【路線バスで寄り道の旅】神田・行列の蕎麦・鴨せいろ『神田まつや 本店』のお店の場所〔尾上松也〕

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放送の【路線バスで寄り道の旅】銀座〜錦糸町〜浅草で尾上松也さんがゲストで紹介した情報。

そば打ち 淡路町駅「神田まつや 本店(かんだまつや)」

『神田まつや 本店』は1884年に創業した手打ちそばが名物の老舗で、東京・千代田区の神田須田町にあります。
ビルが立ち並ぶ一角に、黒い瓦をのせた木造2階建ての店構えがすっと現れ、そこだけ時間が止まったような風情です。

創業者は福島家の初代・市蔵で、福島家が2代にわたって暖簾を守りました。
その後、関東大震災のあとに店を受け継いだのが、小高家の初代・政吉です。現在の建物は震災後に建て直されたもので、松と矢をかたどった窓や、左右に並ぶ2つの出入り口が目を引きます。
周辺は戦災を免れた界隈で、この建物も2001年に東京都選定歴史的建造物に選ばれました。

小高家は代々、腕を磨くために名店へ学びに出向いてきました。
2代目・賢次郎は藪蕎麦の流れをくむ職人からそばの製法を学び、3代目・登志は神田藪蕎麦、上野蓮玉庵、神田錦町 更科といった老舗の先代たちから技と商いの心得を受け継いでいます。

食通の作家・池波正太郎が足しげく通ったことでも知られ、現店主の小高孝之さんは小学校高学年の頃、池波邸へそばを届けていたそうです。2019年に孝之さんが4代目店主となり、2024年には創業140周年を迎えました。

昭和初期、この店も多くのそば屋と同じく機械打ちに移り、中華料理やかき氷まで手がける大衆食堂のような存在になっていきました。
そこで3代目の登志さんが、そば屋としての原点に立ち返ろうと、1963年にすべて手打ちへ切り替えたのが転機です。名店で学び直した経験が実を結び、今の味の土台になりました。

そばは、そば粉に小麦粉を2割ほど合わせる「外2割」で、気候や打つ時間帯に合わせて卵水の量を変え、木鉢で練って弾力を出します。
そば粉は北海道、茨城、青森などから時期ごとに産地を選び、前の年の粉を合わせることもあるそうです。粒の選別から、挽く石臼、製粉までこだわるのが、この店らしいところです。

合わせるつゆは、江戸の下町の味を思わせるやや辛めの仕立てで、出汁がしっかり効いているのが特徴です。
代が替われば醤油の味も変わるものですが、お客さんに「変わらないね」と思ってもらえるよう、日々味を整え続けています。

人気の商品は天ぷらそば。
大ぶりの車えびが2本のった、種ものの王様です。さくっと揚がった衣につゆがじんわり染み込み、えびをふんわり包み込む食べごこちが魅力です。三つ葉のシャキシャキ感とゆずの香りが、コクのあるつゆに軽やかなアクセントを添えます。そばを抜いてつゆと海老天だけで味わう天ぬきも、蕎麦前の一品として親しまれています。

もうひとつの人気はごまそば。
やや辛口のつゆにあたりごまを合わせた、まろやかでクリーミーなごまだれで味わう一杯です。ごまの香ばしさとそばの出会いに、初めて食べる方は驚くのだとか。特に女性に人気があり、店主のイチオシでもあります。ごまだれの入ったそば湯は、もりそばとはひと味違うので、最後まで試してみてください。

そば前の定番は焼鳥。
串を打たず、大きめの鶏肉を焼き上げるのがこの店の流儀で、茨城産のあかね鶏が使われています。そばつゆのかえしを煮詰めた甘めのタレか、塩かを選べ、香ばしさと柔らかな弾力がお酒によく合います。お酒を頼むと、甘い味噌にそばの実を混ぜた手作りのそば味噌が添えられるのも、楽しみのひとつです。

ほっと温まる一品なら小田巻むし。
茶碗蒸しの中にうどんが入った、ふるふるの玉子とつるりとした麺を一緒に味わえる料理です。蕎麦前の一品として、またお酒のあとの温まる一皿として楽しめます。開店の11時前から店先に列ができる日も多く、相席も当たり前という活気が、この店ならではのごちそうです。


食べログ
  • もりそば 935円
  • 鴨せいろ 2530円
  • カレー丼 1540円
  • 桜海老入り辛味おろし 1760円
  • ひやむぎ ごま汁 1320円
  • すだちおろし 1650円
  • かしわ南ばん 鶏 1430円
  • 神田の大行列のお店で「そば打ち」
  • 創業132年!行列の老舗絶品そば
住所 東京都千代田区神田須田町1-13
電話 03-3251-1556

※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。

徳光和夫・田中律子

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この記事の作者・監修

Activi TV

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