2025年5月24日放送の【モヤモヤさまぁ〜ず２】で紹介した、ラーメン・餃子のお店は『蘇洲』です。

「蘇洲」は1966年に創業した中華料理店で、千葉県習志野市東習志野にあります。京成本線実籾駅から徒歩約11分の住宅街に佇むこのお店は、半世紀以上にわたり地域の人々に愛され続けています。

店内にはレトロなアンティーク小物が所狭しと飾られ、時計がそれぞれ異なる時間を指しているなど、独特の雰囲気を醸し出しています。これらの装飾品は店主が一つ一つ集めたもので、訪れる人々を昭和の懐かしい空間へと誘います。

「蘇洲」の最大の特徴は、長時間かけて丁寧に仕込まれたスープにあります。豚骨、背骨、背脂、豚足、鶏がら、モミジをじっくりと煮込み、1日目の旨みをすくい取ったスープは、さらに3日間強火で炊かれ、甘味と深みが増します。このスープは幅広い年代に好まれ、優しくも濃厚な味わいが特徴です。また、店主は「地域の役に立ちたい」という思いから、月に1回、店頭でこども食堂を開催しており、その人柄の良さもお店の魅力の一つとなっています。

看板メニューの元祖蘇州らーめんは、甘めの醤油ベースのスープに、チャーシュー、煮卵、メンマ、青菜、ネギがトッピングされた一品です。まろやかで優しい味わいのスープは、どことなく塩ラーメン的な雰囲気もあり、どこか懐かしさを感じさせます。このラーメンは、習志野ラーメンカーニバルにも参加しており、多くのラーメンファンから支持を集めています。

その他にも、レバニラ炒め定食は、臭みのないレバーとシャキシャキとした野菜の食感が楽しめる一品で、ご飯が進む濃い味付けが特徴です。また、スタミナ健康肉餃子は、大きめサイズで肉汁たっぷり、もちもちとした食感が魅力です。さらに、特醸醤油ラーメンは、やや濁りのある清湯スープに中太のツルリとした麺が絡み、チャーシューの旨味が際立つ一品です。これらのメニューは、どれもリーズナブルな価格で提供されており、普段使いにぴったりのお店です。

さまぁ～ず・大竹一樹・三村マサカズ