【ソロ活女子のススメ】ソロキャンパス『食と農の博物館（東京農業大学）』の情報を紹介〔江口のりこ〕

東京農業大学「食と農」の博物館は、2004年に東京農業大学と進化生物学研究所の協力のもと開館しました。その起源は、1904年に田中芳男が設置した標本室に遡ります。​建物は建築家・隈研吾氏によって設計され、芦野石製の縦ルーバーが特徴的です。​この博物館は、食と農に関する知識や情報を広く提供することを目的としています。 ​

この博物館の最大の特徴は、体験型の展示と多様な企画展です。​例えば、「村の古民家」コーナーでは、昔の農家を再現したジオラマや大正時代の足踏み脱穀機など、他では見られない大型の古農具を見ることができます。​また、卒業生の蔵元が造る代表銘酒の酒瓶280本が展示されているコーナーもあり、訪れる人々にとって魅力的な展示となっています。 ​

さらに、博物館内には「egg」というカフェが併設されており、特製飼料で育った鶏の卵を使用した料理を提供しています。​この卵は栄養価が高く、あっさりとした味わいが特徴で、黄身は鮮やかなライトイエローをしています。​カフェはベビーカーのお客さんが利用しやすいように、通路が広く設計されており、小さなお子さんがいても気軽に利用できるのが嬉しいポイントです。 ​

また、博物館では、南極観測隊の食事を再現した「南極飯！」という企画展も開催されています。​この展示では、調理隊員がふるまう食事を食品サンプルで約50食展示しており、昭和基地の「農」や南極で行われている水耕栽培を再現しています。​これにより、極限環境での食生活や農業の工夫を学ぶことができます。 ​

東京農業大学「食と農」の博物館は、食と農に関する知識を深めるだけでなく、実際に体験し、味わうことができる貴重な施設です。