2025年7月14日放送の【news every 】自宅レストランで紹介した、看板猫のあめ・ゆきと一汁三菜ランチのお店は中野『しのカフェ』です。

しのカフェは中野区野方の閑静な住宅街に誕生した古民家カフェです。築約50年の趣ある一軒家を、店主ふみさんが祖母の家を受け継いで丁寧に改築し、近所の人々が自然と集まっていた縁側の温かな雰囲気をそのまま活かしてオープンしました。

JR中野駅北口から徒歩約15分、住宅街の奥深くにひっそりと佇む隠れ家的なカフェとして、地域の方々から愛され続けています。玄関で靴を脱いで上がる家庭的なスタイルは、まるで親戚の家を訪れたかのような安らぎを感じさせてくれます。

四季折々の美しい庭を眺めながら寛げる縁側のこたつ席からは、シジュウカラやスズメなどの野鳥が遊びに来る鳥の巣箱も設置されており、都心にいながら自然の息づかいを感じることができます。

また、ランチタイム終了後の静かな時間帯には、看板猫のあめ、ゆきが顔を出すことも多く、猫好きの方々にとっても特別な癒しの空間となっています。これらの人懐っこい猫たちは店のアイドル的存在で、縁側でくつろぐ姿は絵になる風景として多くの人に愛されています。

お店の一番人気はおまかせ一汁三菜ランチで、ふみさんのご両親が栽培する無農薬野菜をふんだんに使った身体に優しい家庭料理を味わうことができます。季節の食材を大切にしながら丁寧に作られる料理は、サラダとランチコーヒーが付いて心も身体も満たしてくれます。メイン料理はチキンと春野菜のソテーやタラのムニエルなど、その日によって異なる2種類から選ぶことができ、どれも素材の味を活かした優しい味わいが特徴です。

その他の名物として、小豆から丁寧に手作りされるぜんざいは絶対に味わっていただきたい一品です。甘さ控えめで上品な味わいのぜんざいには、食べやすい一口サイズのお餅がたっぷりと入っており、その中にツヤツヤと輝く栗も加えられています。趣のある器に盛り付けられた見た目も美しく、一口食べるごとにどこか懐かしい味わいがほっこりと心を温めてくれます。

また、常時3種類用意されている自家製ケーキも人気で、いちごのロールケーキをはじめとした手作りスイーツは体に優しい素材を厳選して作られています。抹茶ラテは、ふわふわのクリームとまろやかな甘さの抹茶が絶妙にマッチし、ぜんざいとの相性も抜群です。さらに夜の時間帯には事前予約制のおまかせコースも提供されており、月を眺めながらほっこりとしたおばんざいとお酒を楽しむことができ、昼間とは違った大人の時間を過ごすことができます。営業は木曜・金曜・土曜の週3日のみという限定的なスタイルも、この特別な空間をより貴重なものにしています。調理は全てふみさんが手がけ、お母様が皿洗いや接客をお手伝いするという、まさに家族ぐるみの温かなおもてなしが、訪れる人々に安らぎのひとときを与えてくれるのです。

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