【ザワつく金曜日】ティラミス・ピスタチオ『東京會舘』丸の内のお店の場所

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放送の【ザワつく!金曜日】で紹介した、ティラミス・ピスタチオのお店は『東京會舘』です。

ティラミス・ピスタチオ 二重橋前駅「東京會舘 丸の内本舘」

東京會舘 丸の内本舘は、大正11年(1922年)に丸の内で開業した、100年を超える歴史をもつ伝統的な社交施設です。

この施設は、誰でも気軽に利用できる社交場を目指して設立されました。開業時、西洋文化が広がり始めた東京で、藤山雷太らが尽力して設立し、ルネサンス様式の華やかな建物で話題となりました。

大正12年(1923年)に関東大震災で休館しましたが、約4年後に再開し、本格的なフランス料理と上質なおもてなしで社交の殿堂としての地位を確立しました。
昭和9年(1934年)、田中徳三郎シェフが日本で最初の鮮魚介専門店をオープンし、これがレストラン プルニエの始まりです。戦時中は接収されて大東亜会館となり、戦後はGHQの将校クラブとして運営されましたが、伝統の味とおもてなしは受け継がれています。

昭和46年(1971年)、谷口吉郎が設計した二代目本舘が完成し、著名人や政財界の要人に愛されました。平成27年(2015年)に休止し、約4年の建て替えを経て、平成31年(2019年)1月に三代目となる丸の内本舘が誕生しました。現在の建物は丸の内二重橋ビル内にあり、新旧の要素を融合させ、シャンデリアやモザイク壁画を展示しながら、現代的な設備とホスピタリティで来館者を迎えています。令和4年(2022年)に創業100周年を迎えました。

東京會舘 丸の内本舘が誇る最大の特徴は、創業当初から継承される伝統の味です。なかでも舌平目の洋酒蒸 ボンファムは、開業からわずか2週間後の結婚披露宴のメニューにもあった歴史的な一皿として知られています。この料理は、田中徳三郎シェフがパリの名店プルニエやホテル・リッツで学んだ技法をもとに完成させたもので、舌平目とシャンピニオンを白ワインと魚の出汁で煮込み、芳醇なバターとオランデーズソースで仕上げます。本場パリよりも美味しいとの評判を得て、東京會舘の名声を高めた看板料理です。

番組で紹介した

  • 2種類のピスタチオを堪能できるケーキ
  • は、
    ティラミス・ピスタチオは2種類のピスタチオを堪能できるケーキです。ティラミスクリームにはコク深く風味の強いローストしたピスタチオペーストを使用。そしてもう一つのトッピングのクッキーには甘みの強いピスタチオを使用しています。

    また、ダブルコンソメスープも見逃せません。コンソメはフランス語で完璧なという意味をもちますが、東京會舘ではその製法をさらに2回繰り返し、3日間かけて仕上げます。鶏肉や野菜を煮込んでから弱火で2時間、ネルの布地で丁寧に濾すという工程を2度行うことで、すっきりとした味わいと深いコク、透明な琥珀色を実現します。熟練の職人技が光る、まさに完璧なスープです。

    もう一つ、東京會舘のシグネチャースイーツとして長年愛されているのがマロンシャンテリーです。初代製菓長で日本の洋菓子の祖として知られる勝目清鷹が、昭和25年(1950年)頃に本場のモンブランを日本人向けにアレンジして考案しました。新雪のように真っ白な生クリームの中には、金色に輝くなめらかな栗がたっぷり入っています。上質な栗を2度裏ごしし、さらに荒い目に通して空気を含ませ、手の熱を伝えないように素早く生クリームで包むことで、栗とクリームがふわりと溶け合う独特の食感が生まれます。70年以上変わらぬ味で、多くのファンを魅了し続けています。


    食べログ
    • ティラミス・ピスタチオ 702円

    レストラン|東京會舘

    東京駅・丸の内の宴会場・結婚式場・レストラン(フランス料理・西洋料理・中国料理・日本料理)・クッキングスクール

    www.kaikan.co.jp

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    住所 東京都千代田区丸の内3-2-1
    電話 03-3215-2111

    石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄

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    この記事の作者・監修

    Activi TV

    こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!