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船堀駅「伊勢周」
店の転機となったのは、初代が倒れたことでした。会社員として働いていた孫の浩之さんは、幼いころからかわいがってくれた祖父母を助けたいと自ら店を継ぐことを決意。料理の専門学校へ進み、日本料理店で修業したのち1995年から店に立ち、和食だけでなく洋食や中華の料理も増やしていきました。2011年には店舗を建て替え、昔ながらの大きなコの字型カウンターから、現在の個性的なL字型カウンターへと姿を変えています。
伊勢周らしさを象徴するのが、店の中央に延びる大きなL字型カウンターです。一般的なカウンターとは違い、混み合うと内側にも客が座り、向かい合う長テーブルのように使える珍しい造り。2011年の改装時に3代目の浩之さんが考えたもので、女性客にも使いやすいよう高さを少し低くするなど、長年店に立ってきた家族ならではの工夫が盛り込まれています。
もうひとつ受け継がれているのが伊勢周ハイボール。少し琥珀色を帯びた氷なしの焼酎ハイボールで、創業時から味を変えず、炭酸も根岸・宮岡商店の「ヤングホープ」を強炭酸に特注しています。家族はそろってお酒をあまり飲まないという意外な一面を持ちながら、長い年月をかけて下町の酒場らしい一杯を守り続けてきました。
人気の商品はもつ煮込み。
1952年の創業以来、味を継ぎ足しながら守ってきた伊勢周の味です。大腸、小腸、ガツを使い、じっくり煮込まれたモツはやわらかく、煮汁のうま味がじんわりと染み込む滋味深い仕上がり。小皿の煮込みをお通しとして出すスタイルも長く受け継がれており、「採算よりもお客さんが喜ぶことを大切にしたい」という店の姿勢が表れた一品です。
かつて店内には煮込み用と湯豆腐用、2つの鍋台が置かれていましたが、2011年の改装でひとつに整理され、煮込みがお通しを兼ねる現在の形になりました。店が新しくなっても煮込みの鍋台は残され、創業当時から続く味を次の世代へつないでいます。
看板メニューは天ぷら。
新鮮な魚介や旬の野菜を170度ほどの油でからりと揚げる、昔から人気の料理です。魚は時期によって豊洲へ出向いたり、付き合いのある魚店から仕入れたりしており、ふっくらとした魚介に軽やかな衣が重なるのが持ち味。創業時から煮込みと並んで親しまれてきた、酒場らしい一皿です。
もうひとつの人気はスパゲティグラタン。
常連客から「スパゲティとグラタンを一緒に食べたい」と頼まれたことをきっかけに生まれ、最初は裏メニューでしたが、やがて店を代表する締めの料理になりました。海老やベーコン、玉ねぎなどが入った昔懐かしいナポリタンに、自家製のホワイトソースとたっぷりのチーズを重ねてオーブンへ。表面は香ばしく、中はケチャップの甘酸っぱさとホワイトソースのまろやかなコクが混ざり合い、熱々のチーズがとろりと伸びる伊勢周ならではの洋食です。
人気の商品はレバ刺風馬刺し。
レバ刺しを食べたいという客の声から考案された料理で、馬刺しをごま油やニンニク醤油で味付けし、かつて親しまれたレバ刺しを思わせる風味に仕立てています。常連客の「こんなものが食べたい」という声を受け止め、新しい料理へ変えてしまう柔軟さも伊勢周の魅力。和食から洋食まで幅広い料理が並ぶ背景には、3代にわたり客との会話を大切にしてきた酒場ならではの歴史があります。
[居酒屋好き人気店] こちらは『伊勢周(船掘・瑞江/居酒屋)』のお店ページです。実名でのオススメが8件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
retty.me
| 住所 | 東京都江戸川区松江3-3-4 |
|---|---|
| 電話 | 03-3651-6013 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
