2025年9月23日放送の【ヒューマングルメンタリー オモウマい店】で紹介した、暑ウマ警報㊙厨房60度のラーメン・テフタンメンのお店は、埼玉県朝霞市『あづま家』です。

あづま家は1970年から朝霞市仲町で営業を続ける老舗中華料理店で、東武東上線朝霞駅から徒歩約6分の場所にあります。

この小さな町中華は、朝霞発のオリジナル麺料理テフタンメンの発祥の地として広く知られており、現在では「朝霞名物」として多くのメディアに取り上げられる名店となっています。

この店にしかない特色は、何といっても韓国のテグタンスープをベースに独自開発したテフタンメンです。1970年の創業時から親しまれてきたこの完全オリジナルメニューは、ニンニクが効いた旨辛の赤いスープに、たっぷりの野菜とふわふわの卵とじが特徴的です。見た目は真っ赤で辛そうに見えますが、実際は野菜の甘みと卵のまろやかさがバランス良く調和し、思っているよりもマイルドな味わいに仕上がっています。辛さの調整も可能で、辛い物が苦手な方でも安心して楽しめます。縮れ麺がスープによく絡み、10種類もの野菜が入った具沢山の一杯は、まさに中毒性のある美味しさです。

テフタンメンに次ぐ人気メニューは、昔ながらの製法で作られるチャーハンです。自家製チャーシューとナルトがたっぷりと入ったしっとりタイプのチャーハンは、しっかりとした味付けで他の中華料理店とは一味違う仕上がりとなっています。パラパラではなく、どこか懐かしさを感じる昔ながらの炒飯として、常連客からも高い評価を得ています。

その他にも餃子やオムライス、生姜焼き定食など多彩なメニューが楽しめます。特に餃子は手作りの皮に包まれた具がジューシーで、テフタンメンとの相性も抜群です。また、中華料理店では珍しいオムライスも隠れた人気メニューで、昔ながらの優しい味わいが評判となっています。さらに生姜焼き定食は「等身大で美味しい、ザ・定食」として地元客に愛され続けており、唐揚げもたっぷりと盛り付けられるボリューム満点の一品です。これらのメニューはすべてリーズナブルな価格で提供されており、一人でもファミリーでも気軽に楽しめる町中華として、地域に根ざした愛され続ける存在となっています。

店内はテーブル席が3つほどのこぢんまりとした造りですが、どこか懐かしい板張りの壁や年季の入った看板など、50年以上の歴史を感じさせる温かな雰囲気が魅力です。

ヒロミ・小峠英二・増田貴久・河田陽菜・森本茉莉