【バナナマンのせっかくグルメ】福岡の明太子・柚子いか明太子『原口商店』福岡土産のお店の場所〔日村勇紀〕

2025年7月27日放送の【バナナマンのせっかくグルメ】バナナマン日村さん行きつけの福岡土産、福岡の明太子・柚子いか明太子のお店は『原口商店』です。

原口海産物専門店は、福岡市中央区春吉にある博多の台所として親しまれる柳橋連合市場の中で、海産物の販売を続けている老舗専門店です。同市場は1918年から続く100年以上の歴史を持つ市場で、全長100メートルのアーケード内に約50店舗が軒を連ねています。原口商店は、この歴史ある市場の中で、国産素材にこだわった明太子作りを長年続けており、数々のテレビ番組や雑誌で紹介される人気店として知られています。グルメ漫画「クッキングパパ」の連載1300回記念プレゼントにも選ばれるなど、その品質の高さは広く認められています。

原口商店が他の明太子店と一線を画すのは、希少な国産スケソウダラの卵を使用していることです。市場に出回る明太子の9割が外国産であるのに対し、同店では北海道産の新鮮なスケソウダラの卵のみを厳選使用しています。この国産の卵は一度も冷凍されることなく新鮮なまま塩漬けされるため、臭みがなく明太子本来のプチプチした食感を楽しむことができます。さらに特筆すべきは、羅臼産の天然昆布を使った独特の製法です。一枚物の高級羅臼昆布で出汁を取り、その昆布出汁でたらこの塩抜きを行う二段仕込み製法により、昆布の旨みと明太子の味わいが見事に調和した深いコクのある味を実現しています。

店の一番人気は柚子イカ明太子で、これは通常の明太子とは全く異なる逸品です。昆布出汁で丁寧に漬け込んだ明太子に、手切りした昆布と新鮮で柔らかいイカを合わせ、柚子こしょうの風味を効かせて塩辛風に仕上げています。一般的な和え物明太子とは製法が大きく異なり、昆布の旨みとイカの甘み、柚子こしょうの爽やかな辛みが絶妙にバランスした味わいで、ご飯はもちろんお酒のお供としても最高の一品です。2025年1月にテレビ番組「所さんお届けモノです」でカンニング竹山さんが絶賛したことでも話題となりました。

その他の名物商品として、羅臼昆布出汁塩抜き二段仕込辛子明太子は、昆布の旨みが深く浸透した上品でまろやかな味わいが特徴で、大手メーカーの輸入たらこ製品とは一線を画す本格的な仕上がりです。また店自慢の激辛明太子は、まろやかな明太子に3種類の唐辛子をブレンドしてまぶした逸品で、見た目ほど辛くなく、昆布出汁の上品な味と唐辛子の豊かな香りが楽しめる独特の商品となっています。さらに家庭用切れ子は、同じ品質でありながらお手頃な価格で楽しめる人気商品で、日常使いにも最適です。柳橋連合市場は渡辺通駅から徒歩約3分とアクセスも良好で、プロの料理人から一般の方まで多くの人が訪れる活気ある市場です。

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