2025年9月20日放送の【人生最高レストラン】でゲストのPerfumeが紹介した、フカヒレの土鍋煮込みのお店は赤坂の『維新號』です。

維新號は明治32年（1899年）に創業者の鄭余生が神田今川小路で清国留学生向けの郷土料理店として開いたのが始まりで、東京都千代田区紀尾井町に本店を構える老舗中華料理店です。

創業から100年以上の歴史を持つこの店は、政財界の要人や各界のトップに愛され続け、現在でも皇室や駐日中国関連のお客さんに利用されている格式高いお店です。

気仙沼産の上質なフカヒレを使ったフカヒレの上海風姿煮は維新號の名物として広く知られ、白湯スープのとろみ加減にも細心の注意を払い、フカヒレを扱うことができる料理人は店内で3人だけに限られているという徹底した品質管理のもとで作られています。
寧な仕込みと時間をかけた白湯スープが、フカヒレの繊維にじっくりと染み込み、究極の味わいを生み出します。

人気の料理は、目の前で切り分けてくれる北京ダックです。専門の料理人が特注の窯で丁寧に焼き上げたダックは、皮がパリパリでサクサクとした食感が特徴的で、きゅうりやネギのシャキシャキ感と甘辛い甜麺醤と共に薄餅で巻いて楽しむことができます。
この北京ダックは、多くの来店者から「なかなかここまでのサクサク感溢れる北京ダックにお目にかかることはない」と評価されており、コースメニューの目玉として親しまれています。

その他の名物料理としては、創業の地である浙江省寧波の伝統を受け継いだ上海料理をベースとした数々の料理があります。

伊勢エビの香り焼きは海の幸を生かした逸品で、プリプリの食感と香ばしい風味が楽しめます。

またアワビの醤油煮込みは、アワビの旨味を醤油ベースのタレでじっくりと煮込んだ贅沢な一品で、柔らかい食感と深い味わいが特徴です。
浙江料理の特徴である素材本来の味を大切にした調理法で、新鮮な食材を炒める、蒸す、煮るといった技法を駆使して、やや塩味でさっぱりとした上品な味付けに仕上げられています。

点心類では小籠包も人気で、熟練の技で作られた薄い皮の中に旨味たっぷりのスープが詰まっており、一口かじると口の中に広がる肉汁の美味しさが堪能できます。

加藤浩次・島崎和歌子・朝日奈央・Perfume・かしゆか・あ〜ちゃん・のっち