【ザワつく金曜日】チキンオムライス・米を天高く炒めてバラバラに『北極星』兵庫県・甲子園のお店の場所

2025年10月17日放送の【ザワつく!金曜日】で紹介した、米を天高く炒めてバラバラに仕上げるチキンオムライスのお店は『北極星』です。

北極星 甲子園プラス店は、2022年3月3日に阪神甲子園球場の南側に誕生した商業施設「甲子園プラス」の1階にオープンしたオムライス専門店です。

北極星は1922年に創業した大阪の老舗洋食店で、2022年には創業100周年を迎えました。お店のはじまりは大正11年に大阪市浪速区の汐見橋で先代の北橋茂男さんが開いた洋食屋「パンヤの食堂」でした。そこから約3年後の1925年、胃が弱くいつもオムレツと白ごはんだけを食べていた常連のお客さんのために、「毎日同じメニューではかわいそう」という思いやりから、北橋さんがケチャップライスを薄焼き卵で包んだ料理をつくりました。
お客さんがとても喜んで料理名を尋ねたときに、「オムレツとライスをあわせてオムライスですね」と答えたのが、この名前の由来です。
そうしてオムライスという日本洋食の定番が生まれ、今日まで100年にわたって愛され続けています。

こちらの店舗ならではのメニューとして、甲子園オムライス弁当というテイクアウト限定メニューが人気です。
海苔を縞模様にしたトラ柄のオムライスが特徴で、阪神タイガースのファンにはたまらない一品です。しっかりとした見た目ながら、口に入れると卵がほどよくとろとろで、北極星では熟練の料理人だけがオムライスを巻くことを許されているという伝統が守られています。
中のライスはチキンかキノコから選べ、米粒がパラパラで専門店ならではの仕上がりです。エビフライや唐揚げも添えられており、衣がサクサクでタルタルソースをかけても楽しめます。

店内で味わえるイートインメニューも豊富に揃っています。定番のチキンオムライスは、自家製トマトソースと極薄ながら内側はトロトロの半熟卵が絶妙なバランスで、酸味控えめで甘味のあるソースとあっさりとしたライスがやさしい味わいを生み出しています。番組ではオムライスを炒める時に、天高くお米を上げる光景が特集されました。

そのほかキノコオムライスやハムオムライス、ビーフオムライスなど種類も多彩で、その日の気分に合わせて選ぶ楽しみがあります。トッピングでチーズバーグオムライスやカニクリームコロッケトッピングを追加することもでき、ボリュームたっぷりの一皿に仕上げることもできます。

石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄