や土壁をそのまま残した趣ある空間で、訪れる人々に特別な時間を提供しています。
このカフェの最大の特徴は、店内で使用される器の多くが、大正から昭和初期にかけて作られた陶磁器であることです。
これらの器は、戦時中の物価統制令に反発して産業用火薬商へと転業した際に残されたもので、現在はカフェ併設のショップで販売もされています。そのため、カフェで提供される飲み物やスイーツは、歴史ある器で楽しむことができ、まるで時間を遡ったような感覚を味わえます。
人気のメニューには、ストレートコーヒーやハーブティーがあります。コーヒーはグアテマラ、ホンジュラス、タンザニア産の豆を使用し、浅煎りから深煎りまで一杯ずつ丁寧にドリップされています。ハーブティーは、クラシカルでエレガントな香りが特徴で、夏にはアイスティーとしても楽しめます。また、コーヒーゼリーは、フレンチローストのコーヒーをゼリーにしたもので、濃厚な味わいが魅力です。
その他にも、日替わりで提供されるスイーツがあり、干し芋のムースやシフォンケーキ、パンナコッタなどが人気です。特に干し芋のムースは、地元みどり市東町の干し芋を使用しており、地域の食材を活かした一品となっています。また、水曜日にはトーストの日として、特製のトーストメニューが提供されるなど、訪れるたびに新しい味に出会えるのも魅力の一つです。
- 陶器店の蔵を活用したカフェ
- 店先には陶片が敷きつめられている
ホームページ
住所 | 群馬県みどり市大間々町大間々1050 |
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電話 | 0277-46-8910 |
渡部豪太
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この記事の作者・監修

Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!