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1日500個売れるコロッケ「ニク勝」
五島列島の南部、福江島に位置する富江地区は、かつてサンゴ漁で栄えた歴史を持ち、現在も穏やかな時間が流れる町として知られています。店舗は商店街の一角にあり、地元の方はもちろん、島外から注文が届くほどの人気を集めています。
このお店の最大の特徴は、五島牛と五島豚という地元で育まれたブランド肉を扱っていること。
五島牛は、約2200年前の弥生時代中期から飼育されていたとされ、日本で最も古い家畜牛の歴史を持ちます。潮風に吹かれてミネラル豊富な牧草を食べて育つため、赤身と脂身のバランスが絶妙で、やわらかくジューシーな肉質が評価されています。
年間の出荷頭数が限られているため「幻の牛」とも呼ばれ、希少価値の高さも魅力のひとつです。一方、五島豚や五島美豚は、SPF認定を受けた健康な豚で、徹底した衛生管理のもとストレスなく育てられています。臭みがなく、赤身はやわらかくて甘みがあり、脂身はさっぱりとした味わいです。
ニク勝の看板メニューは五島牛コロッケです。
地元の富江産じゃがいもと五島牛を使い、衣には生パン粉を使用しています。揚げるとサクサクの食感になり、中はホクホクでしっとりとした仕上がりです。
午前中に作られるため、午後に訪れると売り切れていることも多く、運が良ければ揚げたてに出会えるかもしれません。
また、五島牛100パーセントのハンバーグも高い人気。玉ねぎなどの材料と牛肉の配合にこだわり、シンプルな味付けで五島牛本来の旨味を引き立てています。
冷凍での販売もされているため、自宅に持ち帰ってゆっくりと楽しむこともできます。ふるさと納税の返礼品としても取り扱われており、島外の方にも広く知られるようになりました。
さらに、五島豚のとんかつは、脂ののった部位だけを厳選し、一枚一枚丁寧に衣をつけた商品です。家庭で揚げるだけで本格的な味わいが楽しめると好評で、定番のソースはもちろん、大根おろしとポン酢でさっぱりといただくのもおすすめです。
このほかにも、五島牛の希少部位を使った焼肉用のセットや、五島牛のたたきなども取り扱っており、地元の味を幅広く堪能できます。
- 福江島は人口3万人
東京23区のおよそ半分にあたる広さ
コバルトブルーが広がる美しい海 - 牛肉はやわらかい肉質と濃厚なうまみが特徴
- 福江島産のじゃがいもニシユタカ
- 約40分 炒めペースト状にした飴色玉ねぎ
- 特製調味料で味付けし、生パン粉をまぶし高温の油で約2分揚げる
| 住所 | 長崎県五島市富江町富江225 |
|---|---|
| 電話 | 0959-86-2475 |
石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
