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「寶鯛の食堂 日々(たからたいのしょくどう にちにち)」
南伊勢町は五ヶ所湾のリアス海岸を活かした魚介類の養殖が盛んな地域で、なかでも迫間浦は「鯛の里」とも呼ばれるほど鯛の養殖が根付いた港町です。
この食堂を営むのは、その地で40年以上鯛と向き合い続けてきた大下弘和さんと、妻の清美さんご夫妻。
弘和さんが毎朝「大宝丸」と名付けた船で五ヶ所湾の養殖いかだへ向かい、丁寧に神経締めした鯛をそのまま調理場へ届ける——そのたゆまぬ積み重ねが、この食堂のすべての料理の礎になっています。
大下清美さん・弘和さん
清美さんが食堂を始めるまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。結婚を機に慣れない海の仕事に携わる日々を送り、やがて鯛の価値が下がっていくなかで「鯛の西京漬け」を手に百貨店を回ったとき、南伊勢町が鯛の産地として広く知られていないことに大きなショックを受けたといいます。「この町に来てもらわなければ、本当の美味しさは伝えられない」——そう心に刻んだ清美さんでしたが、2011年の東日本大震災の影響で養殖の生け簀が津波に流され、廃業の瀬戸際にまで追い込まれます。それでもご夫婦は借金を重ねながら生け簀を再建し、アルバイトをしながら家業を立て直してきました。そして3年前、ようやく自宅の一室を改装し、長年の夢だった食堂をオープンさせたのです。
食材は完全にその日の朝に水揚げした鯛のみ。
大切に育て上げた鯛を「寶鯛(たからだい)」と名付け、商標登録するほどの自信と愛情が込められています。
完全予約制(2日前まで)というスタイルも、食材を無駄にせず、訪れる一組一組のお客さんと誠実に向き合うためのもの。現在は調理を清美さんと助っ人の妹さんが担いながら、家族全員で丁寧に仕込みを行っています。

土日限定ランチの鯛のお刺身定食は、部位や切り方を変えた2種のお刺身をはじめ、茗荷と柚子胡椒が香る鯛のカルパッチョ、筋肉質な部位を使った鯛の胡麻和え、旬のアオサのみそ汁まで、一素材とは思えないほど多彩な展開で鯛の奥深さを堪能できます。
テイクアウトで評判の炙り鯛の薬味寿司は、皮を炙った寶鯛に5種の薬味を重ねた一品で、香ばしさと旨みが絶妙に重なります。
そのほか、ブラックペッパーを効かせた鯛のお頭の焼き物や、クリームチーズ・紫蘇・梅を合わせた創作の鯛の春巻など、養殖から調理まで一貫して向き合ってきた家族だからこそ生み出せるメニューが並びます。
- 焼き物や刺身、和え物など5~6種類の鯛料理
ホームページ
三重県、伊勢の南の町、南伊勢町迫間浦のおだやかなリアスの入江で鯛一筋の養殖をしています。 新鮮な鯛をささっと捌いて食卓へ。この私たちの日々、この鯛の美味しさを食べて頂きたくて自宅の一角を改装してお店をはじめました。 お伊勢参り時、ドライブがてら少し足を伸ばして鯛のランチはいかがでしょう。 土日は鯛の定食、平日は鯛の炙り寿しを。 伊勢名物の伊勢うどんや海鮮丼も良いですが、私たちの鯛もどうぞ。
nichinichi.base.ec
| 住所 | 三重県度会郡南伊勢町迫間浦1188-19 |
|---|---|
| 電話 | 090-7850-7557 |
[記事公開日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







