2025年5月3日放送の【出没！アド街ック天国】吉祥寺（北口）で紹介した、『ランキングTOP20』のロケ地・お店をまとめて紹介します。

『武蔵野デーリー クラフトミルクスタンド』は、2022年5月に東京・吉祥寺にオープンした、100年続く牛乳屋が手がけるミルクスタンドです。​創業者の祖父が始めた牛乳配達業を、現代表の木村義之さんが40年以上継承し、さらにその息子である副店主の木村充慶さんが、全国の牧場を巡って選び抜いた「クラフトミルク」を提供する新たな形態へと進化させました。​店舗は、もともとトラック置き場だった場所を改装し、週末限定で営業しています。​また、地下には自社製造工房「CRAFT MILK LAB」を設け、日本一小さなマイクロ乳業メーカーとしても活動を始めています。​

このお店の最大の特徴は、全国160ヵ所以上の牧場を巡って集めた、放牧ミルクを中心とした「シングルオリジン」の牛乳を提供している点です。​牛の品種や育て方、餌などによって味わいが異なるクラフトミルクを、直接ミルク缶からお玉ですくって提供するスタイルは、スイスの高級チーズ工房に着想を得たものです。​このような提供方法により、牛乳の個性や牧場主の哲学を感じながら味わうことができます。​

人気メニューの一つが、毎月テーマごとに3種類のクラフトミルクを厳選した「3種飲み比べセット」です。​例えば、北海道の「ノースプレインファーム」の牛乳は、あっさりとしながらも甘みがあり、まろやかな仕上がりが特徴です。​また、熊本の「玉名牧場」のジャージーミルクは、コクがありながらもすっきりとした後味が楽しめます。​このように、産地や育て方によって異なる味わいを楽しむことができます。​

その他のメニューとしては、熱を加えずに豆を漬け込んだ「ミルク出しコーヒー」や、茶葉を長時間漬け込んだ「ミルク出しほうじ茶」などがあります。​また、砂糖を極力使わずにミルクの甘さを感じる「いちごミルク」や、放牧牛乳を使用した「放牧ソフトアイス」も人気です。​これらのメニューは、牛乳の新たな魅力を引き出す工夫が凝らされています。

『もがめ食堂』は、2017年オープンした定食屋さんで、吉祥寺駅北口から徒歩約5分の場所にあります 。このお店は、吉祥寺サンロード店の姉妹店として誕生し、家庭的な味わいとボリューム満点の料理で、多くの人々に親しまれています。店内はカウンター席が中心で、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。また、料理は注文を受けてから一つ一つ丁寧に調理されるため、出来立ての温かい料理を楽しむことができます。

『もがめ食堂東急裏店』の特徴は、豊富な定食メニューと、手作りの小鉢が付いたセット内容です。定食には、メイン料理のほかに、日替わりの小鉢や味噌汁が付いており、栄養バランスも考えられています。また、ご飯のおかわりが無料で提供されるため、満腹感を得られるのも嬉しいポイントです。さらに、料理はすべて手作りで、仕込みから丁寧に行われており、家庭の味を大切にしています。

人気のメニューの一つに、チキン南蛮定食があります。カリッと揚げた鶏のから揚げに、甘酢ダレと自家製のタルタルソースがたっぷりとかかっており、ご飯が進む一品です。また、豚の生姜焼き定食も人気で、濃厚な味付けと大きめの豚肉が特徴です。これらの定食は、ボリュームがありながらも、どこか懐かしさを感じさせる味わいで、多くの人々に支持されています。

その他にも、海老マヨ定食やまぐろカツわさびマヨソース定食など、バリエーション豊かな定食メニューが揃っています。海老マヨ定食は、プリプリの海老に甘めのマヨネーズソースが絡み、食感と味のバランスが絶妙です。まぐろカツわさびマヨソース定食は、サクサクのまぐろカツに、わさびの風味が効いたマヨソースがかかっており、さっぱりとした味わいが特徴です。また、釜揚げしらす丼定食やすてきな鯖定食など、魚介系の定食も充実しており、幅広い世代に対応しています。

『シフク食堂』は、2021年10月15日に東京・吉祥寺の中道通り沿いにオープンした、築70年の古民家を改装した温もりある食堂です。店名の「シフク」は「至福」を意味し、日常の中でほっとできるひとときを提供したいという想いが込められています。店主は表参道のカフェでの経験を経て、よりお客様との距離が近い形での接客を目指して独立しました。店内にはイギリスの蚤の市で購入した1950～70年代のアンティーク家具や、昭和のこたつ天板を再利用したテーブルなどが配置され、レトロで落ち着いた雰囲気が漂います。

『シフク食堂』の特徴は、日替わりの定食やスパイスカレーを中心に、旬の食材を活かしたメニューを提供している点です。特に「至福の3種カレーライス」は、定番のシフクのチキンカレー、グリーンそぼろのドライカレー、そして日替わりのカレーを一皿で楽しめる贅沢なメニューです。これらのカレーは、小麦粉やルーを使わず、ココナッツミルクやヨーグルト、トマト、玉ねぎをベースにした無水調理で仕上げられ、スパイスの香りと素材の旨味が引き立ちます。また、グルテンフリーである点も女性客に人気です。

定番のシフクのチキンカレーは、トマトの酸味とココナッツミルクのコクが絶妙に調和した、辛さ控えめの優しい味わいです。柔らかく煮込まれたチキンが特徴で、パセリと雑穀のサラダや玉ねぎのアチャールと一緒に食べると、味の変化も楽しめます。日替わりのカレーには、あさりとセロリのスパイシーカレーやサバのレモンカレーなどがあり、旬の食材を活かしたユニークな組み合わせが魅力です。

その他の名物料理として、日替わりの定食が挙げられます。例えば、和風あん豆腐ハンバーグやオレンジマスタードソースのチキンステーキなど、家庭的でありながら創意工夫が感じられるメニューが提供されています。副菜には、スパイスの効いた煮物やサラダが添えられ、栄養バランスも考慮されています。また、デザートのシフクのプリンは、ねっとりとした食感と甘さ控えめの味わいで、食後のひとときを彩ります。ドリンクには、自家製シロップを使ったスパイスレモンスカッシュやレモネードがあり、カレーとの相性も抜群です。

『クレヨンハウス東京店』は、1976年に表参道で創業した絵本とオーガニックの専門店で、2022年12月に吉祥寺へ移転しました。新店舗は、吉祥寺駅から徒歩約6分の大正通り沿いに位置し、地下1階から2階までの3フロアで構成されています。創業者である作家の落合恵子さんの理念に基づき、子どもと大人が共に楽しめる空間を提供しています。

この店舗の特徴は、1階のオーガニックレストラン「広場」です。ここでは、有機JAS認証を取得した食材を使用したビュッフェスタイルの食事を提供しており、ランチとディナーの時間帯に利用できます。特に、日替わりのメニューは、旬の有機野菜をふんだんに使った料理が並び、訪れるたびに新しい味を楽しめます。また、店内には「ケーキおばさん」の手作りケーキもあり、ティータイムにはこれらのスイーツを楽しむことができます。

2階には、絵本や子どもの本、木のおもちゃが揃うフロアがあります。国内外から厳選された絵本や、安全基準をクリアした木製のおもちゃが並び、親子で楽しめる空間となっています。また、ベビー＆マタニティ用品も取り扱っており、出産祝いやギフト選びにも最適です。

地下1階には、「未完の本屋」とギャラリースペースがあり、女性や育児、社会問題に関する書籍が揃っています。静かな空間で、じっくりと本を選ぶことができるため、大人の方にもおすすめのフロアです。

『中國菜 四川 雲蓉（ユンロン）』は、2018年12月に吉祥寺の大正通り沿いにオープンした本格四川料理店で、東急百貨店吉祥寺店の裏手にお店があります。

店主の北村和人さんは、原宿の「龍の子」や麻布十番の「中國菜老四川飄香」などの名店で修業を重ねた後、中国四川省成都の「芙蓉凰花園酒楼」や「梓楠餐厅」でも本場の技術を習得しました。店名の「雲蓉」は、父親が営む印章店「青雲堂」の「雲」と、修業先の成都の略字「蓉」から取られ、家族と師匠への敬意が込められています。

このお店の最大の特徴は、素材から調味料に至るまでの徹底した自家製へのこだわりです。ガラスープ、辣油、豆板醤などはすべて手作りで、唐辛子や花椒は年に1〜2回、四川省へ直接買い付けに行くほどの情熱を注いでいます。特に豆板醤は1年物と3年物をブレンドし、塩を使わずにその塩分だけで味を調整するという独自の製法が特徴です。また、店内は12席とコンパクトながら、鳥籠型のペンダントライトが印象的なモダンチャイニーズな空間で、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。

看板メニューの陳麻婆豆腐は、四川料理の伝統を受け継ぎつつ、日本人の味覚にも合うよう工夫された逸品です。辛さや痺れの度合いを「小辛・普通・大辛」「小痺・普通・大痺」から選べるため、自分好みの味わいを楽しむことができます。豆腐は一丁分を使用し、しっかりとした食感が特徴で、牛ひき肉やしょうゆ豆の旨味が深いコクを生み出しています。また、花椒の香りがふわっと広がり、後からじわじわと辛さと痺れが追いかけてくるバランスの良さが魅力です。

その他の人気メニューには、雲蓉特製汁あり担々麺や熊掌豆腐などがあります。汁あり担々麺は、週替わりメニューとして提供され、18種類のスパイスを利かせたラー油と芝麻醤のタレが特徴です。熊掌豆腐は、厚揚げの形が熊の掌に似ていることから名付けられた四川の家庭料理で、豆板醤のコクと豚バラ肉の旨味が絶妙に絡み合っています。

また、ディナータイムには、よだれあん肝やピーナッツ怪味ソースなど、前菜からメインまで多彩なメニューが揃っています。特にピーナッツ怪味ソースは、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味の五味を含んだ四川の伝統的な味付けで、複雑な味わいが楽しめます。

『simonne（シモンヌ）』は、2023年6月23日に東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目にオープンした、昼は焼き菓子専門店、夜はナチュラルワインとデザートを楽しめるワインバーとして営業するお店です。三鷹駅北口のフレンチビストロ『KUVAL（クバル）』の姉妹店で、パティシエの久原春香さんが手がけています。店名の「simonne」は、久原さんがフランスの料理学校で付けられたあだ名に由来しています。

『simonne』の特徴は、昼と夜で異なる顔を持つことです。昼の時間帯（12:00〜15:00）は焼き菓子のテイクアウト専門店として営業し、国産小麦やフランス産小麦、発酵バターなど厳選された素材を使用した焼き菓子が並びます。夜の時間帯（17:00〜21:00）は、ナチュラルワインとデザートを楽しむワインバーとして営業し、カウンター6席の落ち着いた空間で、目の前で仕上げられるアシェットデセール（皿盛りデザート）を提供しています。なお、夜の営業は金・土・日の週3日のみで、予約はInstagramのDMで受け付けています。

昼の人気商品には、ザクザクとした食感が特徴のキャラメルナッツスコーンや、甘酸っぱいタルトプラム、上品な甘さのイチジクと2種のチーズマフィン、表面がカリッとしたマドレーヌなどがあります。これらの焼き菓子は、素材の味を大切にし、丁寧に手作りされています。

夜のワインバーでは、しょっぱくて温かいチーズケーキや、とうもろこしのカタラーナなど、ワインに合うデザートが提供されます。また、ルバーブと赤しそ、クレームダンジュとバラのパフェなど、季節の素材を活かしたパフェも人気です。これらのデザートは、ナチュラルワインとのペアリングを楽しむことができ、訪れるたびに新しい味わいに出会えます。

『カヤシマ』は1975年に創業した老舗の喫茶店で、東京都武蔵野市吉祥寺本町にあります。当初はコーヒー専門店としてスタートしましたが、時代の流れとともに食事メニューやお酒の提供を始め、現在では喫茶店・定食屋・居酒屋の要素を兼ね備えた多目的な店舗となっています。店内には映画や演劇のポスター、常連客の写真などが飾られ、昭和の雰囲気が色濃く残る空間が広がっています。

カヤシマの名物料理の一つは、ナポリタンです。このナポリタンは、ドラマ『孤独のグルメ』でも紹介され、主人公がその味に感動したことで話題となりました。太めのスパゲッティにケチャップベースのソースが絡み、懐かしさを感じさせる味わいが特徴です。セットメニューでは、ハンバーグやポークジンジャーなどを組み合わせることができ、ボリューム満点の一皿として多くの客に親しまれています。

もう一つの人気メニューは、ポークジンジャーです。秘伝のタレで味付けされた豚肉は、ジューシーでご飯との相性も抜群です。このポークジンジャーは、単品はもちろん、カレーや弁当と組み合わせて提供されることもあり、幅広い層の客に支持されています。

その他にも、オムカレーやカレースパゲッティ、ドライカレーなど、多彩なメニューが揃っています。特にオムカレーは、ふわふわのオムライスにスパイシーなカレーソースがかかり、さらにハンバーグをトッピングすることも可能です。これらのメニューは、懐かしさとボリュームを兼ね備えた一品として、多くの客に愛されています。

『中華街 吉祥寺本店』は、1998年に創業した中華料理店で、東京都武蔵野市吉祥寺本町にあります。​吉祥寺駅から徒歩約2分の「みその通り」沿いに位置し、店頭の龍の装飾が目印です。

​オーナーの洪流さんは、来日当初、吉祥寺で中華料理店が少なかったことから、本場の味を提供するためにこの店を開業しました。​営業時間は午前11時から翌朝8時までと長く、無休で営業しているため、深夜帯にも食事が楽しめます。​店内は55席あり、座敷席も備えています。​この店は、地元の人々や飲食業界の関係者からも愛される存在となっています。​

『中華街吉祥寺本店』の特徴は、100種類以上の豊富なメニューと、リーズナブルな価格設定です。​特にランチメニューのらーめん・チャーハンセットは660円とお手頃で、ラーメンは挽肉入りのコクのあるスープ、チャーハンは注文後に中華鍋で調理され、ふっくらとした優しい味わいに仕上がっています。​また、五目ソバは、黒みがかったスープに太めの麺が絡み、海老やきくらげ、シャキシャキとした野菜がたっぷりと入った一品で、多くの常連客に支持されています。​

この店の一番人気の料理は、海老餃子です。​本場の点心料理人が秘伝のレシピで作るこの餃子は、プリプリとした海老の食感とジューシーな餡が特徴で、一度食べたら忘れられないと評判です。​また、海老ニラ蒸餃子やふかひれ餃子など、他の点心メニューも充実しており、点心好きにはたまらないラインナップとなっています。​

その他の名物料理としては、蟹肉チャーハン（餡掛け）、チンジャオロースー、酢豚などがあります。​蟹肉チャーハン（餡掛け）は、蟹の風味豊かな餡がたっぷりとかかっており、贅沢な味わいです。​チンジャオロースーは、シャキシャキとしたピーマンと柔らかい牛肉が絶妙に炒められた一品で、ご飯が進みます。​酢豚は、甘酸っぱいタレが絡んだ大ぶりの豚肉が特徴で、野菜のシャキシャキ感も楽しめます。​

『中華街吉祥寺本店』は、豊富なメニューとリーズナブルな価格、そして本場の味を提供することで、地元の人々や観光客から長年にわたり愛され続けている中華料理店です。

『Melrose and Morgan（メルローズ アンド モーガン） 吉祥寺店』は、ロンドン発のモダン食料品店として知られ、2021年9月に日本初上陸を果たしました。吉祥寺駅から徒歩約15分、五日市街道沿いに位置するこの店舗は、レンガ造りの外観が目を引く、ロンドンの雰囲気を感じさせる佇まいです。本店はロンドンの高級住宅街プリムローズ・ヒルにあり、地域に根差したお店作りを信条としています。

このお店の最大の特徴は、店内に設置されたオーブンで焼き上げる自家製の焼き菓子やデリカテッセンです。季節の食材を使用したキッシュやスコーン、クッキーなどが並び、訪れるたびに新しい発見があります。また、ロンドン本店と同じコーヒー豆を使用したドリンクも提供されており、イギリスの味をそのまま楽しむことができます。

特に人気のあるメニューは、ソーセージロールです。ミンチ状にされたソーセージをパイ生地で包み、店内で焼き上げた一品で、ナチュラルな食材にこだわった味わいが魅力です。また、レモンピスタチオケーキは、レモンの爽やかな酸味とピスタチオの香ばしさが絶妙にマッチしたスイーツで、ティータイムにぴったりです。

その他にも、ヴィクトリアケーキやアップルヘーゼルナッツマフィン、マロンスコーン、チーズスコーンなど、多彩なメニューが揃っています。ヴィクトリアケーキは、バタークリームとベリージャムをスポンジケーキで挟んだ伝統的なイギリスのスイーツで、甘さと酸味のバランスが絶妙です。アップルヘーゼルナッツマフィンは、すりおろしたリンゴとヘーゼルナッツ、アプリコット、コーンフレークが入っており、様々な食感が楽しめます。マロンスコーンは、栗の渋皮煮とマロンペーストが練り込まれ、カルダモンの香りがふわりと漂う上品な味わいです。チーズスコーンは、もちもちした生地にチーズが練り込まれ、底はカリカリの食感で、チーズ好きにはたまらない一品です。

店内には、吉祥寺店限定デザインのトートバッグやマグカップなどの雑貨も販売されており、ギフトやお土産にも最適です。また、ジャムやピーナッツバターなどのグローサリー商品も取り揃えており、オンラインショップでも購入可能です。

『プレスキルショコラトリー』は、2016年に東京・吉祥寺でオープンしたチョコレート専門店で、カカオ豆からチョコレートを作る「ビーントゥバー」製法を採用しています。店主でありショコラティエの小抜知博氏は、製菓学校で学んだ後、フランス人シェフ・ステファン ヴュー氏に師事し、都内のショコラトリーやザ・リッツカールトン東京で経験を積みました。その後、吉祥寺にて『プレスキルショコラトリー』を開業し、2023年にはICA世界大会で金賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。

このお店の最大の特徴は、カカオ豆の選定から焙煎、製造までを一貫して自社で行う「ビーントゥバー」製法にあります。カカオの風味を最大限に引き出すため、砂糖の添加タイミングやコンチング中の温度管理など、細部にまでこだわり抜いています。また、ボンボンショコラには、アーモンドプラリネ、レモングラスのガナッシュ、レモンのパートドフリュイなど、異なる素材を重ねた多層構造を採用し、味わいの変化と美しい断面を楽しめるよう工夫されています。

一番人気のメニューは、フォンダンショコラです。プレーン、カシス×ラベンダー、赤ワイン、抹茶×くるみ、パッションフルーツなど、5種類のフレーバーが用意されています。冷やしても温めても美味しく、特に電子レンジで少し温めると、中からとろけるチョコレートが溢れ出し、濃厚な味わいを楽しめます。

その他の名物としては、ボンボンショコラやグラニテ・ショコラがあります。ボンボンショコラは、ライチのガナッシュとタイベリーのパートドフリュイを重ねた「フルール」など、香りや味の変化を楽しめる多層構造が特徴です。また、夏季限定のグラニテ・ショコラは、カカオを使ったかき氷で、ドューショコラ、マンゴーパッション、アーモンドミルク、ライチローズの4種類のフレーバーがあり、濃厚なチョコレートの味わいと爽やかなソースの組み合わせが楽しめます。

『GALLERY ZENON（ギャラリーゼノン）』は、2024年4月17日に東京都武蔵野市吉祥寺南町にオープンした、漫画出版社コアミックスが運営するアートギャラリーです。以前、同地で営業していた「カフェゼノン＆ゼノンサカバ」がリニューアルされ、新たな形で生まれ変わりました。ギャラリー内にはショップやカフェスペースも併設されており、展示にあわせたコラボメニューも魅力の一つとなっています。

このギャラリーの特徴は、展示内容と連動したカフェメニューの提供です。例えば、北条司展の開催時には、彼の代表作『シティーハンター』や『キャッツ♥アイ』にちなんだメニューが登場しました。具体的には、獠のもっこりオムライスや香のプンプン、おしおきパンケーキ、今宵あなたのハートをいただきに参りますなど、作品の世界観を楽しめる料理が提供されました。

『金井米穀店』は1955年に創業した老舗のお米屋さんで、東京都武蔵野市吉祥寺本町にあります。

吉祥寺駅北口から徒歩5分ほどの昭和通り沿いに位置し、現在は三代目が営んでいます。店主はお米アドバイザーや小児食生活アドバイザーの資格を持ち、全国の生産者を訪ねて厳選したお米を取り扱っています。また、店内では精米したてのお米を使ったおむすびや米粉のシフォンケーキなども販売しており、地域の人々に親しまれています。

金井米穀店の特徴は、店主自らが生産者のもとを訪れ、農薬や化学肥料を使わずに栽培されたお米を厳選している点です。例えば、石川県加賀市で水鳥と共生しながら育てられた「テール米」など、こだわりのお米を取り扱っています。また、おむすびに使用するお米は、粘りが少なく口溶けの良い品種を選び、七分づきで精米することで栄養価を高めています。さらに、塩の振り方やのりの巻き方にも工夫を凝らし、素材の味を引き立てるおむすびを提供しています。

お店で一番人気のメニューは、銀鮭と塩麹雑穀むすびです。このおむすびは、ふっくらと炊き上げた胚芽精米に、塩麹で漬けた銀鮭と雑穀を混ぜ込んでおり、お米の甘みと具材の旨味が絶妙にマッチしています。また、曜日限定で販売される米粉のシフォンケーキも人気で、火曜日と木曜日に登場します。米粉100%で作られたシフォンケーキは、ふんわりとした食感と優しい甘さが特徴で、午前中に売り切れてしまうこともあるほどです。

その他にも、金井米穀店ではとろ塩卵黄やカレー味噌など、曜日限定のおむすびが登場します。これらのおむすびは、しっかりと握られており、お米の味をしっかりと感じられるのが魅力です。また、おかか煎りヌカ梅酢やねぎみそ、高菜炒め雑穀など、バラエティ豊かな具材のおむすびも取り揃えています。

『コマグラカフェ』は、東京都武蔵野市吉祥寺本町にある、2016年にオープンしたカフェです。以前は約20年間、同じ場所で「こまぐら」というダイニングバーが営業しており、その名前と一部の内装を引き継いでいます。店主の吉田さんは、以前「kibicafe」を運営していた経験を持ち、この場所で新たにカフェを開くことになりました。店内は、古いものと新しいものが混ざり合った“ごちゃまぜ”の空間で、バーカウンターや家具はダイニングバー時代のものをそのまま使用しています。

このカフェの特徴は、店主の“好き”が詰まった空間とメニューにあります。インテリアや食器は、吉田さんが気に入ったものを集めており、統一感よりも心地よさを重視しています。例えば、バラの柄のカップは、吉田さんが以前アルバイトをしていた喫茶店から譲り受けた思い出の品です。また、割れた食器は金継ぎをして大切に使われており、古いものを大切にする姿勢が感じられます。

人気のメニューの一つは、黒いチーズケーキです。見た目はガトーショコラのようで、ピンクのエディブルフラワーとのコントラストが華やかです。味は甘すぎず、優しい風味が特徴です。また、フルーツティー（アイス）は、レモンやマスカット、キウイなどのフルーツがたっぷり入っており、さっぱりとした味わいが楽しめます。さらに、コーヒーソーダフロートは、微炭酸のコーヒーソーダと甘いアイスの相性が抜群で、見た目もかわいらしい一品です。

その他の名物料理としては、季節のフルーツを使ったパフェが挙げられます。例えば、プラムとさくらんぼのパフェは、プラムやさくらんぼ、生クリーム、ミルクアイス、プラムジャム、クランブル、ヨーグルトクリーム、カモミールゼリーなどが層になっており、フルーツ以外はすべて自家製です。また、ランチメニューとしては、魯肉飯やカレーなどがあり、旬の野菜を使った彩り豊かなプレートが提供されています。

『LIGHT UP COFFEE（ライトアップコーヒー）吉祥寺店』は、2014年に東京・吉祥寺の中道通り沿いにオープンしたシングルオリジンコーヒー専門店です。「おいしいコーヒーで日常を明るく照らす」という想いから名付けられたこのお店は、創業者の川野優馬さんが大学在学中に立ち上げました。川野さんはノルウェーやロンドン、パリなどのコーヒーショップを巡り、現地での経験を活かしてこの店を開いたそうです。

2022年6月には、よりコーヒーの魅力が伝わる体験型店舗としてリニューアルされました。新しい店舗では、ワークショップがしやすい空間設計や、スイーツとのペアリングが楽しめるレイアウトが特徴です。また、店内には手描きのイラストが飾られ、温かみのある雰囲気が漂っています。

このお店の最大の特徴は、浅煎りのスペシャルティコーヒーに特化している点です。豆の産地や農園、生産者ごとの個性を大切にし、果実味あふれる風味を提供しています。特に注目すべきは、吉祥寺店限定の「テイスティングセット」です。これは、コスタリカの「ラカンデリージャ」、ウガンダの「ブランブリ」、ブルンジの「ニャギシル」といった3種類のシングルオリジンコーヒーを少量ずつ飲み比べできるセットで、酸味の違いや風味の個性を楽しむことができます。

また、カフェラテも人気のメニューの一つです。浅煎りの豆を使用したラテは、優しい味わいで、カシューナッツのような甘さやフローラルな香りが広がります。さらに、注文時には使用している豆の情報が書かれたカードが添えられ、コーヒーの背景を知ることができます。

その他にも、あんバタートーストやカヌレ、シフォンケーキなどのスイーツが提供されています。これらのスイーツは、浅煎りコーヒーとの相性を考慮してレシピ開発されており、コーヒーとのペアリングを楽しむことができます。特に、季節限定のチーズケーキや米粉の紅茶シフォンケーキは、訪れるたびに新しい味わいを提供してくれます。

「ささの葉」は1976年に創業した、吉祥寺のハモニカ横丁に佇む小さな居酒屋です。吉祥寺駅北口から徒歩約2分の場所にあり、店内はカウンター席が7〜8席ほどのこぢんまりとした空間です。創業以来、80歳を超える店主が一人で切り盛りしており、その温かみのある接客と料理の腕前で多くの常連客に愛されています。

このお店の最大の特徴は、メニューが存在しないことです。カウンターに並ぶショーケースから、店主がその日に仕入れた新鮮な魚介類を選んで注文するスタイルで、価格も明示されていません。しかし、2人でたっぷり食べて飲んでも1万円を超えないことが多く、コストパフォーマンスの良さが魅力です。

「ささの葉」の看板料理は、刺身の盛り合わせです。その日の仕入れによって内容は変わりますが、マグロ、赤貝、アワビ、はまぐりなど、新鮮な魚介が皿いっぱいに盛られています。醤油は九州の甘口と関東の辛口の2種類が用意されており、好みに応じて選べます。

その他にも、牛すじ煮込みや焼売などの料理が人気です。牛すじ煮込みは大皿で提供され、ハサミで切って食べるスタイル。味がしっかり染み込んでおり、トマトが添えられているのも特徴です。焼売は、店主がかつて中華料理店を経営していた経験を活かした一品で、肉汁たっぷりのジューシーな味わいが楽しめます。

また、山かけや小籠包、生ガキなども提供されています。山かけは、卵黄の乗ったとろろとマグロ・マダイのお刺身、海苔がセットになったボリューム満点の一品。小籠包は熱々で、肉汁がたっぷり詰まっています。生ガキはその日の仕入れによって異なり、釧路産のものが提供されることもあります。

井ノ原快彦・アド街