【モヤさま2】葛飾柴又のロケ地一覧・巡ったお店の場所まとめ〔モヤモヤさまぁ〜ず2〕

2025年9月27日放送の【モヤモヤさまぁ〜ず２】で紹介した、葛飾柴又のロケ地一覧・巡ったお店まとめ。

柴又帝釈天題経寺は、寛永6年（1629年）に創建された日蓮宗のお寺です。

もともとは草庵のような形だったと伝えられていますが、千葉県にある中山法華経寺の禅那院日忠上人のお弟子である題経院日栄上人が、柴又の地で見事な松の木と霊泉を見つけ、師を開山に迎えて庵を開いたのが始まりとされています。地元では親しみを込めて柴又帝釈天と呼ばれることが多いですが、正式名称は経栄山題経寺です。このお寺が江戸時代に名所として有名になるきっかけは、安永8年（1779年）に本堂を改築した際、梁の上から日蓮聖人が自ら彫ったとされる帝釈天の板本尊が発見されたことにあります。その日が庚申（かのえさる）の日だったことから、庚申の日が縁日となり、江戸でも信仰を集めるようになったのですよ。

柴又にある「吉野家」は、三代続く手作り草だんご専門店として、柴又帝釈天参道で草だんご一筋で営業を続ける老舗和菓子店です。

およそ100年前から創業当時の製法を大切に守り続け、現在の店主で三代目となります。店頭では職人が大きなよもぎの塊から一つ一つ手で千切りながら丸める実演販売の光景を見ることができ、この手作りの風景こそが多くの参拝客の心を惹きつけています。

お店の最大の特徴は、添加物を一切使用しない無添加の草だんごです。長野県産の乾燥よもぎをたっぷりと使用しており、その量は柴又の他店と比べても群を抜いています。着色料を使わずよもぎだけで深い緑色を生み出し、その色は「黒に近いほど濃い緑色」と評されるほどです。店頭に置かれた乾燥よもぎは深緑というより漆黒に近い色をしており、これだけの濃いよもぎを惜しみなく使うことで、鮮やかな緑色と濃厚な風味を実現しています。

自家製あんこを乗せたものです。甘さを控えめに仕上げた自家製のあんこは上品な味わいで、よもぎの香りと苦みとの絶妙なバランスを生み出しています。噛むたびに口の中にふわっと広がるよもぎの香りは、まるで良いお茶を飲んだときのような心地よいエグ味があり、これこそがこちらのお店の草だんごが他店と一線を画する理由です。

『柴叉たま屋』は、柴又駅の目の前という、旅の始まりや終わりに立ち寄りやすい場所にあります。寅さんの顔をモチーフにした、とってもユニークな見た目のお店です。

お店の何よりの特徴は、看板店員さんの明るく元気な接客かもしれません。まるで柴又のもう一人の名物のように、訪れる人を笑顔にしてくれるパワーがあるそうで、その元気さをもらいにリピートするお客さんもいらっしゃるようです。また、お店では葛飾区の伝統工芸品であるシュロたわしや銅板仏画、以前モヤさまで紹介した開運グッズの「金のうんこ」、ご当地キティちゃんグッズなど、柴又ならではのお土産が豊富に揃っているのが魅力です。

想彩工房の御朱印帳製造直売所は「表紙」を作り続けている工房です。東京の下町で「貼り表紙」の技術を受け継ぎながら、和紙やちりめんといった日本の伝統的な素材をメインに使って、オリジナルの商品を製造しています。

クレイジー餃子は2017年3月に金町にオープンした満州族のオーナーが営む中華料理店です。東京都葛飾区東金町に位置するこのお店は、JR常磐線・金町駅から徒歩約4分、京成金町線・金町駅から徒歩約6分という便利な立地にあります。満州の瀋陽出身のオーナーが本場の味を再現しており、店内には満州の民族衣装が飾られ、本格的な中国をイメージした雰囲気が広がっています。テレビ番組の散歩番組や有吉くんの正直さんぽ、ニノさんなどにも取り上げられ、メディアでも注目を集めているお店です。

このお店にしかない特徴として、豚肉ベースの餡にエビ1尾丸ごととアスパラを入れた羽根付き餃子にナチュラルチーズをのせて炙った独創的なクレイジー餃子があります。隠し味に甘酒を使用しており、これが奥深いコクを与え、エビの豊かな食感とアスパラのシャキッとした歯ごたえが絶妙に組み合わさっています。タレをつけずに、チーズの塩味だけで食べるのがお店のおすすめで、まるで小龍包のように肉汁がじゅわっと溢れ出る本場中国の餃子として仕上がっています。

お店で一番人気の料理は女性に特に愛される鶏肉の水餃子です。レンコンと水菜が入っているため、ヘルシーでありながら腹持ちも抜群です。余分な油を使わず、素材の持ち味を活かしたやさしめの味付けが特徴で、上品で繊細な料理に仕上がっています。このことで、町中華をイメージして来店した人は、その上品で繊細な料理に驚くことでしょう。

その他の名物料理として、満州の伝統的なスタイルで作られる満州酢豚は必食の一品です。薄切り豚肉を衣多めでパリッパリに揚げ、黒酢・ニンニク・生姜の香る餡を絡めた野菜なしの肉だけ酢豚で、日本でよく見るケチャップ味の酢豚とは明らかに違い、大陸を感じる力強い味わいが楽しめます。また、個性的なトルコ餃子もメニューに並んでいます。これは中東地域からシルクロードを経由して中国に広がった餃子文化の影響を受けたもので、ふにゃっとやわらかくジューシーな食感が特徴です。さらにシャキシャキ餃子や牛肉をベースとした珍しい餃子もあり、それぞれに創意工夫が凝らされ、根強いリピーターを持っています。どの餃子も油っこくなく、醤油の味も薄めにしたヘルシーで美味しい料理として提供されています。

Cafe HOALOHAは、葛飾区高砂に2022年8月にオープンしたハワイアンカフェです。

店主の早川徹二さんが高校生の頃から抱いていた夢を、58歳で定年退職を早めて実現した心温まるお店で、京成高砂駅から徒歩約7分の生まれ育った実家を改装して営まれています。

ハワイ語で「親愛なる仲間たち」という意味を持つHOALOHAという店名には、サーフィンが好きで友人の多いハワイに通い続けた店主の、仲間が集うカフェを作りたいという想いが込められています。

このカフェでしか味わえない特別なコーヒーは、ハワイで人気のライオンコーヒーのバニラマカダミアを使用し、1～2日前からの水出しという手間暇をかけたハンドドリップで淹れられています。
一口飲むとまろやかな苦味とバニラの風味が口の中に広がり、普通のアイスコーヒーとは一味違う特別な味わいを楽しめます。

人気のメニューはふわふわパンケーキで、ふんわりした厚みを出すためにじっくり時間をかけて焼き上げられています。

また、ハンバーグの中にチーズが入ったロコモコプレートも同じく人気で、どちらも800円という手頃な価格設定が嬉しいポイントです。これらの看板メニューは、食事とデザート、ドリンクなど全37種類の豊富なメニューの中でも特に愛されています。

バスクチーズケーキは見た目にも美しく、粉砂糖がしっかりと降りかかった濃厚な仕上がりが自慢です。フォークを入れるとズッシリとした重みがあり、焼かれたチーズと卵が黄色く光って食欲をそそります。
濃厚なチーズの風味が口いっぱいに広がり、甘さとコクが絶妙なバランスで、焦げた部分のほろ苦さが全体の味わいに深みを与えてくれます。

さまぁ～ず・大竹一樹・三村マサカズ