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仙川駅「てしま」
もともとは米屋の娘として育ったオーナーの83歳の手島弘子さんが、米問屋を営む夫とともに「せっかくおいしいお米があるのだから」と、焼きたらこ、梅、おかかといった定番の具材でおむすびを作り始めたのがきっかけでした。
当時はスーパーでさえおにぎりを販売するお店が珍しかった時代のこと。そのわずか数軒先からスタートした小さなお店が、今や半世紀を超えて地域の人々に愛され続ける名物店として根付いています。
仙川駅の南口商店街を歩いていくと、黒をベースとした外観と、女性がおむすびを抱えたかわいらしいイラストが目に飛び込んできます。この看板キャラクターは”ころりん”という名前で、お店が始まった当時、弘子さん自身がモデルになって作られたものだというから、歴史の重みを感じずにはいられません。
このお店の最大の個性は、なんといっても看板娘の弘子さんが毎日ひとつひとつ手でおむすびを握り続けているということです。
「握らない」のがコツ、と弘子さんは語ります。手のひらにのせて、ひょいひょいと2回ほど転がすだけで、あとは海苔を巻いてしまうのだそうです。
塩も飯台にご飯を広げてから先にふりかけ、手には塩をつけない。機械で試したこともあったといいますが、食べてみるとやはり手作りにはかなわないと確信し、以来ずっと手むすびを貫いてきました。
毎日約300個を握り、大きな注文が入る日には500〜600個に達することも。お米には、新潟県胎内市産の特別栽培コシヒカリみずばしょうを使用。次男が精米したてのお米をその日に使うこだわりが、ひとつひとつのおむすびのおいしさを支えています。海苔も佐賀海苔を使い、素材への向き合い方は徹底しています。

お店でもっとも人気があるのは、紅鮭のおむすびです。焼いた鮭の身を丁寧にほぐして詰めたシンプルなむすびは、ご飯との一体感が際立ち、何度でも食べたくなる安心感があります。
こだわりの米の甘みと塩加減が絶妙なバランスで、口に入れるとほろりとほどける食感は、何年通っても変わらない。遠方からわざわざ訪れるリピーターが多いのも、この変わらぬ味があればこそです。
紅鮭と並んで人気なのが、おかかチーズのおむすびです。芯にたっぷりのおかかを入れてむすんだあと、スライスチーズで包んでから海苔を巻く、というひと手間が加わった一品。
ふわっとほどけた瞬間にチーズとかつおの風味が重なり合い、親しみやすさの中に遊び心が光ります。また、鶏とごぼうを炊き込んだとりごぼうのおむすびも根強い人気を誇ります。
鶏と野菜の旨みがご飯全体にじっくりと染み込んで、ほろりとした食感とともに口の中でほどける満足感が格別です。さらに、お弁当や焼き鳥丼も店の名物のひとつ。おむすびに唐揚げや卵焼きが添えられたセットは、ちょっとした昼ごはんにも、子どもへのお土産にも重宝されています。
| 住所 | 東京都調布市仙川町1-9-61 |
|---|---|
| 電話 | 03-3307-5649 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







