代々木公園駅「魚力(うおりき)」
当初は魚屋としての営業のみでしたが、「せっかくたくさんの魚があるのだから、ご飯と味噌汁を出せばきっと喜んでもらえるはず」という女将さんの発案がきっかけとなって定食の提供が始まりました。
現在は四代目が引き継いでおり、早朝に自ら市場へ足を運んで目利きした鮮魚を使った定食が人気を集めています。漫画「孤独のグルメ」にも取り上げられたことで、遠方からわざわざ足を運ぶファンも多く、世代を超えて愛され続けている名店です。
このお店ならではの楽しみのひとつが、独特の注文スタイルと、ちょっとした遊び心の仕掛けです。
店内に入ったら、壁にかかったメニュー札の中から食べたい定食を選んで店員さんに見せるという流れで、その札の裏面には番号が書かれています。
その日のラッキーナンバーに当たると、好きな小鉢をひとつサービスしてもらえます。明太子や玉子焼き、もずく酢など、どれを選ぼうかと迷う時間もまた楽しく、食事の前からワクワクさせてくれます。
そしてもうひとつ、このお店には大切にしているルールがあります。ご飯と味噌汁はおかわり自由ですが、一口でも残した場合は500円いただくという張り紙があり、その理由は「農家の方が一生懸命作ってくれたお米を残したら申し訳ないから」とのこと。食への敬意が伝わる、昔ながらの心意気が感じられます。

なんといっても一番人気はさばの味噌煮定食です。仕入れたばかりのサバを捌いてから提供するまで実に15時間も煮込んでいるという、家庭ではとてもまねできない手間のかけようが、この料理の真骨頂です。骨付きのぶつ切りで出てくるのが魚力流で、砂糖と白味噌のみで味付けされ、長時間煮込むことで骨まで丸ごと食べられる仕上がりになっています。サバにはスプーンが添えられているのは、煮崩れた身をすくいやすくするためというこだわりの一品です。腹・カマの部分を「カミ」、尻尾側を「シモ」と呼ぶ部位別の2種類があり、こってりした脂の旨みを堪能したい方には「カミ」がとくにおすすめです。
さばの味噌煮定食と並んで人気が高いのが鮭ハラス塩焼き定食です。脂がしっかりと乗った鮭のハラスは、皮目の香ばしさとトロリとした身が白いご飯との相性抜群で、シンプルながらも素材の力を存分に味わえる一皿です。また、あじのなめろうも外せない名物で、注文を受けてから三枚におろし、リズミカルにしっかりとたたいて仕上げるなめろうは、脂がのったぷりぷりの新鮮な鯵でつくられ、食べごたえ十分な量なのに不思議なほどするりと食べ切れてしまいます。さらに冬になると登場するブリ照焼き定食は、漫画「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎が舌鼓を打ったメニューとしても知られており、季節を問わず問い合わせが絶えない逸品です。お昼は定食屋として、夜は日本酒や焼酎も揃う海鮮居酒屋の顔を持つ魚力。奥渋散歩のついでにぜひ立ち寄ってみてください。
- 腹部が厚いノルウェー産 アイスランド産のさばを使用
| 住所 | 東京都渋谷区神山町40-4 |
|---|---|
| 電話 | 03-3467-6709 |
カズレーザー・メイプル超合金・嶋佐和也・屋敷裕政・ニューヨーク・秋元真夏・杉原千尋・関太・佐々木大光・中西茂樹・なすなかにし・塚地武雅・ドランクドラゴン・かなで・大鶴肥満・ママタルト・植田紫帆・オダウエダ・立本信吾
[記事公開日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







