2025年5月18日放送の【なりゆき街道旅】ハナコと、竹中直人さんがゲストで紹介した、高円寺のロケ地・お店をまとめて紹介します。

『気象神社』は、1944年（昭和19年）に旧日本陸軍の陸軍気象部の構内に創建された、全国で唯一の「お天気の神様」を祀る神社です 。戦後の神道指令により撤去される予定でしたが、当時の高円寺氷川神社の宮司が「撤去するのはもったいない」と考え、1948年（昭和23年）に高円寺氷川神社の境内に遷座されました 。現在の社殿は、2003年（平成15年）に再建されたもので、3代目にあたります 。高円寺氷川神社は、鎌倉時代に創建され、源頼朝公による奥州征伐の際に創建されたと伝えられています 。このように、気象神社は歴史的背景を持ち、現在も多くの参拝者が訪れる神社です。

『IMAGINUS（イマジナス）』は、2023年10月に東京都杉並区高円寺にオープンした科学体験施設で、旧杉並第四小学校の校舎をリノベーションして誕生しました。施設名は「IMAGINE（想像する）」と「US（私たち）」を組み合わせた造語で、科学教育を通じて想像力を育み、共に学び成長する場を提供するという理念が込められています。

IMAGINUSの最大の特徴は、子どもから大人までが楽しめる多彩な科学体験プログラムです。特に注目すべきは、約90分間の体験型プログラム「科学体験ラボ」で、参加者は「博士の研究室」「博士の実験室」「博士の開発室」の3つのエリアを巡ります。このプログラムでは、NuttyScientistsによる日本初上陸のサイエンスショーが開催され、観客参加型の実験やパフォーマンスが展開されます。また、3Dプリンターやレーザーカッターを使った工作が楽しめる「ものづくりラボ」も人気で、予約不要で気軽に参加できる「ふらっとラボ」も用意されています。さらに、プロジェクションマッピングを利用したデジタルアート「ユビサキに咲く」では、壁に触れると花が咲く演出が楽しめます。これらの体験は、科学への興味を引き出し、創造力を育むことを目的としています。

『焼貝 あぶさん』は、東京都杉並区高円寺北にある貝料理専門の居酒屋で、JR高円寺駅北口から徒歩約5分の場所にあります。店主の延田然圭さんが約10年前に開業し、地元の人々や貝好きの常連客に愛されてきました。店名の由来は、野球漫画『あぶさん』からで、店内にはその世界観を感じさせる装飾が施されています。

『焼貝あぶさん』の特徴は、新鮮な貝を使った多彩な料理と、それに合う日本酒の豊富なラインナップです。毎日市場から仕入れる貝を、焼き・蒸し・刺身などさまざまな調理法で提供しています。特に人気の「おまかせ焼貝盛り合わせ」は、ホタテ、大アサリ、白貝などをそれぞれの旨味を引き出す調理法で楽しめます。

その他の人気メニューには、「貝出汁リゾット」や「肝味噌おにぎり」などがあります。「貝出汁リゾット」は、貝の旨味が凝縮された出汁で炊き上げたリゾットで、濃厚な味わいが特徴です。「肝味噌おにぎり」は、貝の肝を使った特製味噌をおにぎりにした一品で、日本酒との相性も抜群です。

また、「貝出汁茶碗蒸し」や「貝の磯辺焼き」、「肝のすき焼き」などもおすすめです。「貝出汁茶碗蒸し」は、貝の出汁が効いた滑らかな茶碗蒸しで、優しい味わいが楽しめます。「貝の磯辺焼き」は、香ばしい海苔の風味と貝の旨味が絶妙にマッチした一品です。「肝のすき焼き」は、貝の肝を使った濃厚な味わいのすき焼きで、日本酒との相性も良いと評判です。

『焼貝あぶさん』は、カウンター8席と2階座敷に4名卓が2つあり、全席禁煙で落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。営業時間は17:00～23:00で、定休日は水曜日です。予約も可能で、特に週末は混雑するため、事前の予約をおすすめします。

『β STAND（ベータスタンド）』は、2024年5月4日に東京・高円寺の庚申通り商店街にオープンしたクレープ専門店です。店主の髙井邦彦さんは、以前同じ商店街で10年間愛された「HONEYBEECREPETokyo」の職人であり、惜しまれつつ閉店した後、アラブ時代の幼馴染と再会し、新たな店舗を立ち上げました。その背景には、2時間待ちの人気を誇ったクレープ職人としての経験と、再び高円寺でクレープを提供したいという情熱が込められています。

『βSTAND』の最大の特徴は、サクッとモチッが共存する独特な食感の生地と、上質なクリームの組み合わせです。トッピングには、ドバイのナッツやシナモン、日本の上質な抹茶や和栗、完熟マンゴー、さらにはヨーロッパから仕入れた素材など、各国の最高品質の素材を使用しています。これらの素材を組み合わせることで、上品で洗練された味わいとクリエイティブなクレープが生まれています。

人気メニューの一つである「ベリー＆ベリーマスカルポーネはちみつレモン」は、苺アイスとラズベリー、厳選されたマスカルポーネチーズを贅沢に使用し、はちみつの甘さと爽やかなベリーとレモンが絶妙なハーモニーを生み出しています。このメニューは、女性人気No.1商品としてTVやメディアでも絶賛されています。

他にも、「抹茶プレミアムパルフェ」は、上質な抹茶とこだわり抜いた抹茶アイスにβ自慢の上品なクリームを組み合わせ、トッピングにはお麩ショコラと抹茶ソースを使用。中には隠し味でわらび餅が入っており、メディアや総フォロワー800万人超えのグルメインフルエンサーにも絶賛された、抹茶スイーツの傑作です。

また、「マロンアイスクリームモンブラン」は、こだわり抜いた絶品マロンアイスをモンブランに贅沢に使用し、トッピングにはドバイで仕入れた香り豊かなアラビックシナモンと上品なメープルソースを加えています。マスカルポーネと和栗、マロンアイスの絶妙なハーモニーを楽しむことができます。

さらに、「βソルトキャラメル＆アラビックナッツ」は、ドバイから仕入れた高品質ナッツと、塩にもこだわったソルトキャラメルを使用し、ナッツの香ばしい香りと食感が、こだわりのソルトキャラメルとクリームと相性抜群です。アラビックを意識したソースアートも美しい、グランドメニューを代表する逸品です。

『フロレスタ 高円寺店』は、2009年8月2日に東京都杉並区高円寺北の庚申通り商店街にオープンした、手作りドーナツ専門店です。

このお店は、もともとオーナー夫妻が「子供に安心して食べさせられるおやつを作りたい」との思いから、大阪と奈良の蚤の市やイベントで移動販売を始めたのがきっかけで、その後、固定店舗として高円寺に出店しました。

フロレスタのドーナツは、北海道産小麦粉や北海道産大豆の無調整豆乳など、素材にこだわり、店内で一つ一つ丁寧に手作りされています。

フロレスタ高円寺店の名物は、何と言っても「どうぶつドーナツ」です。このドーナツは、お客さんが参加するアイデアコンテストから生まれたもので、うさぎやくまなどの動物をモチーフにしたかわいらしい見た目が特徴です。耳や目はアーモンドで作られ、スタッフが一つ一つ手描きで仕上げています。着色料を使わず、自然由来の素材で色を出しているため、安心して食べられます。

また、フロレスタでは、サンリオキャラクターとのコラボドーナツも期間限定で販売されています。過去には、「けろけろけろっぴ」や「ポムポムプリン」、「ぐでたま」などのキャラクターをモチーフにしたドーナツが登場し、話題を集めました。

定番メニューの中で一番人気なのは、プレーンドーナツの「ネイチャー」です。このドーナツは、全粒粉を配合し、外側はサクッと、中はふんわりとした食感が特徴です。甘さ控えめで、口溶けがやさしく、何個でも食べられそうな美味しさです。

その他にも、「オーガニックシナモン」や「塩キャラメル」、「アールグレイ」など、さまざまなフレーバーのドーナツが揃っています。「塩キャラメル」は、キャラメルでコーティングされ、とろりとした甘さと塩気のバランスが絶妙で、コーヒーとの相性も抜群です。

また、季節限定のドーナツも楽しめます。例えば、「夏のおじゃが」は、角切りのじゃがいもを生地に練り込み、甘じょっぱい味わいがクセになる一品です。

店内にはイートインスペースもあり、オーガニックコーヒーやオーガニックティーなどのドリンクメニューも充実しています。

『丸山餃子製作所』は、2009年に東京都杉並区高円寺で創業した餃子専門店で、高円寺駅南口から徒歩約2分の場所にあります。店主の丸山氏は長野県出身で、信州産味噌を使用した特製味噌ダレで餃子を提供するスタイルを確立しました。この独自の味わいが評価され、ミシュランガイド東京の2019年と2020年版に掲載されるなど、高い評価を受けています。

このお店の最大の特徴は、国産素材への徹底したこだわりです。餃子の餡には岩手県産の岩中豚、キャベツ、青森県産のにんにくを使用し、味噌ダレには信州産味噌、北海道産の昆布酢、自家製の国産ラー油を使用しています。これらの素材が組み合わさり、まろやかで深みのある味わいの餃子が生まれています。

一番人気のメニューは、焼き餃子です。一口サイズで、にんにくの有無を選べるため、女性や子供にも食べやすいと好評です。外はパリッと、中はジューシーな餃子を、特製の味噌ダレにつけていただくスタイルが特徴です。

その他にも、しそ餃子やネギバカ餃子、水餃子、揚げ餃子など、多彩なメニューが揃っています。特にネギバカ餃子は、たっぷりのネギがトッピングされており、ネギ好きにはたまらない一品です。

ハナコ・竹中直人