2025年5月22日放送の【ソロ活女子のススメ5】で紹介した、ソロ無人島のロケ地『横須賀・猿島』の情報を紹介します。

『猿島』は、神奈川県横須賀市の沖合約1.7kmに浮かぶ東京湾唯一の自然無人島で、周囲約1.6km、標高約40mの小さな島です。

その歴史は古く、1253年に日蓮上人が嵐に遭遇し、白猿に導かれて洞窟に避難したという伝説が島名の由来とされています。

幕末の1847年には江戸幕府によって国内初の台場が築かれ、明治時代には陸軍省・海軍省の所管となり、東京湾要塞の一部として猿島砲台が築造されました。これらの要塞跡は現在も島内に残り、国の史跡に指定されています。

猿島の最大の特徴は、明治時代に築かれたレンガ造りの要塞遺構が自然と融合し、まるで映画『天空の城ラピュタ』のような幻想的な風景を醸し出しています。

特に「切通し」と呼ばれるレンガのトンネルや弾薬庫跡は、フランス積み（フランドル積み）という希少な工法で造られており、苔むした壁面と相まって独特の雰囲気を漂わせています。また、島内には神奈川県の絶滅危惧種である「サカキカズラ」が自生しており、自然の豊かさも魅力の一つです。

猿島では、歴史的な要塞跡の探検だけでなく、夏季には海水浴やバーベキュー、釣りなどのレジャーも楽しめます。

特に、島内の「OceansKitchen」では、海を眺めながら軽食やドリンクを楽しむことができ、訪れる人々にとって憩いの場となっています。また、猿島公園専門ガイド協会によるガイドツアーでは、歴史や自然について詳しく学ぶことができます。

その他にも、島の最高地点にある展望台からは、東京湾や横須賀の街並みを一望することができ、晴れた日には遠く房総半島まで見渡せます。また、島内には日蓮上人が避難したとされる「日蓮洞窟」も残っており、歴史的なスポットとして訪れる価値があります。

猿島へのアクセスは、京浜急行「横須賀中央駅」から徒歩約15分の三笠桟橋よりフェリーで約10分と非常に便利です。日帰りで訪れることができるため、都心からの小旅行にも最適なスポットです。リンクを掲載しておきますので、是非ご覧ください。

江口のりこ・小林きな子・渋谷謙人・佐々木春香・大塚明夫