2025年11月15日放送の【王様のブランチ】代々木公園グルメロケで紹介した情報。

Chillmatic Hamburger & Bistro（チルマティック ハンバーガー＆ビストロ）は、グルメバーガーの激戦区、渋谷の中でも落ち着いた雰囲気を持つ奥渋谷エリアに店を構える、話題のビストロ系ハンバーガーショップです。オーナーシェフの塩田大治さんは、お父様がビストロのシェフだった影響もあり、フランス料理店などで料理人としてのキャリアをスタートさせました。その後、ミシュランシェフとして知られる米澤文雄氏のもとで、特に熟成肉に関する深い知識と技術を学んだ経験をお持ちです。2022年6月に渋谷東エリアで開業しましたが、一度の閉店を経て、2024年12月に現在の神泉エリアで「完全復活」を果たしました。その料理には、フレンチの繊細な技術と、アメリカのストリートカルチャーが融合した独自のスタイルが息づいています。

お店の名前にもなっている「Chillmatic（チルマティック）」という言葉は、「chill（くつろぐ）」と「illmatic（最高にヤバイ）」を掛け合わせて生まれた造語なのだそうです。ストリートカルチャーを愛する塩田シェフの想いが込められていて、そのコンセプトは「最高に居心地のいい料理やお酒とサービスが生み出すChillな空間」の提供です。店内はフランスの田舎にあるブラッスリーをイメージした温かみのある空間でありながら、内装や選曲、定期的に行われるDJイベントなどには、ストリートカルチャーの要素が散りばめられています。お肉本来の味わいを最大限に楽しんでほしいというシェフの信念から、看板メニューのハンバーガーにはレタスやトマトなどの野菜を一切使わない「引き算」のスタイルを貫いている点も、このお店ならではの大きな特徴と言えます。一般的なグルメバーガーとは一線を画す、潔いほどのシンプルさが肉の旨みを際立たせています。

そのお店の顔とも言えるのが、店名が冠されたChillmaticバーガーです。パティには、肉本来の風味を深めた90日間熟成させた牛肉を100％使い、肉の繊維感を残した粗挽きにすることで、噛みごたえとジューシーな肉の旨みが口いっぱいに広がるように仕上げています。さらに、もう一つの主役とも呼べるのが、手間暇をかけて作られる自家製パストラミです。牛バラ肉を4日間塩でマリネし、じっくりと加熱した後にスモークするという工程を辿り、完成までに1週間もの時間をかけています。この自家製パストラミが、ホロホロとしたやわらかさと凝縮した旨みをハンバーガーに加えています。そして、これらを甘みのあるブリオッシュバンズで挟み込み、肉の味を引き立てる自家製の粒マスタードソースが全体のバランスを整える、まさに渾身の逸品です。

ハンバーガーだけでなく、フレンチの技法をルーツに持つビストロ料理としてのアラカルトメニューも充実しています。人気メニューの一つに、香ばしいマッシュルームとミルキーなモッツァレラチーズが絶妙に調和するローストマッシュルーム モッツァレラチーズバーガーがあります。こちらは、濃厚な肉のコクにキノコの香りが寄り添う、どこか品の良い味わいが魅力です。また、スパイスやハーブを効かせた、ビストロスタイルならではの個性的なメニューも楽しめます。例えば、多国籍なフードカルチャーを東京スタイルで楽しめる、焼きワカモレや枝豆フムスなど、ハンバーガーの脇を固める存在感のある品々が揃っています。さらに、自家製クラフトジュースや、シェフのお父様や弟様との関係もありオーストリアワインをメインとしたナチュラルワインも豊富に取り揃えられていて、ハンバーガーとビストロ料理を心ゆくまで楽しめる、居心地の良い食の空間を提供しています。

佐藤栞里・藤森慎吾・3時のヒロイン・パンサー