2025年5月18日放送の【日曜マイチョイス】石原良純さん・柳沢慎吾さんがゲストで紹介した、『秩父 老舗巡り珍道中』のロケ地・お店をまとめて紹介します。

『長瀞とガレ』は、埼玉県秩父郡長瀞町にある、秩父鉄道・長瀞駅から荒川ライン下りの乗り場へ向かう途中の商店街に位置するテイクアウト専門店です。秩父のご当地グルメである豚肉の味噌漬けを使用した食べ歩きフードや地ビールなど、秩父ならではのメニューを取り揃えています。

このお店の特徴は、ガレットの生地でソーセージを包んだみそ豚ガレドッグです。秩父のご当地グルメ「豚肉の味噌漬け」をホットドッグ風ガレットに仕上げたメニューで、オーダーごとにガレット生地を焼いてもらえるため、いつでも出来たて熱々が食べられます。ソーセージは表面がパリパリで、かぶりつくとパキッと弾けて、肉汁がじゅわっと広がります。チーズの塩気が効いていて、ほのかに燻製の香りをまとっています。

他にも、みそ豚のガレットや燻製チーズ入りのバリエーションもあり、スモールサイズとレギュラーサイズから選べます。ドリンクメニューには、秩父産メープルを使用したメープルサイダーや茶豆きな粉入りのミルクラテなど、個性豊かなラインナップが揃っています。

いちごと抹茶 長瀞みるくスタンドは、2025年1月5日「イチゴの日」に埼玉県秩父郡長瀞町の岩畳通りにオープンしたスイーツスタンドです。長瀞駅から徒歩約3分の場所にあり、観光客や地元の方々に親しまれています。店名の通り、いちごと抹茶をテーマにしたメニューが特徴で、地元の素材を活かしたスイーツを提供しています。

このお店の看板メニューは、いちご抹茶みるくです。秩父産のブランドいちご「あまりん」を使用したいちごみるくに、埼玉県狭山産の抹茶を使ったホイップクリームがトッピングされています。地元の素材をふんだんに使ったこのドリンクは、見た目も鮮やかで、味わいも深く、多くの人々に愛されています。

他にも、あまりんのカップショートケーキやあまりんチョコショートケーキなど、いちごを使ったスイーツが人気です。これらのスイーツは、季節ごとに異なるバリエーションが登場し、訪れるたびに新しい味を楽しむことができます。

また、店頭では、秩父産のいちごを使用したいちご串や、秩父いちごみるくなどの食べ歩き用スイーツも販売されています。これらは、観光の合間に手軽に楽しめると好評です。

『豆の大沢屋』は、埼玉県秩父郡長瀞町の岩畳商店街にある、無添加手作り甘納豆の専門店です。創業45年ほどのお店で、店舗は秩父鉄道の長瀞駅から徒歩約3分の場所にあり、観光名所である長瀞岩畳へのアクセスも良好です。

『豆の大沢屋』の特徴は、無添加で手作りされた甘納豆や煮豆を中心に、約30種類以上の豆菓子や漬物、乾物などを取り扱っている点です。店内では、ほとんどの商品が試食可能で、蕎麦茶のサービスも提供されています。また、店舗から約100m南に専用の無料駐車場があり、車での訪問も便利です。

一番人気の商品は、そら豆の甘納豆きな粉あえです。3日間かけて丁寧に作られた甘納豆に、たっぷりのきな粉がまぶされています。その風味と食感は、多くの人々に愛され、お土産としても喜ばれています。

その他にも、黒豆の甘納豆や白花豆の甘納豆、金時豆の甘納豆など、さまざまな種類の甘納豆が揃っています。また、しゃくしな漬けや柿の皮の漬物などの漬物類も人気で、地元の味を楽しむことができます。

『阿左美冷蔵』は、1890年（明治23年）に創業した天然氷の製造業者で、埼玉県秩父郡皆野町に本店を構えています。1992年には、天然氷を使用したかき氷を提供する店舗を開業し、現在では金崎本店と寶登山道店の2店舗を展開しています。その歴史と品質の高さから、多くの観光客が訪れる人気店となっています。

阿左美冷蔵の最大の特徴は、厳冬期に自然の寒さを利用して作られる「天然氷」を使用している点です。この氷は、ゆっくりと時間をかけて凍らせることで、不純物が少なく透明度が高いのが特徴です。また、かき氷に使用するシロップも、果物や黒蜜などの天然素材から手作りされており、添加物を使用していないため、自然な甘さと風味が楽しめます。

人気のメニューの一つに、蔵元秘伝みつがあります。これは、阿左美冷蔵特製の黒蜜を使用したシンプルながらも奥深い味わいのかき氷で、氷の純粋な美味しさを引き立てています。また、季節限定のメニューも豊富で、旬の果物を使ったシロップのかき氷が提供されるため、訪れるたびに新しい味に出会えるのも魅力の一つです。

その他にも、宇治金時やいちごミルク、柚子など、多彩なメニューが揃っています。これらのかき氷は、ふわふわとした食感の氷と、素材の風味を活かしたシロップが絶妙にマッチしており、老若男女問わず多くの人々に愛されています。

『聖神社』は、慶雲5年（708年）に創建された埼玉県秩父市黒谷にある神社で、日本初の流通貨幣「和同開珎」の発祥地として知られています。この地で発見された自然銅が朝廷に献上され、年号が「和銅」に改元されたことを記念して建立されました。社殿は江戸中期の建築様式を残し、秩父市指定有形文化財に指定されています。また、境内には旧本殿を移築した「和銅出雲神社」があり、大国主命を祀っています。

聖神社の最大の特徴は、金運のご利益がある「銭神様」として信仰されていることです。御神宝として、発見当時の自然銅「和銅石」や、元明天皇から下賜された銅製の蜈蚣（むかで）が保管されており、これらは金運や商売繁盛の象徴とされています。特に蜈蚣は「お足（お金）」に困らないという意味合いから、参拝者に人気があります。

境内には、和同開珎を模した巨大なモニュメントがあり、訪れる人々の目を引きます。また、近くを流れる小川でお金を洗い、清めたお金をお賽銭として納めると金運が上昇すると言われています。実際に、宝くじやロトで高額当選した方々からの御礼の言葉が多数奉納されており、金運成就のご利益を感じることができます。

『珍達そば 団子坂店』は、埼玉県秩父市東町にある、1966年（昭和41年）創業の地元で長年愛されてきたラーメン店です。

『珍達そば団子坂店』の最大の特徴は、独自の調理法にあります。スープ、タレ、麺、具材を一つの鍋で合わせることで、煮込みラーメンのようなとろみが生まれ、最後までアツアツのまま楽しめます。また、使用されるネギは埼玉県北部で生産された「土男ネギ」のブランドで、季節や収穫状況に応じて「春扇」「関羽」「龍まさり」などの品種が使われています。これらのネギは、甘みとシャキシャキ感が特徴で、ラーメンの味を一層引き立てます。

一番人気のメニューは、店名を冠した珍達そばです。丼の縁までなみなみと注がれたスープの上には、大量のネギと豚バラ肉がトッピングされており、見た目にもインパクトがあります。スープは煮干しとゲンコツをベースに、胡麻油で風味付けされており、あっさりとしながらもコクのある味わいです。麺は極細のストレート麺で、つるっとした食感が特徴です。

その他の人気メニューには、みそ珍達そばがあります。こちらは味噌ベースのスープで、醤油とはまた違った深い味わいが楽しめます。また、鹿児島県産の黒豚を使用した黒豚餃子もおすすめです。モチモチとした皮とジューシーな餡が特徴で、ラーメンとの相性も抜群です。

『珍達そば団子坂店』は、秩父鉄道御花畑駅から徒歩3分、西武秩父駅から徒歩5分とアクセスも良好です。

『秩父庵 玉木家』は、昭和12年（1937年）に創業した老舗和菓子店で、埼玉県秩父市の中心部、秩父神社の表参道「番場通り」沿いにあります。初代店主は東京・深川の和菓子店で修行を積み、その技術と店名をのれん分けしてもらい、秩父の地で開業しました。現在は3代目がその伝統を受け継ぎ、地元の素材を活かした和菓子作りを続けています。

玉木家の看板商品は、ちちぶぽてとです。さつまいも、バター、生クリーム、卵、白餡を使用した和風スイートポテトで、甘さ控えめの上品な味わいが特徴です。この商品は、秩父の自然の恵みを感じられる一品として、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。

また、玉木家では芝桜ろーるや花サブレ、あの花どら焼、秩父焼など、秩父の風景や文化をモチーフにした和菓子も豊富に取り揃えています。これらの商品は、見た目にも華やかで、お土産や贈り物としても喜ばれています。

さらに、玉木家では季節限定の商品も多数展開しており、訪れるたびに新しい味わいを楽しむことができます。例えば、春には桜を使用した和菓子、秋には栗やさつまいもを使った商品など、季節感あふれるラインナップが魅力です。

『秩父豚肉味噌漬本舗 せかい』は、埼玉県秩父市にある、1915年創業の豚肉の味噌漬けを専門に扱う老舗です。創業以来、地元秩父の風土と食文化を大切にしながら、秘伝の味噌だれを用いた豚肉の味噌漬けを提供しています。その品質と味わいは、多くの人々に支持され、秩父の名物として親しまれています。

『せかい』の最大の特徴は、独自に開発した秘伝の味噌だれにあります。この味噌だれは、厳選された原材料を使用し、長年の経験と技術によって生み出されたものです。豚肉は、厚切りにされたものを丁寧に味噌だれに漬け込み、じっくりと熟成させることで、深い味わいと柔らかな食感を実現しています。この製法により、豚肉の旨味が引き立ち、ご飯のお供としてはもちろん、お酒のおつまみとしても最適です。

『せかい』の人気商品には、黒豚味噌漬けがあります。これは、黒豚の持つ豊かな風味と、秘伝の味噌だれが絶妙にマッチした逸品です。また、豚肉味噌漬け【樽詰め】や【折詰め】など、用途や人数に応じた商品展開もされています。これらの商品は、贈答用としても人気が高く、秩父を訪れる観光客のお土産としても好評を博しています。

その他にも、豚肉味噌漬け【折詰め】は、手軽に楽しめるサイズで、家庭用としても重宝されています。また、豚肉味噌漬け【樽詰め】は、大人数での食事やイベントなどに最適な大容量タイプで、特別な場面での食卓を彩ります。さらに、黒豚味噌漬けは、黒豚の上質な肉質と味噌だれの風味が絶妙に調和し、贅沢な味わいを楽しめます。

『養浩亭』は、大正11年（1922年）に創業した、埼玉県秩父郡長瀞町にある老舗旅館です。

その名は、日本経済の父と称される渋沢栄一翁が、孟子の「浩然の気を養う」という言葉から命名したものです。秩父鉄道・上長瀞駅から徒歩約5分の立地にあり、荒川の清流と四季折々の自然に囲まれた静かな環境が魅力です。創業以来、長瀞の観光拠点として多くの旅人を迎えてきました。

この旅館の最大の特徴は、2022年に創業100周年を記念して新設された貸切風呂「百寿の湯」です。広々とした浴槽は、半分が通常の深さ、もう半分が浅く傾斜をつけた寝湯仕様となっており、リラックスした時間を過ごせます。また、入口から洗い場まで段差がなく、高齢の方や車椅子利用者にも配慮された設計です。さらに、全客室が川側に面しており、春の桜や秋の紅葉など、長瀞の美しい自然を部屋から楽しむことができます。

夕食では、秩父地方の山の幸や川の幸をふんだんに使用した和御膳が提供されます。献立の一例としては、陶板焼き、鮎の塩焼き、季節の天ぷら、山菜釜飯などがあり、旬の食材を活かした料理が並びます。また、プランによっては豚しゃぶしゃぶがメインとなることもあり、地元の味覚を存分に堪能できます。

これらの料理以外にも、朝食には和定食が用意され、地元の食材を活かした優しい味わいが特徴です。

阿川佐和子・飯尾和樹・ずん・石原良純・柳沢慎吾