2025年7月3日放送の【ヒルナンデス】陣内貴美子さん・伊達公子さんがロケで紹介した、鎌倉のお店は『プロ厳選ツアー』です。

鎌倉を知り尽くすプロ厳選ツアーで、具沢山の冷んやりお蕎麦、相模湾を一望のイタリアン魚介パスタなどを巡りました。

手打ちそば 鎌倉 茶織菴は、2008年創業の鎌倉の風情ある雪ノ下地区に佇む手打ちそばの名店で、鶴岡八幡宮の三の鳥居から歩いてすぐの場所にあります。店内には珍しい茶室があり、千利休が残した妙喜菴の茶室「待菴」の写しとして作られた2帖台目の本格的な茶室を備えています。この茶室では実際にお食事をすることも可能で、そば屋としては大変貴重な空間となっています。

茶織菴の看板メニューは茶織そばです。この名物料理は、おそばの上にボイルエビ・かつおぶし・揚げもちあられ・水菜・大根おろし・大葉・ゆず・きざみ海苔・揚げそば米をあしらったおそばで、汁をかけていただく贅沢な一品です。彩り豊かな具材が美しく盛り付けられており、茶織菴でしか味わえない独創的な蕎麦として人気を集めています。そばを食べ終わった後はマツコデラックスさんが絶賛したトロトロの蕎麦湯でつゆをいただけます。

茶織そば以外で最も人気の高い料理はかき揚げせいろです。甘えび、みつ葉、ねぎのかき揚げを別皿で提供するこのメニューは、サクサクのかき揚げと蕎麦の喉ごしの良さを同時に味わえる人気のセットメニューとなっています。揚げたての熱々のかき揚げと、つるりとした蕎麦のコントラストが絶妙です。

他にも見逃せない名物料理として、すだちそばがあります。これは徳島産直送すだちのスライスをのせ、絞り汁をかけて頂く冷たいおそばで、さわやかな香りが特徴的です。

大本山光明寺は1243年に鎌倉時代の第4代執権・北条経時が佐助ヶ谷にあった蓮華寺を現在の材木座の地に移して光明寺と改めたのが始まりです。浄土宗の三祖である然阿良忠（記主禅師）を開山に迎えて創建された古刹で、正式名称は天照山蓮華院光明寺といいます。歴代執権の篤い帰依を受けて大寺院として発展し、関東における浄土宗念仏道場の中心的役割を担ってきました。1495年には後土御門天皇の勅命により勅願寺となり、関東総本山の称号を得て、江戸時代には徳川家康によって浄土宗学問所である関東十八檀林の第一位に定められるなど、長きにわたり浄土宗の拠点として栄えています。

そんな光明寺で最も特徴的なのが、十夜法要の発祥の寺としての歴史です。1495年に光明寺第9世の観誉祐崇上人が宮中で後土御門天皇に浄土の法門を進講したところ、天皇が深く感銘を受けて光明寺での十夜法要を勅許されました。これが現在でも全国の浄土宗寺院で営まれる十夜法要の始まりとされています。光明寺では古式に従い、引声阿弥陀経と引声念仏によって毎年10月12日から15日まで盛大に法要が営まれ、500年以上にわたって人々の安らかな暮らしと豊作を祈る行事として継承されています。

光明寺の一番の見どころといえば、鎌倉最大級の規模を誇る山門です。現在の山門は1847年に建立されたもので、間口約16メートル、奥行約7メートル、高さ約20メートルという堂々たる規模で、浄土宗大本山にふさわしい荘厳な佇まいを見せています。山門に掲げられた天照山の扁額は後花園天皇の直筆と伝わる貴重なもので、往時の威光を感じることができます。山門は2階建ての珍しい構造で、楼上に登る特別拝観も可能で、そこから由比ヶ浜や材木座海岸、江ノ島、そして晴れた日には富士山まで一望できる絶景が楽しめます。

光明寺が誇るその他の名所として、江戸時代の茶人で作庭家として知られる小堀遠州が手がけたと伝わる記主庭園があります。この池泉鑑賞式庭園の中央には蓮池があり、夏には大賀ハスや錦蕊蓮、酔妃蓮などの美しい蓮の花が咲き誇ります。7月下旬には観蓮会が開催され、まさに極楽浄土の世界を思わせる風情ある光景が展開されます。また本堂の南側には三尊五祖の石庭と呼ばれる枯山水庭園があり、浄土宗の三尊五祖を石で表現した関東屈指の石庭として高く評価されています。さらに興味深いのは、戦後の1946年に光明寺の本堂を仮校舎として開校された鎌倉アカデミアの歴史で、映画監督の鈴木清順、作曲家のいずみたく、作家の山口瞳、タレントの前田武彦など多くの文化人を輩出した自由で革新的な学園として知られています。

鎌倉源氏庵は鎌倉市小町通りに店舗を構える豆菓子・甘納豆の専門店で、古都鎌倉の人気観光地である小町通りで、地元秦野名産の落花生を活用した多彩な豆菓子を販売しています。

このお店にしかない大きな特徴は、豊富な試食サービスです。店頭では商品のほとんどが試食可能となっており、塩、わさび、味噌、コーヒー、カレー、杏仁、塩キャラメル、ブランデーなど実に様々な味付けの豆菓子を実際に味わってから選ぶことができます。

人気の商品は蜂蜜入り落花生煮豆です。落花生を渋皮ごとじっくりと煮込んで作られており、お茶請けとしてはもちろん、おかずとしても楽しめる上品な味わいが魅力です。蜂蜜の自然な甘さが落花生本来の旨味を引き立て、ふっくらとした食感に仕上がっています。

他の名物商品として、サクサクした食感が魅力の小磯豆、濃厚な味がクセになると評判のチーズピー、しっかりとしたスパイシーな味付けのカレーピーがあります。また、大人の味わいとして人気のアーモンドブランデーは、香り高いブランデーが効いた贅沢な一品です。甘納豆も種類豊富で、落花生をはじめ栗、白花、うぐいす、大納言など色とりどりの豆を使用したふっくら上品な味わいの商品が並んでいます。

和彩八倉は、鎌倉の小町通りに店舗を構える海鮮料理と鎌倉野菜の専門店で、JR鎌倉駅から徒歩約5分という好立地にあります

八倉の最大の特徴は、地元鎌倉の腰越漁港から毎朝直接仕入れる新鮮なしらすです。特に勘由丸という船から買い付ける朝獲れの釜揚げしらすを使用した八倉名物しらす丼は、ふっくらとした柔らかい食感と魚本来の甘みが際立つ逸品となっています。また、店頭では湘南名物の釜揚げしらすを練り込んだ手作りのしらす天も販売しており、魚の形をした見た目の可愛らしさと明太マヨ味の絶妙な組み合わせで、食べ歩きグルメとしても人気を集めています。

お店の一番人気は数量限定の生しらす丼です。海の状況により提供できない日もありますが、新鮮で透明感のある生しらすは甘みがあり、ほのかな歯ごたえとともに海の香りが口いっぱいに広がります。生姜を効かせた醤油でいただくと、しらす本来の繊細な味わいが一層引き立ちます。小鉢、香の物、茶碗蒸し、お吸い物がセットになっており、鎌倉観光の合間に楽しむランチとして最適です。

鎌倉てんきちは倉駅すぐそばの小町通りにあるコロッケが人気のお店です。

お店で一番人気なのは「湘南鎌倉コロッケ」です。衣がサクサクというよりザクッという感じのしっかり衣、そして中身はクリーミーでお芋の甘さ引き立ちまくりと評判で、じゃがいもの素材の味を活かした王道の美味しさが楽しめます。下味がしっかりとついているため、ソースなしでもそのまま美味しくいただけるのが嬉しいポイントです。

アマルフィイ デラセーラは、江ノ電の線路をまたいで、緑のトンネルのような小径を抜けた先にある瀟洒な洋館で、鎌倉・七里ガ浜の高台に佇むイタリアンレストランです。運営会社である株式会社ビィバリューは昭和46年（1971年）に鎌倉に第一号店をオープンし、鎌倉の一軒の喫茶店からコツコツと経営を続けてきた歴史をもちます。現在では関東地方に20店舗を運営するアマルフィイグループの一員として、湘南エリアで愛され続けています。客席は、ハープ奏者の家主が演奏会を催していたという広いテラスを活用しており、このロケーションならではの特別な歴史が息づいています。

このお店の最大の魅力は、180度のパノラマが楽しめるテラス席です。高台にあるため、相模湾に浮かぶ大島、江の島、そして空気の澄んだ日には富士山までも見渡せます。日差しにきらめくはつらつとした海景色もいいが、オレンジから紅、紫へと刻々と彩りを変える夕暮れ時も叙情的で、店名の「デラセーラ（DellaSera）」はイタリア語で「夕日」にあたる単語からも分かるように、夕暮れ時の美しさは格別です。左は葉山海岸より三崎灯台まで、右は江ノ島・富士山、そして正面には大島と雄大な眺めが堪能でき、まるでイタリアのアマルフィ海岸を思わせる絶景が広がります。

魚介の軽いトマトソースのフィットチーネはエビ・ワタリガ二・タイなど魚介類をいため、南イタリアのトマトを使ったソースとショートパスタのフィットチーネで仕上げます。

お店の一番人気は店内の石窯で焼くピッツァです。カマドで焼くあつあつのピッツァはサクサクのクリスピーピッツァで一度食べたらやみつきになる美味しさとして評判です。

中でも「ピッツァ･デラセーラ」はモッツァレラチーズにトマト、松の実などをあしらったオリジナルピッツァで、トマトソースにジェノベーゼソースを合わせて夕焼け（デラセーラ）をイメージした特別な一品となっています。

その他の人気メニューも地元の恵みを活かした逸品揃いです。たっぷりのしらすとバーニャカウダソースがアクセントのピッツァ「七里ガ浜」は、しらす、長ネギ、ニンニク、アンチョビ、ブロッコリー、トマト、オリーブ、パルミジャーノを組み合わせた湘南らしい味わいです。定番の「マルゲリータ」はトマトソース、バジリコ、モッツアレラチーズ、パルミジャーノで本格的なイタリアンを楽しめます。パスタでは釜揚げしらすと地野菜のショートパスタ レモン風味や、駿河湾産桜海老とアスパラガスのフレッシュトマトソース、ジェノべソースのアクセントのパスタなど、三崎漁港直送のマグロや腰越産シラス、三浦産の旬の野菜や神奈川産やまゆりポークを使った地産地消の料理が楽しめます。さらに濃厚な味のゴルゴンゾーラソースとペンネのパスタや自家製デザートまで、四季を通じて訪れる度に新しい発見がある魅力的なレストランです。

南原清隆・横山裕・生見愛瑠・木村昴・大沢あかね・やす子・大竹しのぶ・陣内貴美子・森尾由美