2025年12月11日放送の【タクシー運転手さん一番うまい店に連れてって】、神奈川県 茅ヶ崎のタクシー会社オススメで紹介した、肉そばのお店は『中華 のんち』です。

中華 のんちは、2017年3月にJR相模線北茅ヶ崎駅前に開店した町中華のお店です。店主の小野一彦さんは、茅ヶ崎駅前の有名店横濱飯店で修行を重ねたのち独立しました。

このお店の最大の特徴は、茅ヶ崎のソウルフードと称される肉そばを継承していること。
豚肉、白菜、小松菜、そして肉厚で大きなキクラゲをたっぷり使った醤油ベースの餡かけラーメンで、とろみのある餡が麺の上にたっぷりとかけられています。
大きな器に盛られた一杯は、実際に目の前に置かれるとそのボリュームに驚かされます。何より特筆すべきは、その熱さです。

店主が「中華はアチィだろ。熱くないとおかしいじゃん」と語るように、マグマのように熱々の状態で提供されるため、火傷に注意しながら食べ進める必要があります。
毎朝5時30分から仕込みに入り、ラーメン200杯分相当のメンマ約4kgを40分以上かけて丁寧に刻むという地道な作業が、この店の味を支えています。

肉そばと並んで人気を集めているのが、山盛りサイズのチャーハンです。一般的なチャーハンの二皿分以上はあろうかというボリュームで、細かく丁寧に刻まれた自家製メンマがたっぷりと混ぜ込まれた甘じょっぱい個性的な味わいが特徴です。
町中華らしいラードを使ったチャーハンは、熱々の湯気が立ち上り、ハフハフと掻き込んで食べる楽しさがあります。この圧倒的な盛りの良さも中華のんちの持ち味で、夫婦や家族でシェアしてもしっかりと満腹になれる量です。

さらに見逃せないのが、ずっしりとした肉餡にジューシーな肉汁がたっぷり詰まった餃子です。
にんにくが香る日式の町中華らしい焼き餃子は食べ応えがあり、チャーハンのおかずとして絶妙な組み合わせを生み出しています。

また、シイタケソバも隠れた人気メニューで、椎茸がたっぷり入った熱々の餡かけは肉そばとはまた違った味わいを楽しめます。

サンマー丼は国産豚バラ肉やニンジン、モヤシ、小松菜、キクラゲ入りの野菜餡をたっぷりご飯にかけた一品で、野菜を一度油の中にくぐらせることでアツアツを実現しています。
他にも五目かた焼きそばは野菜たっぷりで、かた焼きそばを餡に絡めながらいただく満足感の高いメニューとなっています。

吉村崇・平成ノブシコブシ・高杉真宙・竹財輝之助・松村沙友理