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毛利マティーニ「MORI BAR」
1947年に福岡県八女市で生まれた毛利さんは、東京会館のバーで働いたことをきっかけにバーテンダーの世界へ入り、数々の名店で経験を重ねました。
1983年に初出場したカクテル・コンペティションで2位、1984年には全国1位となり、1985年も連覇。1987年には日本代表として世界大会に出場し、味と技術の両部門で最高得点、総合4位という成績を残しています。
1997年に始まった店は2020年3月にそれまでの場所での営業を終え、同年4月1日に新たな形でスタートしました。
現在のMORI BARは、毛利さんとバーテンダーの吉田貢さんが手掛けていた「Y&Mバー キスリング」の店名を改め、その空間を受け継いだもの。1997年の開業から数えると2026年で29年、現在の店へ移ってから6年を迎えています。
毛利さんのカクテルを特別なものにしているのが、流れるようになめらかなステア。
とりわけマティーニでは、よく冷やした酒を氷とともに約100回ステアするという、一般的な感覚とは逆をいく方法を追求。
単に酒を冷やすのではなく、低温のジンをステアによって適温へ近づけ、眠っていた香りや甘み、コクを引き出すという発想です。
その技術を支えているのは、回数だけではありません。
氷の角を水で整え、バースプーンをミキシンググラスの内側に沿わせるように滑らせ、上下を均一に混ぜていきます。毛利さんは長年カウンターに立つ一方で後進の育成にも力を注ぎ、この独自の技術と考え方を次の世代へ伝えてきました。
看板メニューは毛利マティーニ。
オレンジビターズ、ジン、わずかなドライベルモットを合わせ、約100回のステアで仕上げる毛利さんの代名詞です。冷たさだけを際立たせるのではなく、口に含んだ瞬間はすっとなめらかに入り、そのあとからジンのコクやほのかな甘みが輪郭を現すように組み立てられています。仕上げにレモンの香りをまとわせ、オリーブを添える端正な一杯です。
「カクテルの王様」と呼ばれる古典的なマティーニを、自らの技術と発想でここまで個性的な一杯へ仕立てたことから、世界中で敬意を込めて「毛利マティーニ」と呼ばれるようになりました。派手な材料を加えるのではなく、温度、氷、ステアという基本動作を突き詰めて味を変えるところに、MORI BARらしさが凝縮されています。
もうひとつの代表作はハバナ・マティーニ。
ジンではなくダークラムを使い、シェリー酒とオレンジビターズを合わせてステアします。ラムならではの香ばしいコクと丸みのある甘さが広がり、仕上げのレモンの香りが重さをすっと整える一杯。毛利さん自身がテレビ番組でも披露してきた、毛利マティーニと並ぶ存在です。
毛利さんの定番として知られるジン・トニック。
グラスにジンとトニックウォーターを直接注ぐシンプルなカクテルですが、ライムをしっかり搾ることで、ジンの香りに柑橘の清々しさを重ねます。材料が少ないからこそ、バーテンダーの味の組み立て方がわかりやすい一杯です。
爽やかな一杯ならモヒート。
ラムとミントを軸にしたキューバ生まれのカクテルで、毛利さんは本場キューバを訪れた経験をきっかけに作り方を大きく変えています。ミントの青々とした香りとラムのふくよかさ、炭酸の軽快さが重なり、濃厚なマティーニとはまた違った表情を楽しめるカクテルです。
- 世界を魅了した伝説のマティーニ
| 住所 | 東京都中央区銀座7-5-4 ラヴィアーレ銀座ビル 7F |
|---|---|
| 電話 | 03-3573-0610 |
※公式サイト・Instagramからですを引用させていただいております。
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
