2025年5月17日放送の【王様のブランチ】で紹介した、日本最古の天ぷらのお店は『雷門 三定』です。

『雷門 三定（さんさだ）』は、1837年（天保8年）に創業した日本最古の天ぷら専門店で、東京・浅草の雷門のすぐ隣にお店があります。初代・三河屋定吉が三河国（現在の愛知県）から江戸に上京し、人形町で天ぷらの屋台を始めたのがその始まりです。その後、雷門通りに店舗を構え、江戸前天ぷらの伝統を守り続けています。

三定の特徴は、胡麻油で揚げた香ばしい天ぷらと、江戸前の魚介類を使用した料理です。特に名物のかき揚げは、海老や小柱などの魚介をふんだんに使い、香ばしく揚げられています。また、「一に浅草、二に観音、三に三定の天ぷら」というキャッチフレーズでも知られ、浅草観光の名所としても親しまれています。

一番人気の料理は上天丼で、大ぶりの海老やキス、かき揚げが乗ったボリューム満点の一品です。胡麻油の香りが食欲をそそり、甘さ控えめのタレが素材の味を引き立てています。

その他の名物料理としては、中かき丼や旬の天ぷら盛り合わせ、季節の野菜天ぷらなどがあります。中かき丼は、海老やホタテ、イカなどの魚介が混ざり合ったかき揚げが特徴で、噛むほどに素材の風味が広がります。旬の天ぷら盛り合わせや季節の野菜天ぷらは、季節ごとの新鮮な素材を使用し、江戸前の味を楽しむことができます。

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