【王様のブランチ】老舗の蕎麦『薮伊豆総本店』日本橋の100年グルメのお店の場所〔ごはんクラブ〕

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放送の【王様のブランチ】100年グルメロケで紹介した、老舗の蕎麦のお店は『薮伊豆総本店』です。

日本橋駅「薮伊豆総本店(やぶいずそうほんてん)」

薮伊豆総本店は、江戸時代の天保年間にさかのぼる長い歴史を持つ蕎麦の名店です。

もともとは京橋の地で伊豆本という名で営まれていましたが、明治15年に神田やぶそばの暖簾に包まれ、薮伊豆という名前に生まれ変わりました。その後、平成8年に日本橋へ移転し、現在は六代目の当主が伝統を守りながら店を切り盛りしています。

日本橋駅から歩いて5分ほど、昭和通りのほど近くに構える薮伊豆総本店は、門構えからして江戸情緒があふれています。
店の2階には「薮伊豆由来記」が掲げられ、この店が守り続けてきた歴史の重みを感じさせてくれます。

女将の野川雅江さんは静岡県森町の出身で、帳場での歌うような接客が印象的です。神田やぶそばを思わせる「いらっしゃ~い」「ご新規ぃ~、一名様ぁ~」という口調には、江戸の蕎麦文化を大切にする心意気が感じられます。

こちらの店が大切にしているのは、石臼挽きで自家製粉した蕎麦です。毎日、庭の蕎麦挽き小屋で挽き、香りと甘みを引き出しています。
創業当時から伝えられてきた職人の技で、せいろ一枚一枚を丁寧に仕上げる姿勢は今も変わりません。歯切れがよく、つゆとの相性も計算され尽くしたお蕎麦は、まさに江戸の粋を体現した味わいです。

もうひとつ、薮伊豆総本店を語るうえで欠かせないのが、3階のお座敷で定期的に開かれる落語会です。かつて京橋にあった頃から、五代目柳家小さん師匠とそのお弟子さんたちが寄席を催していました。現在も柳家一門とのご縁は深く、柳家花緑師匠による「落語とそばの会」や、柳家三語楼師匠の「三語楼とそばの会」が月に数回開催されています。出囃子の三味線が響くお座敷で、間近に噺家さんの声を聞きながら江戸の町民気分に浸れるひとときは格別です。落語を楽しんだあとは、玉子焼きや天ぷら、きんぴらといったおつまみとせいろそば二枚がセットになった「おアトもよろしくセット」をいただくのが定番です。

昼どきには、近隣で働く方々や女性客でにぎわいます。
ランチ限定の人気メニューじゅげむ定食は、健康と長寿をテーマに考案されたもので、落語の演目「寿限無」にちなんで名付けられました。鶏とごぼうの柳川小鍋、そばの実の炊き込みごはん、高野豆腐、きんぴら、かまぼこ、そしてせいろそばがつく、脂質控えめで食物繊維たっぷりの構成です。お腹がしっかり満たされるのに胃もたれしないバランスのよさが、多くのお客さんに喜ばれています。

もうひとつの人気ランチまねき猫ランチは、せいろそば二枚に天ぷら、サラダ、副菜がつく充実した内容で、こちらもファンが多いメニューです。

昔から人気のあるのがそば寿司です。椎茸、かんぴょう、薄焼き卵を甘酢を効かせた蕎麦と海苔で巻いたもので、テレビ番組「和風総本家」の東京手土産特集でベスト10に選ばれたこともあります。蕎麦がつゆに染みやすいよう、ふわりとまとめられているのが特徴です。お土産としても店頭で販売されており、前日までに予約すれば持ち帰ることができます。


食べログ
  • まねき猫ランチ 1600円
  • 伊豆のごまそば 1450円
  • そば寿し 650円
  • 創業143年の薮伊豆総本店
  • 日本橋駅より徒歩5分
  • そのルーツは江戸時代に現在の京橋に伊豆本という名で店を構えたのが始まり
住所 東京都中央区日本橋3-15-7
電話 03-3242-1240

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この記事の作者・監修

Activi TV

こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!

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カテゴリー: 王様のブランチ
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