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老舗の名物!三色ライス 浅草橋駅「一新亭(イッシンテイ)」
初代店主はもともと欧州航路を行く船で料理人をしており、日本に帰国して創業したこのお店には「一番新しい食べ物を届けたい」という思いが店名に込められています。
開店当時は洋食のフルコースを出す店で、ステーキ、コンソメ、ポタージュやグラタンといった、当時の日本人にはなじみの薄い食べものを提供していました。
3代目・秋山武雄さんは24歳でお店を継いで以来、60年以上にわたって厨房に立ち続けてきました。しかしそれだけが秋山さんの顔ではありません。実は知る人ぞ知る写真家でもあり、15歳の頃から70年以上にわたって東京の街並みや人々の暮らしをカメラに収め続けてきました。写真コンテストでの受賞歴を持ち、写真集の出版や展示会なども行ってきた方です。
店内の壁には昭和初期の東京の街並みを撮影したモノクロ写真が何枚も飾られており、4〜5人掛けのテーブルが3つというこぢんまりとした空間に、独特の温かみと時代の空気を漂わせています。現在は2人の娘さんが受け継いで仮店舗で営業しています。
看板メニューは三色ライスです。
オムライス・カレーライス・ハヤシライスの3種類を大きなお皿にきっちり3等分に盛り合わせた、まさに欲張りな一皿。
この料理が生まれたきっかけには、粋な江戸っ子エピソードが隠されています。今から約30年前、漫画『美味しんぼ』の関係者が店のハヤシライスに魅了され、誌面で取り上げたことで全国からお客さんが訪れるようになりました。
遠方からわざわざ食べに来てくれるお客さんに「他のメニューも一度に楽しんでもらいたい」と考えた秋山さんが、一皿に3種を盛り合わせたのが始まりだといいます。
すべてのメニューには味噌汁が付き、三色ライスには手作りのお新香も添えられます。
ハヤシライスは牛肉と玉ねぎだけをじっくり煮込み、毎朝継ぎ足しながら仕上げるのがこだわりで、新しく作るより継ぎ足すことで味に丸みが出るのだといいます。
そのコクと酸味が絶妙に絡み合うデミグラスのソースは、一口食べると思わず「また食べたい」と感じる奥深さです。
一方カレーライスは横須賀海軍カレーを思わせる昭和スタイルで、豚肉と玉ねぎだけを使ったシンプルな黄色いルー。
今では珍しくなった、スパイスが整い過ぎていない素朴な味わいは、昔ながらの洋食店でしか出会えない宝物のような一皿です。
さらにオムライスは、流行りのふわとろ仕立てではなく、鶏肉と玉ねぎのチキンライスを薄焼き卵でふっくらと包み、ケチャップをかけていただく正統派スタイル。
オムライスのメニューは単品だけでも数種類あり、コロッケ付き・メンチカツ付き・トンカツ付き・魚フライ付きなど、最初からフライやカツが一緒に盛られているのが一新亭ならではの嬉しい一品です。洋食の王道を一度に満喫できる、下町の洋食文化が詰まったひと皿がここにあります。
- 台東区の老舗の名物!三色ライス
- オムライス・カレーライス・ハヤシライス
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retty.me
| 住所 | 東京都台東区浅草橋3-12-6 |
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※公式サイト・Instagramからですを引用させていただいております。
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







