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神保町駅「北京亭(ペキンテイ)」
北京亭の特徴は、中華料理店ならではのスープや中華鍋の火力を活かしたダイナミックな調理法です。とくに名物のカレーライスは、注文を受けるごとに中華鍋で強火で炒め、玉ねぎや人参をたっぷり使い、中華スープや醤油、オイスターソースで味を調えるもの。とろみがある餡のような質感で、しっかりライスに絡みます。町中華らしい“おふくろの味”でありながら、スパイシーさと中華ダシの奥深さが同居する味わいで、多くの常連客やカレーファンを魅了しています。
中でも北京亭にしかないエピソードとしては、初代の江さんが上海留学経験を持ち、戦後の神保町というエリアに中華文化を根づかせた歴史背景があります。その流れを今も引き継ぐ二代目・江さんの腕前は、炎を強く操る中華鍋さばきにも表れており、店の雰囲気も“茶色い安心感”や、昔ながらの職人ぽさが漂う空間演出にもつながっています。
他店以上に人気を集めるのが、やはり煮込まないカレーライスです。中華スープをベースにしたコク深い味わい、程よくピリッと辛味が効いた炒め仕立ての本格派。
作り方は、豚バラと野菜を炒め、鶏と豚足の中華出汁を投入し、自家製のタレとアクセントに豆板醤。最後にカレー粉を加えてサッと混ぜ合わせる煮込まないカレーです。スパイシーさと出汁感が一体となった素朴な一皿は、ランチタイムにもディナータイムにも常に行列ができるほどの看板メニューとなっています。
また、もうひとつお店で見逃せない人気料理は黒酢スブタです。片栗粉で揚げた豚バラに香ばしい黒酢ソースが絡み、甘みと酸味のバランスが絶妙。しっかりとした肉の弾力に黒酢のコクが加わり、食べ応え満点の一品です。ほかにも、ビールのおつまみにぴったりな砂肝唐揚げや、噛むほど旨味が染み出すシャキシャキの空芯菜の炒め物など、町中華らしいラインナップが充実。これらはいずれも厨房の火力とスピード感ある調理が光り、どれもビール片手に楽しみたくなるサイドメニューです。
さらに、徒歩圏内には「カレーの聖地」と呼ばれる神保町ならではの文化もあり、北京亭のカレーはその中で「町中華カレー」の代表格として光っています。麺スープを活用した出汁感、強火での仕上げ、そして餡掛け風のとろみある質感と、ご飯によく合う和風感も備えるなど、町中華と洋食のハイブリッド的な魅力を帯びています。
- 煮込まないカレー
- 第81代内閣総理大臣 村山富市
第94代内閣総理大臣 菅直人
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retty.me
住所 | 東京都千代田区西神田2-1-11 |
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電話 | 03-3261-4116 |
阿川佐和子・飯尾和樹・ずん・梅沢富美男・研ナオコ
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この記事の作者・監修

Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!