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築地・煮付け「多け乃(たけの)」
創業は1940年。初代にあたる曾野田啓祐さんの祖父が現在と同じ場所で店を開き、店名の「たけの」は祖母の名前から付けられました。
始まりは、海軍経理学校の学生を相手にした甘味処。
戦後になると、築地の魚河岸で働く人たちのお腹を満たす食堂へと姿を変え、昼は食事、夜は魚を肴に一杯楽しめる店として根付いていきました。
現在は3代目の曾野田啓祐さんが切り盛りしています。
店の歴史そのものともいえるのが煮魚の煮汁。
醤油、酒、砂糖を基本に、さまざまな魚を煮ながら何十年も継ぎ足してきたもので、魚から出る旨みが重なっています。
身の味を覆い隠すような濃さではなく、甘辛い香りと魚の脂を一体にするのが持ち味。先代から受け継がれ、現在まで守られている味です。
看板メニューはカワハギの刺身。
新鮮な本カワハギを薄く引き、肝に少量の醤油を合わせた肝醤油を絡めて味わいます。淡泊で締まった白身に、肝の濃厚なコクが重なるのが魅力で、夏の一時期を除いて長く楽しめる店自慢の一品。
旬の魚を毎日選んで仕入れる店だけに、刺身は季節によって顔ぶれが変わります。
いわし刺身では、手開きで丁寧に骨を外し、さらに飾り包丁を入れることで、細かな骨が口に残りにくいよう仕上げています。
もうひとつの名物はキンキの煮付け。
脂をたっぷり含んだキンキを、長年継ぎ足してきた煮汁で仕上げます。
身はほどよく締まりながらも口に入れるとしっとりほどけ、甘辛い煮汁が魚そのものの旨みを引き立てる仕立て。
人気の商品はのどぐろの煮付け。
キンキと並んで名前が挙がる煮魚で、上質な脂をもつのどぐろに煮汁をしっかりとなじませています。キンキと比べると脂の印象はやや穏やかで、魚の上品な旨みと煮汁の甘辛さをじっくり楽しめる一皿です。
もうひとつの人気はあなご白焼き。
一般的なやわらかな煮穴子とは方向性が異なり、蒸さずに焼きだけで仕上げるのが多け乃流です。
大ぶりな穴子の脂を残しながら、皮目はパリッと香ばしく焼き上げるため、ふっくらした身との食感の対比が鮮やか。魚料理を肴にゆっくり楽しみたい夜にもよく合います。
- その日一番の魚使う分だけ買い付け
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| 住所 | 東京都中央区築地6-21-2 |
|---|---|
| 電話 | 03-3541-8698 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
