2025年12月27日放送の【王様のブランチ】横澤夏子のイチオシで紹介した、たらこもんじゃ焼きのお店は『おそうざいと煎餅もんじゃ さとう』です。

おそうざいと煎餅もんじゃ さとうは2017年3月に東京・富ヶ谷の代々木公園駅からほど近い場所で産声を上げた、店頭でお惣菜を販売し、奥座敷でもんじゃ焼きを楽しめる独特なスタイルのお店です。

オーナーはポルトガル料理店クリスチアノを手がける佐藤幸二氏で、料理の専門学校を卒業後、イタリア、フランス、イギリス、タイなど世界各国で料理経験を積んだという経歴の持ち主です。

このお店で何より注目すべきなのが煎餅もんじゃと呼ばれる独創的な食べ方です。
煎餅とは、もんじゃの生地を先に薄く伸ばしてパリパリに焼き上げた薄皮のことで、浅草流の楽しみ方を取り入れたもの。鉄板の片側で煎餅を作り、もう片側で具材を焼いていくという独自のスタイルで、お酒のつまみとしても最高の一品に仕上がっています。しっかりと取った出汁と厳選した国産の粉を使った生地を鉄板に敷いて作る煎餅は、香ばしい風味と出汁の旨味が効いた、クセになる美味しさです。

もんじゃ焼きのなかでも、開店以来の定番として人気なのがレモンじゃです。紫キャベツ、セロリ、長ねぎ、ニンニクなどが入った生地に、仕上げにすり黒胡麻と瀬戸内レモン果汁をかけたこのもんじゃは、香ばしさのなかにあるやさしい酸味が絶妙で、白ワインやビールとの相性も抜群。従来のもんじゃのイメージを覆す爽やかな味わいが楽しめます。

メニューはほかにも創作性に富んだものが目白押しで、新鮮な蛤がたっぷり入った深町(蛤)もんじゃ、羊肉とスパイス・ハーブが織りなす発酵羊挽肉もんじゃ、タイのハーブとナンプラーを使った夢の国タイランドもんじゃなど、世界各国の無国籍テイストを織り交ぜた個性的なラインナップが揃っています。お惣菜は佐藤氏の奥さまの故郷である愛知県西尾市の郷土料理「煮た」をはじめ、ほうれん草の白和えや大根の煮物など、やさしい味わいの家庭料理が常時約20種類ほど並び、もんじゃが焼けるまでの間につまみながら一杯やるのがお店のおすすめスタイルです。月替わりでラーメンも提供しており、訪れるたびに新しい発見があるのもこのお店の魅力といえるでしょう。

佐藤栞里・藤森慎吾・3時のヒロイン・パンサー