2025年11月2日放送の【二軒目どうする？〜ツマミのハナシ〜】榎原依那さんがゲストで紹介した、喫茶居酒屋のお店は板橋『フィッシュ オン ディッシュ ロリー』です

フィッシュ オン ディッシュ ロリーは、昼間は35年以上続く喫茶店として営業し、夜になると日本酒と鮮魚が楽しめる居酒屋に変身するというスタイルのお店です。
東京都北区滝野川に位置し、JR埼京線板橋駅東口から徒歩約6分、都営三田線西巣鴨駅からも徒歩約9分という便利な場所にあります。

店内は昭和レトロな喫茶店の趣をそのまま残しており、ゆったりとしたソファー席が並ぶアットホームな空間が広がっています。
様々なジャンルで修業を積んだ息子さんが、父親が長年営んできた喫茶店を引き継ぎ、夜の部として海鮮居酒屋を始めたというストーリーがこのお店の魅力となっています。

このお店の最大の特徴は、豊洲市場を通さず独自のルートで仕入れる魚介類の鮮度の高さにあり。三浦半島の漁港から直送される獲れたての鮮魚は、どれも新鮮そのもの。特にマグロの本場として知られる三崎港から届く鮪の希少部位は、他ではなかなか味わえない逸品です。
あご肉やほほ肉、心臓、胃袋、白子、卵、尾の身といった稀少部位が、刺身や煮付け、焼き物などさまざまな調理法で楽しめます。

また、日本酒のラインナップも圧巻で、十四代、而今、田酒、飛露喜、新政など、入手困難なプレミアム日本酒を日替わりで15種類以上揃えており、日本酒愛好家からも高い評価を得ています。

人気は刺身盛り合わせです。本マグロや金目鯛、サザエなど新鮮な魚介が7種から9種ほど盛り込まれ、どれも厚切りで食べ応えがあります。
季節によって内容は変わりますが、その日に仕入れた最高の鮮魚を提供してくれるため、訪れるたびに新しい発見があるのも嬉しいポイントです。

その他の名物料理として、マグロ脳天煮付けは見逃せません。希少部位の脳天を大きな塊のまま煮込んだ一品で、脂がしっかり残りながらもほろほろとほぐれる柔らかさが絶品です。甘じょっぱいタレがよく染み込んでおり、一緒に煮込まれた大根や厚揚げもマグロの旨みを吸って美味しく仕上がっています。

またマグロ頬肉の生姜焼きも人気で、まるで肉のような食感と柔らかさに驚かされます。玉ねぎのシャキシャキ感との対比も楽しく、生姜が効いたあっさりとした味わいでどんどん箸が進みます。

さらに前菜として出されるポテトサラダ半熟卵いくらのせは、クリーミーなポテトサラダにいくらの塩気と半熟卵のコクが絶妙にマッチした逸品で、日本酒との相性も抜群です。

松岡昌宏・博多大吉