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伊東駅「ヤマモトコーヒー 一番館」
きっかけは、先代の姉がコーヒー豆や器具を扱う老舗、新宿のヤマモトコーヒー店に嫁いだ縁でした。暖簾分けという形で伊東の地に店を構え、以来半世紀以上にわたって商店街の一角で灯りをともし続けています。
当時、周辺には温泉旅館が立ち並び、浴衣に下駄姿の湯治客で通りは賑わっていたといいます。そうした人の流れの中で店は評判を呼び、1973年には道を挟んだ向かいに姉妹店の二番館もオープン。一番館は喫煙可、二番館は禁煙席という住み分けで、今も二つの店が並んで営業を続けています。入り口の看板には、暖簾分け元である新宿の文字も残されており、店の成り立ちを静かに物語っています。
店内には、伊東市ゆかりの彫刻家・重岡建治氏によるブロンズ像をはじめ、数々の彫刻や絵画が飾られており、まるで小さな美術館のような趣きです。
ヤマモトコーヒー一番館ならではの魅力は、掲げる珈琲と芸術の香りというコンセプトそのものにあります。
一杯のコーヒーと同じくらい、店内を彩る芸術作品に力を注いできたのがこの店の個性です。地元出身の彫刻家による作品を中心に、有名作家の絵画も多数展示され、訪れる人はコーヒーの香りとともに芸術鑑賞も楽しめます。
もうひとつの独自性は、伊東の郷土史と結びついたオリジナルブレンドづくりです。徳川家康の外交顧問として活躍し、伊東で日本初の洋式帆船を建造した三浦按針(ウイリアム・アダムス)にちなみ、2015年ごろに按針珈琲を開発しました。按針の出身地であるイギリス王室御用達として知られるブルーマウンテンを配合し、コクのある甘みと豊かな香りに仕上げた一杯です。2018年には伊東ブランド認定品にも選ばれ、地域の誇りとして育ってきました。ドリップパックとしても販売されており、旅の余韻を自宅で楽しめる土産としても人気を集めています。
人気の商品は正油カルボナーラ。
クリームを使わず、炒り卵とベーコンをピリ辛の塩味で仕上げた、この店だけのオリジナルパスタです。仕上げにたっぷりの大根おろしとしょうゆをかけるのが最大の特徴で、見た目は焼きそばや和風ペペロンチーノを思わせる、どこか懐かしい佇まい。もとはまかない料理として生まれたと伝わり、今ではすっかり伊東のソウルフードとして定着しました。パスタなのに香ばしく焦げた麺と、さっぱりとした後味が絶妙に絡み合い、一度食べたら忘れられない味わいと評判です。
正油カルボナーラのほかにも、この店ならではの一皿がそろっています。創業以来変わらぬ味わいを守り続けているのが自家製のカリビアンブレンド。
柔らかな酸味とミルクにも負けないコクが持ち味で、モーニングからランチ、夜のひとときまで幅広く親しまれている看板コーヒーです。食事メニューも充実しており、なかでも根強い人気を誇るのが按針珈琲。
三浦按針の名を冠したこの一杯は、深いコクと華やかな香りが魅力で、コーヒー通の旅行者にも支持されています。もうひとつ見逃せないのが毎週木曜日限定のパスタの日。この日はスパゲティ全種がお得な価格になり、サラダとドリンクもセットでついてくるとあって、地元の常連客にも観光客にも喜ばれています。芸術作品に囲まれながら味わうコーヒーとパスタは、昭和の面影を残す伊東の温泉街散策に、ひと息つける休憩どころとしてぴったりの存在です。
- 豆はイギリス王室御用達のブルーマウンテンを使用
ヤマモトコーヒー伊東 伊東市カフェ 按針珈琲・しょう油カルボナーラ
伊東の観光名所「東海館」の近くの商店街にある喫茶店。昭和レトロなお店で本格コーヒーや自慢のしょう油カルボナーラ・按針珈琲が名物です。一番館・二番館・カフェグレコ・洋食器店・ギャラリーヤマモトが直営店で……
yamamoto-coffee-ito.jimdofree.com
| 住所 | 静岡県伊東市銀座元町3-20 |
|---|---|
| 電話 | 0557-37-9622 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
