2025年7月10日放送の【news every 】懐かしの味！レトロ喫茶 グルメ探訪で紹介した、そばめし・コーヒーのお店は『ローヤル』です。

ローヤルは1965年の開業から半世紀以上、東京・有楽町駅前のシンボルとして時を刻んできた東京交通会館の地下1階にて、ビルの歴史とともに営業を続けている純喫茶です。マスター野山 弘さんがフロアを切り盛りしています。

金色の王冠が輝く店のロゴマーク、壁に埋め込まれた懐かしい食品サンプルケースが迎えてくれるこのお店は、まさに昭和時代にタイムスリップしたかのような特別な空間で、多くの人々に愛され続けています。

有楽町駅から徒歩1分という抜群の立地に加え、現在は西新宿にある都庁が移転する前、1991年まで都庁は有楽町にあったことから、かつては都庁職員や新聞社関係者で賑わう東京一のオフィス街の中心として栄えた歴史を持っています。

お店の一番人気の料理は現在も『ローヤル』の人気メニューとなっている「ナポリタン」は、口の中でケチャップ感が広がる懐かしい味わいです。このナポリタンは、1991年の都庁移転により客足が激減した危機を乗り越えるため、それまでトーストやゆで卵などの軽食中心だったメニューを見直し、カレーやピラフ、スパゲッティーなど食事メニューを充実させた際に生まれた看板メニューとなっています。

その他の名物料理としては、カットされたメロンなどが贅沢に盛り付けられた「季節のフルーツパフェ」があり、コーンフレークやスポンジなどは入っておらず、純粋にアイスクリーム、ホイップクリーム、フルーツやシロップを楽しむことができるシンプルながら上品な仕上がりが特徴です。

また、喫茶店では先駆け的に取り入れたという「ハニートースト」も女性客に人気があります。さらに、昔懐かしい固いプリンはしっかりかためで濃厚なプリンとして、多くの喫茶店ファンから愛されており、「フレッシュバナナジュース」と合わせて、昭和の純喫茶らしい懐かしい味わいを堪能することができます。

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