この記事の目次
鎌倉の10年待ち!天使の食パン・はちみつ「Gateau d’ange」
始まりは2005年8月27日。レース中の事故で脊髄や頸椎、脳を損傷し、結婚からわずか5か月で大きな試練に直面しました。一時は命も危ぶまれ、歩くことさえ難しいと言われたそうです。
奇跡的に杖をついて歩けるまで回復した多以良さんは、リハビリの一環として、もともと得意だったお菓子作りと、医師に勧められたパン作りを始めます。
妻の総子さんに支えられながら焼いたパンやケーキを友人に配るうち、「天使のパン」「天使のケーキ」と呼ばれるようになりました。
イベントでの販売から評判が広がり、2008年にはネット通販をスタート。2009年にはシチズン・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
このお店ならではの特徴は、一度にひとり分だけを丁寧に作る姿勢。
多以良さんは真夜中から工房に立ち、1.8斤分の材料を正確に量って、イタリア大理石の作業台で手ごねします。生地にストレスをかけないよう、素手で撫でるようにこねるのがこだわりです。この作業台は、総子さんが手づくりしたものと伝わります。
焼き上がりまでには、2度のベンチタイムを含む14回以上の工程と約3時間が必要です。事故の後遺症があるため、作業台のメモで段取りを確かめながら、一つひとつ間違いのないよう進めています。注文から手元に届くまでの待ち時間は20年以上にのぼり、「到着までの時間も楽しみ」というお客さんも多いそうです。商品には総子さん直筆のメッセージカードが添えられます。
人気の商品は食パン。
雪塩や発酵バターなど、素材を全国から探し歩いて選び抜きました。焼き上がりは、外側がカリッと香ばしく、中はふわふわとやさしい口当たりです。甘みを抑えた穏やかな味わいで、そのまま味わうのはもちろん、トーストにしても素材の良さが引き立ちます。
もうひとつの人気は米粉チーズケーキ。
多以良さんが総子さんに初めて贈ったケーキで、夫妻の思い出が詰まった一品です。信州産のクリームチーズや平飼いの有精卵、国産の有機レモン果汁など、添加物に頼らない材料で仕上げます。レモンのさわやかな酸味と、きめ細かくふんわりした口溶けが持ち味で、お茶の時間にぴったりです。
国産大麦食パンは、国産の大麦を使った新しい顔ぶれ。2022年には食のイベントでお披露目された食パンで、定番の味とは違う素朴な風味が楽しめます。このほか、季節限定の蜂蜜やジャムも並び、パンやケーキと一緒に選ぶ楽しみが広がります。
- 20年待ちの食パン
| 住所 | 神奈川県鎌倉市高野38−11 |
|---|---|
| 電話 | 0467-43-4616 |
[記事公開日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







