カツサンド 来宮駅「喜撰(きせん)」
2代目の二宮良佐さんは、闘病を続けながら店を守っていましたが、2015年に他界。店は一時休業しましたが、妻の由未子さんが受け継いだソースの製法とカツサンドのレシピを絶やさぬよう、長女の長沢麻由子さんと再出発を決めました。2017年夏から知人へ少しずつ作り始め、2018年2月に「あたみ喜撰」として一般販売を再開。2026年には再開から8周年を迎えています。
現在は以前のようなとんかつ店の営業ではなく、販売日と数量を絞り、初代から続く味を丁寧に届けるスタイルです。作り置きをせず、状態のよいものを渡せる範囲で仕込むため、販売は月に数日ほど。昔ながらの味を無理なく守るという、家族の誠実な姿勢が感じられます。
店の味を支えるのは手作りとんかつソース。2代目が9年間の闘病生活のなかで妻へ製法を伝え、現在まで受け継がれてきました。野菜や果物を思わせるまろやかな甘みがあり、揚げ物の香ばしさを引き立てながら、後味は重くなりすぎません。
ソースは朝から仕込み、数日寝かせて味をなじませてから袋詰めする手間のかかる品です。とんかつだけでなく、千切りキャベツや家庭のフライにも合わせやすく、熱海の旅から持ち帰って楽しめる名物。調味料そのものが店の歴史を語る、喜撰ならではの存在です。
人気の商品はヒレカツサンド。
やわらかなヒレカツを軽く焼いた食パンで挟み、甘みのある特製ソースと辛子を利かせています。間には生の千切りキャベツではなく、火を通して甘みを引き出した野菜を合わせるのが喜撰流。肉のうまみ、ソースのコク、野菜のやさしい甘さがひと口の中で重なります。
とんかつ店時代から土産物として人気を集めてきた味を、現在は作りたてにこだわって数量限定で販売。厚みのあるヒレ肉は歯切れがよく、トーストの香ばしさとソースのしっとり感がほどよく調和します。温泉街の散策途中に味わう軽食としても、帰りの列車で楽しむ旅のお供としても似合う一品です。
かつての名物はコロッケ。
とんかつ店として営業していた時代に親しまれた料理で、小ぶりに仕立てたものを複数盛り付けるのが定番でした。薄めの衣の軽快な歯触りと、なめらかでしっかり味を含ませた中身が持ち味。自家製ソースを添えることで、じゃがいもの素朴な甘さがより豊かに感じられます。
もうひとつの人気はロースカツ。
豚肉の脂の甘みを楽しめる、老舗とんかつ店らしい王道の料理です。肉を覆う衣は厚すぎず、揚げたては歯を入れた瞬間にさっくりとほどける仕上がり。コクのある特製ソースをまとわせても豚肉の風味が埋もれず、ご飯とともに味わいたくなる一皿でした。
親しまれてきた品はヒレ一口カツ。
ひと口ほどの大きさに整えることで、ヒレ肉のやわらかさと衣の香ばしさをバランスよく楽しめる料理です。脂が控えめな部位のため口当たりは軽やかで、特製ソースの甘みとも好相性。かつての店内で味わわれたこうした料理の記憶が、現在のヒレカツサンドと手作りとんかつソースへ静かに息づいています。
- 月に4回しか食べられないカツサンドのお店
こちらは『喜撰(熱海/洋食)』のお店ページです。実名でのオススメが3件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
retty.me
| 住所 | 静岡県熱海市中央町4-3 |
|---|---|
| 電話 | 0557-82-5954 |
※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
