2025年5月15日放送の【ソロ活女子のススメ5】で紹介した、ネオ銭湯『黄金湯・大黒湯』の情報を紹介します。

『押上温泉 大黒湯』は、東京都墨田区横川にある昭和中期創業の老舗銭湯で、東京スカイツリーから徒歩10分、押上駅から徒歩6分の場所にあります。2014年4月に全面リニューアルを行い、和モダンな外観と充実した設備で、地域住民や観光客に親しまれています。リニューアルの際には、全国の入浴施設を100軒以上巡り、最適な設備を導入したとのことです。

この銭湯の最大の特徴は、13種類もの多彩な浴槽と、スカイツリーを望む開放的なウッドデッキです。浴室には、スーパージェット、ボディマッサージ、座風呂、バイブラ気泡風呂、薬湯、温泉歩行湯、大露天風呂（奇数日男性・偶数日女性）、寝風呂、水風呂、高濃度人工炭酸泉、遠赤外線サウナ、スチーム塩サウナなどがあり、日替わり湯も楽しめます。また、ウッドデッキでは、ベンチに座りながらスカイツリーを眺めることができ、ハンモックも設置されています。

人気の浴槽の一つは、高濃度人工炭酸泉です。これは、炭酸ガスを高濃度で溶け込ませた湯で、血行促進や疲労回復に効果があるとされています。大黒湯では、浴槽を大きめに設計し、炭酸濃度も高めに設定しており、多くの利用者から好評を得ています。

その他にも、日替わり薬湯や温泉歩行湯、スチーム塩サウナなど、魅力的な設備が揃っています。日替わり薬湯では、セロリ、唐辛子、グレープフルーツ、レモンバーム、宮崎マンゴーなど、他では見られない豊富なバリエーションが楽しめます。温泉歩行湯は、水深90cm、水温35℃で、歩行しながら入浴することで、運動効果とリラクゼーションを同時に得られます。スチーム塩サウナは、漢方の薬草を使った蒸し風呂で、塩を使って発汗を促すことができます。

『黄金湯』は、1932年（昭和7年）に創業した東京都墨田区錦糸町の老舗銭湯で、長年にわたり地域の人々に親しまれてきました。2020年8月22日、クラウドファンディングの支援を受けて全面リニューアルを果たし、現代的なデザインと快適な設備を備えた新しい銭湯として生まれ変わりました。

建築デザインは「ブルーボトルコーヒー」などを手がけた建築家・長坂常氏が担当し、館内サインやロゴはアーティストの高橋理子氏が手がけています。また、壁画は漫画家・ほしよりこ氏が描いており、館内の随所にアートの要素が取り入れられています。

黄金湯の最大の特徴は、従来の銭湯の枠を超えた多彩なサービスと空間づくりにあります。館内にはDJブースを備えた「番台バー」があり、クラフトビールなどのドリンクを楽しみながら音楽イベントが開催されることもあります。また、外気浴スペースや宿泊施設も完備されており、銭湯を中心とした新しいコミュニティの場として注目を集めています。

黄金湯の名物は、サウナ愛好者から高い評価を受けている本格的なサウナです。男性用サウナは国産ヒバ材と麦飯石を使用し、オートロウリュ機能を備えた高温サウナで、湿度と熱のバランスが絶妙です。女性用サウナは国産ヒノキ材を使用したセルフロウリュ式で、落ち着いた雰囲気の中でリラックスできます。さらに、地下水を使用した水風呂や外気浴スペースも完備されており、サウナと水風呂、外気浴を組み合わせた「ととのう」体験が可能です。

サウナ以外にも、黄金湯では多彩なお風呂が楽しめます。炭酸泉、薬湯、あつ湯など、異なる温度と効能を持つ浴槽が用意されており、利用者の好みに合わせて選ぶことができます。特に炭酸泉は、血行促進や疲労回復に効果があるとされ、リラックスしたい方におすすめです。また、浴室内には「きょうの猫村さん」で知られる漫画家・ほしよりこ氏が描いた壁画があり、湯船に浸かりながらアートを楽しむことができます。

さらに、2階にある「コガネキッチン」では、湯上がりにぴったりの食事やドリンクを提供しています。ラム肉を使用した「ラムラムキーマ」や「ラムラムバーガー」などのオリジナルメニューや、自家製の「ロウリュコーヒー」など、ここでしか味わえないメニューが揃っています。また、宿泊施設も併設されており、ドミトリータイプの個室でゆったりと過ごすことができます。

黄金湯は、伝統的な銭湯文化を大切にしながらも、現代のライフスタイルに合わせた新しいサービスを提供することで、多くの人々に愛される銭湯となっています。

江口のりこ・小林きな子・渋谷謙人・佐々木春香・大塚明夫