2025年7月25日（金）放送の【ドキュメント72時間】で紹介した、名古屋 新幹線ホームのきしめん店のお店は『住よし』です。

きしめん住よしは、1961年に名古屋駅の在来線ホームで販売を開始した愛知県を代表する駅そばのお店です。現在では名古屋駅構内の新幹線ホームと在来線ホームなどにお店があります。

新幹線上りホーム店は、JR名古屋駅東海道新幹線14・15番線ホームの4号車停車位置付近に立地し、1983年の新幹線ホーム進出以来、40年以上にわたって通勤客や出張族、旅行者に愛され続けています。

毎日各店舗で仕込むこだわりのダシと、つるつるなめらかなきしめんが名物で、つゆには節系の旨味と醤油を効かせた味わい深い出汁を使用し、ムロアジや宗太鰹などをブレンドした削り節から丁寧に抽出したダシが名古屋駅に降り立つ人々の食欲をそそります。

冷凍技術を活用したつるつるでモチモチした食感のきしめんを使用し、平たい形状により出汁がよく絡み、名古屋らしい濃いめの味わいが口いっぱいに広がります。

揚げたての天ぷらも提供しており、新幹線ホーム店で供される天ぷらは在来線店で調理された揚げたてのものが運ばれています。立ち食いスタイルながら食券制で運営され、1～2分という驚異的なスピードで提供される手際の良さも魅力です。

人気メニューはかき揚げきしめんで、エビがたっぷり入ったかき揚げが自慢の一品です。玉ネギの甘さがつゆに染み出し、揚げたてのサクサク食感とともに濃厚な出汁の旨味を楽しめます。

シンプルなきしめんも根強い人気があり、油揚げと花かつお、ネギがトッピングされたこの定番メニューは、麺の味と鰹の風味をストレートに味わえる逸品として多くの常連客に愛されています。

その他みそきしめんは隠れたファンの多い一杯で、濃い茶色の味噌スープに白菜やシイタケ、鶏肉、ネギ、卵が添えられた味噌煮込みうどんとは異なる住よし独自の味わいが楽しめます。

名古屋コーチンきしめんは名古屋めしならではの贅沢メニューで、ブランド鶏である名古屋コーチンの出汁が加わった特別な一杯です。

カレーきしめんも意外にファンが多く、ふわふわとしたきしめんにカレールウがよく馴染み、住よし自慢の節系出汁とカレーの絶妙な塩梅が魅力的です。

きつねきしめんは大きな油揚げの甘みが麺とスープによく合い、かつお節も一緒にのせることできしめんならではの独特のおいしさを味わえます。

ちなみに、在来線ホーム店限定のワンコインきしめんは海老天と玉子が入ったお得な一杯として地元の人々に親しまれています。