【ザワつく金曜日】ビーフシチュー『スコット』熱海のお店の場所

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放送の【ザワつく!金曜日】ビーフシチューVSグラタン「究極の2択」で紹介した、ビーフシチューのお店は『スコット』です。

ビーフシチュー 来宮駅「スコット」

スコット 熱海 本店は昭和21年(1946年)に創業者の蓮見健吉氏が熱海の地に開いた老舗洋食店です。終戦直後のまだ物が不足していた時代に、その日に入手できた食材で工夫を重ねながら今日に続くスコットの味の基礎を築きあげました。当時洋食店は珍しく、健吉氏の博識ぶりと料理の腕前が熱海に滞在していた志賀直哉や谷崎潤一郎といった名だたる文豪たちに愛され、彼らに育てられたお店として知られています。2代目の蓮見健一郎氏が伝統の製法を守りながら改良を重ねて現在のデミグラスソースを完成させ、現在は資生堂パーラーで修行を積んだ3代目の蓮見健介氏が吟味した材料を丁寧に調理するというポリシーを受け継いでいます。熱海銀座商店街近くの渚町に建つレトロな外観の建物の2階に店舗があります。

このお店の最大の特徴は、70年以上守り続けている特製デミグラスソースです。野菜、肉、バターなどを6日間もかけて煮込んで作られるこのソースは、継ぎ足しながら受け継がれてきた伝統の味で、創業当時からの製法を守りながらも時代に合わせて改良を重ねてきました。このデミグラスソースを使った料理の数々は、文豪たちの時代から変わらぬ味として多くの人に愛されています。

お店の一番人気はビーフシチューです。トロトロに煮込まれた牛肉に70年以上守り続けてきた濃厚なデミグラスソースが絡む逸品で、志賀直哉が好んで注文したという歴史があります。肉はほろりと崩れるほど柔らかく、デミグラスソースの深い味わいと見事に調和しています。この料理こそが、長年にわたってスコットを訪れる人々を魅了し続けている看板メニューといえるでしょう。

デミグラスソースは7日間かけて仕込み、小麦粉とラードを混ぜて火にかけ、そこへ 焼いた牛骨からとったスープを合わせたものがソースのベース。(うまみを閉じ込めつつソースに香りがつくよう しっかり焼いた国産牛バラ肉と野菜にソースを加えて焦がさないよう 100度ほどの低温で6時間じっくり煮込みます。6時間後にソースを濾して溶け残った固形分を丁寧に裏漉しします。この工程を7日間繰り返して肉と野菜の旨みを凝縮させたソースを作ります。

もうひとつの看板メニューがタンシチューです。牛タンは旨みを逃がさないように軽く焼いて肉汁を閉じ込めてから5時間ほどかけてじっくり煮込み、その後一度取り出して冷蔵庫で冷やすことで旨みを凝縮させるという手の込んだ製法で作られています。肉厚のタンは口の中でほろほろと溶けていくような柔らかさで、特製デミグラスソースとの相性も抜群です。アワビのコキュールは天然のアワビをふんだんに使った一品で、アワビのモチモチとした食感とクリーミーなソースが絶妙に調和し、リピーターも多い人気メニューとなっています。さらにカニクリームコロッケはトロリととろけるホワイトソースにカニの風味が広がる家庭では作れない本格的な味わいで、海老フライは大ぶりでプリップリの食感と自家製タルタルソースが評判です。ハンバーグもジューシーで洋食の定番として人気があります。落ち着いたレトロな雰囲気の店内で、老舗ならではの丁寧に作られた洋食の数々を堪能できます。


食べログ
  • ビーフシチュー 3850円
  • 1週間かけて作る!絶品とろとろピーフンチュー
Retty

スコット本店・新館 – Retty(レッティ)

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Scott | 熱海 レストランスコット

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住所 静岡県熱海市渚町10-13
電話 0557-81-9493

石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄

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この記事の作者・監修

Activi TV

こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!